毒多ぁ亀山の小児科日誌

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• ☆母は乳腺炎で児は呼吸停止☆

  「MSSA(3+)でしたよ」「私が乳腺炎でした」「バイ菌母乳殺人未遂事件でしたね」「家族みんな熱と咳が」「ブドウ球菌一家ですね」「抗生剤たくさん処方してください！」　生後2ヵ月からAD+食物ｱﾚﾙｷﾞｰで除去食+インタール中の10ヵ月の女の子。　生後6ヵ月：IgE:50､卵白4(19.5)､小麦2(0.73)､猫1(0.37)､ｶﾋﾞ･HD･犬･ﾐﾙｸ･米･大豆･鶏肉≦0.34　生後9ヵ月：IgE:81､卵白4(39.6)､猫2(3.19)､犬2(0.71)､ﾐﾙｸ1(0.64)､小麦1(0.58)､大豆1(0.52)､ﾀﾞﾆ･胡麻･ﾄﾏﾄ･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ｲﾜｼ･ﾊﾞﾅﾅ≦0.34　9日前夜に39℃ありN赤病院救外受診。7日前亀クリ受診。RSV(-)FLU(-)､鼻炎･中耳炎･扁桃炎にて、鼻汁培養＋抗生剤(ﾒｲｱｸﾄ)処方。5日前F病院で仮性ｸﾙｰﾌﾟの診断で吸入。5日前夜呼吸停止3回ありN赤病院救外受診。4日前亀クリ受診~N赤病院小児科紹介~1泊入院して経過観察。　鼻汁培養で黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌(+3)が検出されたので、母を外来に呼び出しましたが「児の発熱前2日間乳腺炎だった」とのことです。バイ菌母乳で児の呼吸を止めてしまったのでした。恐い恐い。　やっぱり卵アレルギーはブドウ球菌だね。卵が先かﾌﾞﾄﾞｳ球菌が先かは不明です。一家全員発熱していたとのことでしたのでメイアクトを84錠も処方してしまいました。恐い恐い。

  2012年11月26日

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• ☆潰瘍性大腸炎vs食物アレルギー☆

  「血液検査してもいいですか？」「何の検査ですか？」「食物アレルギーです」「食べ物が関係あるんですか」「もちろんです」　4年半前からアレルギー性鼻炎＋壊疽性咽頭炎で通院している77才の女性。10年前から内服している潰瘍性大腸炎の薬(ペンタサ)を亀クリで処方して欲しいと言ってきたので、チャンスとばかりに「アレルギー検査してもいいですか？」OKでしたので、検査したら･･･　IgE:266､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌3(4.89)､食物ﾏﾙﾁ2(2.19)､ﾏﾗｾﾁｱ･ｲﾈ科･雑草･穀物･ﾊﾝﾉｷ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ・蛾･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ≦0.34　食物アレルゲンを再検査したら･･･　RAST：ﾐﾙｸ2(1.23)､卵白2(1.05)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ1(0.56)､ﾄﾏﾄ1(0.46)､ｱｻﾘ･ｶｷ･小麦･大豆･ｴﾋﾞ･ｻｹ･ｻﾊﾞ･ｱﾆｻｷｽ≦0.34　これまで、他医で「潰瘍性大腸炎」でペンタサを内服していた患者さん数名に検査をさせてもらいましたが、全員なんらかの食物アレルゲンが陽性で、除去食あるいはインタール内服が有効でした。恐い恐い。

  2012年11月24日

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• ☆ブ菌2213.0(+6)亀クリ最高値☆

  「かなりきれいになりましたね」「血液検査してください」「上昇してました(>

  2012年11月23日

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• ☆じんましんvs膠原病☆

  「顔と首の蕁麻疹が治らないんです」「なまかわって言われたことありません？」「頑張りが利かないんです」「膠原病の素因がありますね」　2年前から顔と首に蕁麻疹が出没している26才の女性。ずっとタリオンを内服しているがまったく良くならないと受診しました。　診た感じが蕁麻疹というより紅斑でしたので、検査したら、抗核抗体×80倍でした。　IgE：46、ｲﾈ科･食物･穀物･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(-)　抗核抗体は自己抗体(自分の細胞核を攻撃する抗体)ですので、自己免疫疾患(=膠原病)の素因を持っているといえます。　抵抗力(=抗体)は外から入ってきた異物(=外敵)をやっつけるものです。　北から飛来した敵機をミサイル1発で落としたら免疫抵抗力です。　アレルギーは敵が1機しか来ていないのに、ミサイルを多数乱射して自国に被害が出るような状態です。　自己免疫疾患は、外から敵が来ていないのに、自分を敵と勘違いして攻撃してしまいます。　膠原病の人は、余力がありません。普通の生活には問題ありませんが、無理が利きません。　普通の人は10の力のうちの2だけで生活しているとすれば、残り8は余力ですので、無理が利きます。徹夜も、マラソンも、暴飲暴食も、なんとか耐えられます。　膠原病の人は10のうち6の力で生活しているとすれば、残りは4です。他の人が徹夜できるところが早く寝てしまいます。他の人が40km走れるところが1kmでダウンします。他の人が風邪で済むところがこじれて長引きます。　冷え、疲れ、イライラ。とくに紫外線には弱いです。　この女性も、アウトドアや畑仕事ですぐにダウンしてしまうので、なまかわ(飛騨弁で怠け者)と言われていたようです。　便秘と生理痛がありましたので、駆瘀血剤を処方したら、調子が良いようです。やっぱり女性は子宮だね。恐い恐い。

  2012年11月22日

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• ☆もう一度検査したらRSV(-)→(+)☆

  「また苦しくなってきました」「RSV(+)です」「4日前はRSV(-)だったのに？」「紹介状書きます」「入院ですか？」「とりあえず行ってください」　4/17生後3ヵ月の時にﾍﾟﾘｱｸﾁﾝで痰が詰まり窒息状態で受診した11ヵ月の男の子。　その後気管支喘息＋気管喉頭軟弱症で吸入+ﾀｯﾋﾟﾝｸﾞ吸引(×1回/週)に通院し、かなり状態は良くなっておりました。　生後9ヵ月：IgE:28､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ2(1.80)､卵白2(1.47)､卵黄1(0.61)､ﾀﾞﾆ･HD･猫･犬･ﾐﾙｸ･小麦･大豆･ﾊﾞﾅﾅ≦0.34　11/15久しぶりに呼吸困難があらわれ吸入吸引でもラ音が残りましたので、鼻汁検査でRSV(-)、PSSP(1+)、H.influenzae(1+)。抗生剤を内服してもやや改善する程度でしたので、4日後11/19に再検査したらRSV(+)でした。　すぐに、日赤に紹介しました(入院を勧められたのに断ったそうです)。しかし、2回も検査したRSV抗原検査。保険通るかしら。恐い恐い。

  2012年11月21日

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• ☆リンデロン塗ったの水痘ですよ☆

  「昨夜からブツブツが出てリンデロン効かないんです」「これ水痘ですよ」「水痘ワクチンは昨年打ってます」「相当体質悪そうですね」「え～？そんなこと初めて言われた」　昨夕から全身に水痘疹の出ている5才の女の子。リンデロン軟膏を塗ってもどんどん拡がってくるので受診しました。　水痘なのでリンデロンは無効と説明したら「以前住んでいたH市では湿疹にはなんでもリンデロン」「水痘ワクチンは昨年H市で接種している」とのことでした。　鼓膜発赤と鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の腫大(２度)を認めたので「水痘ワクチンは外れても軽くて済む傾向がある」「打ってもこれだけ出るのだから本当に罹ったら重症」「水痘などの皮診の重症の児はアレルギー体質の児に多い」「鼻炎はアトピー体質」「扁桃腺は胸腺リンパ体質」などと、体質の悪さを説明してたら、びっくりしてました。　毒多ぁが自分の腹を掴みながら「鼻粘膜が腫れるのはメタボ(炎症)」「扁桃腺が腫れるのもメタボ(炎症)」と言ったら相当嫌な顔をしておりました。恐い恐い。　炎症を起こすのは炎症性物質(ω6系のアラキドン酸とリノール酸)の食べ過ぎだからね。恐い恐い。

  2012年11月20日

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• ☆検査結果のつもりがRSV(+)☆

  「MSSA(+2)でした」「ゼーゼーしてるんです」「RSｳｨﾙｽの検査しても良いですか？」「呼吸困難になるんですか？」「RSV(+)なので紹介状を書きます」　生後3ヵ月から顔が真っ赤でキンダベートを塗っている5ヵ月の男の子。2才2ヵ月の姉がアトピー・喘息だったにもかかわらず、妊娠中何の努力もしていなかったようです。　頬がジクジクトビヒで鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、鼻汁培養検査をしたら黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌(+2)でした。　検査結果を聞きに来ましたので、MSSA(+2)なので食事指導をしようか血液検査をしようか待ち構えておりましたが、喘鳴を認めましたので、検査したらRSV(+)でした。　すぐに日赤に紹介状を書いたら、入院になってしまいました。アトピーもついでに全部日赤におまかせです。ﾌﾞﾄﾞｳ球菌感染起こす児は絶対に｢卵アレルギー」だよね。恐い恐い。

  2012年11月19日

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• ☆ゴミ箱ひっくり返したら血便？☆

  「便培養でバイ菌たくさん出てました」「原因は何なんですか！」「黄色ブドウ球菌と病原性大腸菌(O-125)です」「ですから何の食べ物が！」「赤ん坊は何でも舐めますからね～」「ま前の日にゴミ箱ひっくり返してました･･･」　11/7から軟便があり、11/7朝から下痢6回一部血便の9ヵ月の女の子。　便検査をしたら、ノロ(-)、ロタ(-)、アデノ(-)、便培養では、MSSA(1+)、Citrobacter freundii(1+)、E.coli(O-125)(1+)、Klebsiela pneumoniae(2+)、Enterococcus sp(1+)を検出しましたので、「黄色ブドウ球菌と病原性大腸菌(O-125)を検出しましたので処方したホスミシンを内服してください」と電話したら「原因は何の食べ物ですか！？」「赤ん坊は床でもスリッパでも舐めますからね～」しばらく考えて「下痢する前の日にゴミ箱ひっくり返してなめてたかも･･･」処方したホスミシンを飲みきってもらいましたが、その後も下痢と血便↑↓繰り返してます。恐い恐い。

  2012年11月17日

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• ☆犬には癒されるけれど･･･☆

  「犬飼ってますか？」「ﾐﾆﾁｭｱﾀﾞｯｸｽ1名居ます」「昨年の検査で犬(+4)でしたよ」「子供よりも犬の方が癒されます！！」「･･･」　昨年の9月に全身真っ赤な蕁麻疹で受診した時に、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でジスロマックを処方したあと、検査結果を聞きに来なかった5才0ヵ月の男の子。　4日前から熱38.3℃と強い咳嗽があり、1年2ヵ月ぶりに受診しました。　ミミハナノドが赤くて、ゼーゼーしておりましたので、吸入のうえジスロマックを処方しましたが、昨年の検査結果を説明したら･･･　3才10ヵ月：IgE:199､ﾀﾞﾆ4(41.1)､HD4(32.8)､犬4(18.6)､杉･卵白･ﾐﾙｸ･小麦･ﾄｳﾓﾛｺｼ･大豆･卵黄≦0.34、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　犬除去(環境整備)の説明をしようとしたら「子供よりも犬の方が可愛い」と拒否されてしまいました。昨年の検査結果なんて、興味無いようです。恐い恐い。

  2012年11月16日

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• ☆検査と安定剤はもういいです☆

  「3ヵ月間食べられなくて」「7kg減ったんですか」「検査と薬はもういいです」「漢方薬出しますね」「良くなりました」　掌蹠角化症で時々ユベラ軟膏と桃核承気湯をもらいに来る44才の女性(3年前：IgE:227､杉30.4､ﾀﾞﾆ15.2)。　夏頃から肩こりがひどく、1ヵ月前からめまい・動悸・食欲不振・嚥下困難があり、近医と総合病院で全身の精密検査を受けましたが異常は認められず、処方された薬(胃腸薬･鎮吐剤･安定剤･･･)はすべて無効で、体重が7kg減ったの亀クリを受診しました。　臍上悸と舌浮腫を認めましたので、咽頭神経症・食道神経症・気うつに「半夏厚朴湯」、食欲不振・体重減少に「補中益気湯」を処方しました。　半夏厚朴湯は気分がふさいで、食べ物がノドを通らない人に有効です。時に「うつ」が良くなって「ハイ」になる人がありますので注意が必要です。　補中益気湯は葛根湯と対になる漢方です。葛根湯は(赤いカゼ)急性熱性疾患の初期。熱が出せる人の漢方です。補中益気湯は(青いカゼ)冷えて弱って熱が出せない人(大人の虚弱児)の漢方です。元気が欲しい時に元気が出ます。朝は冷えて弱ってだるいので補中益気湯を内服したが夕方から熱が出て頭が痛いので葛根湯と言うように、1日の中でも証によって使い分けます。　漢方薬を開始したら･･･　2週間ほどで半夏厚朴湯で気うつ↓補中益気湯で食欲↑。症状は改善に向かいました。めでたしめでたし。

  2012年11月15日

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• ☆パッチテスト24時間は無理でした☆

  「パッチテスト途中で剥がしてしまいました」「ニッケルが熱傷状態ですね」　中1からニキビのある20才の女性。以前「猫とノミのアレルギーがある」と医師に言われたことがあるので血液検査をして欲しいと17才の時に受診しましたが、すべての軟膏と内服が合わなかったとのことで「アトピーの血液検査よりもパッチテストのほうが出るかもね」と言いつつ検査したら･･･　17才：IgE:52､ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･猫･卵白･ﾐﾙｸ･小麦･大豆･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　やはりすべて陰性でした。その後、時々、桃核承気湯＋ビオフェルミン内服とダラシンTゲルを貰いに来て、良くなっておりましたが･･･　3ヵ月前から突然鼻の両横に大豆大の皮膚潰瘍が出来て受診しました。鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の発赤を認めましたので「マイコプラズマが怪しいね」と言いつつジスロマックを処方すると良くなりましたが、また悪化して、毎月ジスロマックを貰いに来ておりましたが、とうとう鼻の両側~頬部が熱傷状態になりましたので「何とかして欲しい」と受診しました。　血液検査をしたら、やはりｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　20才：IgE:96､蛾1(0.49)､ﾏﾗｾﾁｱ･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ≦0.34　症状はミノペン点滴+ジスロマック内服で良くなりましたが、今回は、パッチテストをさせてくださいました。　24時間貼付のはずが、ニッケル部のあまりの痛さに12時間で剥がしてしまいました。　ニッケル(++)、パラジウム(+)、金･クロム･白金･スズ･ホルマリン(?+)、銀･水銀･アルミニウム･銅･亜鉛･コバルト･フェノール･コールタール(-)　早めの歯科受診をお勧めいたしました。　ニキビには金属アレルギーや化学物質過敏症が隠れているので注意が必要です。恐い恐い。

  2012年11月14日

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• ☆2才過ぎたら食物→環境です☆

  「卵の検査お願いします」「ダニHDもさせてね」　生後生後4ヵ月から顔が血だらけでロコイドを塗っていた2才4ヵ月の女の子。　生後6ヵ月から除去食+インタールを開始して、すっかり綺麗になっておりました。　生後6ヵ月：IgE:10､卵白2(1.10)､ﾀﾞﾆ･HD･ﾐﾙｸ･小麦･米･ﾋﾟｰﾅﾂ･大豆･ﾄﾏﾄ･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ﾀｹﾉｺ･ｶｶｵ≦0.34　生後9ヵ月：IgE:11､卵白2(1.78)､ﾀﾞﾆ･ﾐﾙｸ･小麦･米･胡麻･大豆･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ｻﾊﾞ･鶏肉･ﾊﾞﾅﾅ･ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ≦0.34　1才0ヵ月：IgE:15､卵白2(1.60)､卵黄･ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ≦0.34　おそらく大丈夫だねと言ったら、しばらく来ませんでしたが･･･　1年4ヵ月ぶりに「すっかり綺麗になったけど、卵を食べられるか検査して欲しい」と受診しました。鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　2才4ヵ月：IgE:40､ﾀﾞﾆ3(12.9)､HD3(11.9)､杉2(2.05)､卵白2(0.91)､ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･小麦･卵黄･ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ≦0.34　食物アレルギーはもう大丈夫ですが、すでに、ダニHD杉花粉が上昇しておりました。2才過ぎたら環境整備だね。と言うより、アトピー性皮膚炎の父親の血液検査が先だね。恐い恐い。

  2012年11月13日

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• ☆6ヵ月過ぎてから上昇します☆

  「ヤマイモでプツプツ出たんです」「ハナとノド赤いですね」「血液検査してください」「マイコプラズマ(+)です」　生後1ヵ月の時に呼吸停止を繰り返し、総合病院に紹介したことのある1才0ヵ月の男の子。　その後受診されませんでしたが･･･　母が山芋を食べて授乳したら頬~口周囲が赤くなったので検査して欲しいと受診しました。以前生後6ヵ月の時は他医でRAST検査はすべて陰性だったそうです。　ハナとノドが赤かったので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE：704､卵白3(9.26)､大豆2(2.30)､小麦2(0.75)､ﾄﾏﾄ1(0.64)､ﾐﾙｸ1(0.50)､ﾀﾞﾆ･ｻﾊﾞ･ｲﾜｼ･ﾊﾞﾅﾅ･ﾔﾏｲﾓ≦0.34　いつのまにか、RAST検査陽性でした。　食物アレルゲン値は、6ヵ月から2才までは上昇しやすい時期ですので、注意が必要です。RASTゼロは「アトピーが無い」のではなくて「まだ間に合う」です。ゼロのうちにほどほど努力してプラスにしないことが大切です。上昇してから下げるのは困難です。恐い恐い。

  2012年11月12日

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• ☆猫277.0(+6)亀クリ猫最高値☆

  「検査してもらえますか？」「なぜ小児科に？」「なんとなく散歩してたら目に入って」「カビバイ菌だらけですね」「殺菌消毒から始めましょう」　小児期からのADが26才からひどくなり、全身にたっぷりステロイドを塗っている41才の男性。散歩していたらなんとなく看板が目に入り、なんとなく検査をしてみたくなって受診したそうです。　どう診ても全身カビバイ菌だらけで、鼓膜および咽頭発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:5440､猫6(277.0)､HD5(64.1)､ﾀﾞﾆ5(56.1)､ﾏﾗｾﾁｱ3(7.70)､ｶﾋﾞ2(0.90)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌1(0.64)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ1(0.56)､ｲﾈ科･雑草･杉≦0.34､TARC：1147　41才で初めてのアレルギー検査は、やっぱりカビバイ菌だらけでしたが、猫277.0(+6)は亀クリ猫最高値でした。灰色の猫1名同居しているだけで、これだけ高値だなんて、猫アレルギーの素因はかなり強そうです。猫除去？困難です。恐い恐い。

  2012年11月10日

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• ☆パパがチーズ生ハム巻き好きでした☆

  「チーズも検査してください」「好きなんですか？」「ちょっと^^」　生後1ヵ月半から顔にアトピーがあり、2ヵ月半から除去食+インタール中の9ヵ月の男の子。　兄がアトピーで、妊娠中も気をつけていたはずですが･･･　生後5ヵ月：IgE:69､卵白4(18.1)､ﾐﾙｸ3(4.04)､HD･ﾀﾗ･小麦･胡麻･大豆･豚肉･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ﾊﾞﾅﾅ≦LT 0.34　今回はチーズも検査ご希望でした･･･　生後9ヵ月：IgE:76､卵白3(13.8)､ﾁｰｽﾞ3(6.06)､ﾐﾙｸ3(4.52)､ﾀﾞﾆ2(2.05)､小麦･米･ﾋﾟｰﾅｯﾂ･大豆･ｴﾋﾞ･ﾄﾏﾄ･ｵﾚﾝｼﾞ･鶏肉≦0.34　ふつうは、ミルク＞チーズの順で反応が強いのですが、チーズ＞ミルクでしたので「チーズ好きなの？」「旦那様がツマミにチーズ生ハム巻きが好きなものですから」「ラブラブですね」「違います美味しい生ハム屋さんが近くにあるんです」飛騨の夫婦は呑みます。夫婦一緒に合わせて一升が普通です。　それよりも、2才過ぎてから上昇するはずのﾀﾞﾆHDが、9ヵ月ですでにﾀﾞﾆ(+2)は強力です。7才の兄がIgE:592､HD6(178.0)､ﾀﾞﾆ6(162.0)ですので兄の数値を追い越さないことを願うばかりです。恐い恐い。

  2012年11月09日

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• ☆玉ねぎで痒くなりました☆

  「玉ねぎと人参の検査してください」「ユリ科とセリ科のアレルギーは少ないですよ」「痒くなるんです」「玉ねぎ(+4)人参(+3)です」　2ヵ月前に亀クリ米アレルギー最高値を更新した27才の男性。低アレルギー米に替えて皮膚症状は良くなりつつありますが、玉ねぎで痒くなるそうです。　IgE:24873､ｼﾗｶﾝﾊﾞ5(68.3)､ﾀﾏﾈｷﾞ4(27.7)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ4(23.2)､ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ3(13.6)､ﾆﾝｼﾞﾝ3(12.3)､ﾘﾝｺﾞ3(7.29)、TARC：2882、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　玉ねぎはユリ科ですが、亀クリでユリ科アレルギーは数名おります。玉葱・葱・浅葱・ラッキョウ・韮(ﾆﾗ)・大蒜(ﾆﾝﾆｸ)・アスパラガスのユリ科の中で最も痒くなるのは大蒜で、血液検査できるのは玉葱と大蒜です。　ｲﾈ科6(736.0)､米6(696.0)でも驚かされましたが､ﾀﾏﾈｷﾞ4(27.7)までとは！､亀クリ最高値を次々と更新しております。恐い恐い。

  2012年11月08日

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• ☆切迫入院病院食アトピー☆

  「妊娠中卵控えてましたか？」「切迫で入院してました」「それはひどい目にあいましたね」「毎日パンと牛乳と卵でした」「病院食は胎児には毒物ですからね」　6才の姉が卵と牛乳除去中(IgE:559.4､杉79.62､卵白47.14､ﾐﾙｸ30.27､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ29.69､卵黄21.0)の弟：生後6ヵ月の男の子。　生直後から全身ガサガサブツブツでプロペトを塗っておりましたが、良くならないので生後3ヵ月に受診しました。　妊娠中の食生活を尋ねたら「妊娠7ヵ月から切迫で入院していた」そうです。妊娠中に卵と牛乳とパンをやめればアトピーにならないことが分かっていながら毎日出る病院食はパンと牛乳と卵だらけ、知識はあるのに除去できない、地獄の食生活だったようです。　生後3ヵ月から除去食＋インタールを開始して、皮膚はかなりきれいになりましたが･･･　生後6ヵ月：IgE:137､小麦3(15.8)､卵白3(10.8)､ﾐﾙｸ2(1.23)､HD･米･胡麻･大豆≦0.34　数値はすでに上がっておりました。残念。　外国人が来日して驚くものがいろいろありますが、病院食の貧しさと刑務所食の豊かさもそのようです。　まるで容疑者・被疑者の人権は護られても、被害者の人権は蔑ろにされるのと一緒です。恐い恐い。

  2012年11月07日

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• ☆来ないでください11回目☆

  「また来たの？」「検査してください」「もう来ないでね」　生後から全身ADの33才のT都在住の女性。9年前近医でせっかくカビ陽性だったのにカビ対策はしておらず。　24y2M11d：IgE:4300､ﾀﾞﾆ･HD≧100､ｱｽﾍﾟﾙｷﾞﾙｽ5.30､ｶﾝｼﾞﾀﾞ4.88､ｱﾙﾃﾙﾅﾘｱ3.07､ﾍﾟﾆｼﾘｳﾑ2.74､ｸﾗﾄﾞｽﾎﾟﾘｳﾑ2.24､ｽｷﾞ14.2､ｵｱﾜｶﾞｴﾘ1.39､ｲﾇ1.27､ﾌﾞﾀｸｻ1.13､ﾊﾙｶﾞﾔ0.98､ﾈｺ0.85､ﾖﾓｷﾞ0.65､大豆0.45､卵白0.39　毒亀ブログを見て、来るなと言ったのに全身カビバイ菌だらけで、昨年2月に受診してしまいました。　32y6M8d：IgE:6960､ﾀﾞﾆ6(469.0)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ5(99.1)､ﾏﾗｾﾁｱ5(69.7)､杉4(19.3)､ﾋﾞｰﾙ酵母3(14.2)､ｱｽﾍﾟﾙｷﾞﾙｽ3(11.5)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(1.63)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌2(1.19)､ﾘﾝｺﾞ2(1.06)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ2(0.94)､米2(0.71)､ｸﾞﾚ-ﾌﾟﾌﾙ-ﾂ1(0.52)、TARC：2451､抗核抗体

  2012年11月06日

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• ☆マイコプラズマvs RSV☆

  「マイコプラズマの検査出来ますか？」「出来ますので来て下さい」「マイコプラズマって言われたんです」「その前に鼻汁検査と吸入をさせてください」「マイコプラズマじゃないんですか？」「RSV(+)なので紹介状書きます」　昨日から咳嗽のある3才の女の子。午前中に近医で風邪薬を処方されて「マイコプラズマかも知れない」と言われたのに検査も抗生剤もなかったのでなぜか亀クリに電話してきました。　もちろんすぐに検査に来ていただきました。39.9℃､SpO2:92%、しかし、喘鳴･ラ音･呼吸苦を認めましたので、メプチン吸入しましたが改善せず、鼻汁検査でRSV(+)でしたのでRSウィルス気管支炎として日赤に紹介させていただきました。鼻汁培養では肺炎球菌とインフルエンザ桿菌を検出しました。　日赤からのお返事はRSV肺炎でした。恐い恐い。

  2012年11月05日

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• ☆マイコプラズマvs銀冠☆

  「どうされました？」「今日は咳が出て」「あれ？綺麗になってますね？」「歯科で銀冠外したらすっかり綺麗になりました」　以前印刷所に勤務経験のある36才の女性。1年半前に「2年間続く肘と手掌の発赤ガサガサが急にコメカミ~頬に拡がった」ので受診しましたが、鼻炎扁桃炎中耳炎に伴う皮膚炎の悪化と思われ、ジスロマック内服で皮膚症状はすぐに良くなり、しばらく受診しませんでした。　1年半前：IgE:81､杉3(16.5)､ｲﾈ科2(1.57)､雑草･ﾀﾞﾆ･HD≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　8ヵ月前に再び手掌が熱傷状態になり受診しました。再びミミハナノドが赤かったので血液検査＋ジスロマック内服としましたが、以前印刷所(印刷インク＝金属)勤務既往がありましたのでパッチテストもさせていただきました。　8ヵ月前：IgE:112､杉3(14.4)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(2.16)､ﾋﾉｷ2(2.06)､ﾌﾞﾀｸｻ1(0.69)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ1(0.60)､ω-5ｸﾞﾘｱｼﾞﾝ･ﾏﾗｾﾁｱ･ｶﾋﾞ･小麦･ﾄﾏﾄ･ﾒﾛﾝ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　パッチテスト：水銀･ｱﾙﾐﾆｳﾑ･ｽｽﾞ･ｺﾊﾞﾙﾄ･ﾊﾟﾗｼﾞｳﾑ･ﾎﾙﾏﾘﾝ･(+)､金･ｸﾛﾑ･亜鉛･ｺｰﾙﾀｰﾙ･(?+)､銀･ﾆｹﾙﾌｪﾉｰﾙ･白金･銅･(-)　しばらく来ないなと思ったら、8ヵ月ぶりにカゼで受診しました。ミミハナノドは赤いものの皮膚はすっかりきれいです。パッチテストの後すぐに歯科に行って銀冠を除去したら、すっかり皮膚が綺麗になったようです。　8ヵ月ぶり：IgE:90､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　マイコプラズマはその人の弱点を攻めてきます。以前はマイコプラズマ感染の度に皮膚炎で症状が出ましたが、金属を除去したら、マイコプラズマ感染しても普通のカゼで済みました。マイコプラズマのスーパー抗原も恐いけど。歯の金属も。恐い恐い。

  2012年11月03日

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• ☆数値あがっちゃいました☆

  「検査と点滴してもいいですか？」「･･･」「マイコとカビの検査したいんですが」　生後からAD+食物アレルギーがあり除去食インタールでかなり改善していた16才の軟式庭球部(飛騨にはテニスはない)の男の子。　3年半前：IgE:904､ﾀﾞﾆ6(165.0)､HD6(125.0)､杉5(58.7)､ｶﾋﾞ4(17.5)､ﾋﾉｷ3(14.2)､卵白3(4.57)､小麦3(3.65)､雑草2(2.68)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ2(2.30)､胡麻2(1.97)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ2(1.94)､ﾁｰｽﾞ2(1.52)､米2(1.52)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ2(1.47)､ｲﾈ科2(1.39)､卵黄2(1.23)､ﾐﾙｸ2(1.14)､ﾄﾏﾄ2(0.90)､犬1(0.67)､ｿﾊﾞ1(0.61)､ﾗﾃｯｸｽ1(0.53)､ﾄｳﾓﾛｺｼ1(0.51)､ﾊﾞﾅﾅ1(0.49)､ｴﾋﾞ≦0.34、TARC：443　1ヵ月前から全身熱傷状態になりましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　3年半ぶり：IgE:7157､ｱﾙﾃﾙﾅﾘｱ4(27.7)､ﾏﾗｾﾁｱ3(3.59)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ2(1.68)､ｱｽﾍﾟﾙｷﾞﾙｽ2(1.40)､ﾍﾟﾆｼﾘｳﾑ2(1.01)､ｶﾝｼﾞﾀﾞ2(0.94)､ｸﾗﾄﾞｽﾎﾟﾘｳﾑ2(0.85)､ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ2(0.75)､ﾋﾞｰﾙ酵母1(0.55)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34、TARC：3291　症状はミノペン+デカドロン点滴＋ジスロマック内服で良くなりましたが、血液検査の数値は急激に上昇しておりました。　アルテルナリアは土の中に居るカビです(ｽｽｶﾋﾞ･ｽﾅｶﾋﾞ)。クレーコートで土埃カビまみれのところに、マイコプラズマ感染を起こして、一気に熱傷状態になったようです。　感染症が引き金(アレルゲン)となって一気に数値が上昇するのは、よくあることです。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。

  2012年11月02日

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• ☆ステロイド8ヵ月塗ってます☆

  「2月からプロパデルム塗ってます」「これは皮膚炎じゃありませんよ」「何なんですか？」「検査してもいいですか？」「点滴もするんですか？」「マイコプラズマ(+)です」　2月から顔・上半身・上肢に発赤ブツブツ(一部虫刺様･一部座瘡様)が出ている87才の女性。プロパデルムを塗ってもアゼプチンを飲んでも良くならないので受診しましたが、鼻粘膜の腫脹充血と鼓膜発赤および穿孔を認めましたので、感染に伴う紅斑を疑い、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　症状は、ミノペン+デカドロン点滴＋ジスロマック内服で良くなってしまいました。　IgE：202、ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ3(4.90)､ﾏﾗｾﾁｱ･ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･ﾋﾉｷ･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34、抗核抗体：1280倍　膠原病の体質＋マイコプラズマ感染症による紅斑に効かないステロイド軟膏を塗ってカビだらけになった。と説明したら、ショックを受けてました「難病を持っているなんて(>

  2012年11月01日

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• ☆飛騨牛にぎりはレアでした☆

  「血液検査してください」「前回牛肉(+2)ですがご職業は？」「飛騨牛にぎり出してます」「昼休みに行ってみますね」「飛騨牛にぎりも食べていってください」「牛肉がレアですね」　生後3ヵ月からAD+食物アレルギーで除去食+インタール中の3才2ヵ月の女の子。　生後4ヵ月：IgE:46､卵白2(2.90)､ﾐﾙｸ1(0.67)､卵黄1(0.49)､ﾀﾞﾆ･小麦･犬･大豆･ｴﾋﾞ･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･鶏肉･ﾒﾛﾝ･ﾓﾓ≦0.34　1才1ヵ月：IgE:333､卵白3(15.0)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(9.30)､ﾐﾙｸ2(2.24)､卵黄2(2.00)､ﾄﾏﾄ2(0.82)､ﾊﾞﾅﾅ1(0.66)､HD･小麦･胡麻･ｿﾊﾞ･ﾋﾟｰﾅｯﾂ･大豆≦0.34　1才5ヵ月：IgE:417､卵白3(17.1)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(10.8)､ﾐﾙｸ2(2.55)､卵黄2(1.88)､ﾊﾞﾅﾅ2(1.65)､ﾄﾏﾄ1(0.69)､ﾁｰｽﾞ1(0.35)､大豆･豚肉･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ｲﾁｺﾞ･ﾘﾝｺﾞ≦0.34　2才3ヵ月：IgE:241､卵白3(14.3)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(9.10)､ﾐﾙｸ2(2.77)､牛肉2(2.40)､卵黄2(1.63)､HD2(0.99)､ﾀﾞﾆ2(0.96)､ﾊﾞﾅﾅ2(0.73)､ﾄﾏﾄ･ﾁｰｽﾞ･鶏肉≦0.34　3才2ヵ月：IgE:510､ﾀﾞﾆ3(9.68)､HD3(9.54)､卵白3(7.30)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(4.63)､小麦2(2.48)､杉2(1.63)､牛肉2(1.47)､卵黄2(1.27)､ﾐﾙｸ2(0.97)､ﾁｰｽﾞ･ｲﾈ科･ｿﾊﾞ≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　普通はミルク＞チーズ＞牛肉の順で反応が強く出ますが、牛肉＞ミルク＞チーズの順で出ておりましたので、牛肉を食べる習慣があるか聞いたら、飛騨牛にぎりを出すお店だそうです。さっそく採血終了後お昼ご飯に行って飛騨牛カレーを食べたら、飛騨牛にぎりもごちそうになりました。ネタの牛肉はレアでした。　高山市内の飲食店はどこでも飛騨牛にぎりを出しますが、たいていは軽く焙った飛騨牛にぎりです。全くレアの飛騨牛にぎりは初めて食べました。アレルゲン強そうです。恐い恐い。

  2012年10月31日

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• ☆ねらってました☆

  「点滴してください！」「マイコプラズマ(+)です」「血液も採ってたんですか？」「アレルギーの検査も出していいですか？」「してください」　7才頃からときどき鼻炎で来る11才の男の子。毎回アレルギーの検査は希望されませんでした。　今年3月頃から顔(眼周囲･口周囲)･左手首部･膝裏に発赤ガサガサブツブツ不定形･一部座瘡様･一部虫刺様の皮膚炎を繰り返しておりましたので「おそらくAD＋マイコプラズマ皮膚炎」としてジスロマック内服でその都度良くなっておりましたが、毎回血液検査は希望されませんでした。　前回は38.4℃で中耳炎でも検査を希望されませんでしたが、今回はなぜか「点滴して欲しい」と言うので、点滴時に採血し「ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)です」「血液採ったんですか？」「同じラインから採りました」「同時に採れるんですね」「アレルギーの検査も出していいですか？」「してください」やっと3年半ぶりに念願がかないました。　IgE:245､杉6(124.0)､ﾀﾞﾆ4(20.3)､HD4(20.0)､ﾋﾉｷ4(21.7)､ﾊﾑｽﾀｰ2(0.91)､ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･ﾁﾗｶﾝﾊﾞ･猫･犬･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　全体のIgE値はそれほど高値ではありませんでしたが、杉(+6)だけは強く反応が出ました。S村は杉が多いからね。恐い恐い。

  2012年10月30日

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  ☆油断してました！☆

  「血液検査してください」「どうして？」「なんとなく3年ぶりだし」「上昇してますね」「！？姉も検査します」「上昇してますね」「油断してました！」　ときどき鼻炎と喘息で来る3才の女の子。3年ぶりに血液検査希望で受診しました。　妹：3年前：IgE:523､ﾀﾞﾆ6(195.0)､HD6(170.0)､小麦3(10.8)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(10.8)､卵白3(8.99)､大豆3(4.01)､ｲﾈ科1(0.40)､雑草･ｶﾋﾞ･猫･犬･蛾･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　妹：3年ぶり：IgE:1440､ﾀﾞﾆ6(377.0)､HD6(348.0)､杉4(26.2)､大豆2(1.00)､小麦1(0.50)､卵白1(0.47)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ･ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ｴﾋﾞ･ﾄﾏﾄ≦0.34　上昇していたので、びっくりして8才の喘息の姉も連れてきました。　姉：3年前：IgE:482､ﾀﾞﾆ5(70.6)､HD5(65.7)､杉3(14.2)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ2(2.19)､卵白2(1.15)､ﾊﾞﾅﾅ1(0.63)､小麦1(0.46)､卵黄･ﾐﾙｸ･大豆･ｻﾊﾞ･ｶｶｵ･ﾎｳﾚﾝｿｳ≦0.34　姉：3年ぶり：IgE:1204､HD6(312.0)､ﾀﾞﾆ6(280.0)､杉4(31.1)､犬3(17.0)､ｴﾋﾞ1(0.66)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ･卵白･ﾊﾞﾅﾅ･小麦･ﾌﾞﾀｸｻ･ｽｽﾞﾒﾊﾞﾁ･ｶﾆ≦0.34　姉も数値が上昇していたので母は大ショック「油断してました！」症状が年々良くなっているので数値も下がっていると思っていたようです。上がります。恐い恐い　えっ？ダニHD対策はどうしてるのかって？みんなそれぞれです。ダニHD陽性とわかって、家族で手分けして掃除に励む人。布団やら絨毯やら掃除機を買い替えた人。家を建て替えた人。空気清浄機を何台も買った人。勘違いして加湿器を買って喘息を悪化させた人。ハウスキーパーを雇って掃除させた人。いろいろです。恐い恐い。　　みんなのお友達ダニ君

  2012年10月29日

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• ☆自家感作性皮膚炎？vsマイコプラズマ☆

  「自家感作性皮膚炎って言われてます」「ミミハナノド赤いですね」「ステロイド1ヵ月も使ってます」「マイコプラズマ(+)です」　9月中旬から体部＜四肢に発赤ガサガサブツブツがあり、近医で自家感作性皮膚炎の診断を受けた7才の女の子。　ステロイド内服(デカドロンｴﾘｷｼﾙ)とステロイド軟膏(クロマイＰ･メサデルム)を処方されましたが、1ヵ月経っても全く良くならないと受診しましました。　1ヵ月前：IgE:437､ﾀﾞﾆ1.46､HD1.28､ｲﾈ科･雑草･杉･ﾋﾉｷ･胡麻･ｿﾊﾞ･ﾋﾟｰﾅｯﾂ≦0.34　鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　1ヵ月ぶり：IgE:235､ﾏﾗｾﾁｱ･ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ﾔﾌﾞｶ･卵白･ﾄﾏﾄ･蛾･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34、TARC：741　症状は、ジスロマック内服ですっかり良くなってしまいました。　びっくりした母は、すぐに、皮膚炎は軽いが、鼻炎・リンパ節炎の長引く、4才の弟もつれてきました。　ミミハナノドが赤かったので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:14､ﾀﾞﾆ1(0.50)､HD1(0.50)､ｶｶｵ1(0.43)､杉･ﾔﾌﾞｶ･卵白･小麦･ｿﾊﾞ･大豆･ﾋﾉｷ≦0.34　やはり、ジスロマック内服で、症状はすぐに良くなってしまいました。　これまで「自家感作性皮膚炎」の病名で受診した児は、全員マイコプラズマ(+)でした。恐い恐い。

  2012年10月27日

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• ☆鼓膜が破れちゃいました☆

  「今日は結果だけでいいですか？」「息子は鼓膜破れて寝てます」「殴られたんですか？」「殴り方が下手なんです！」「きちんと殴る練習が必要ですね」　乳児期から鼻炎で時々来る13才の男の子。2週間前にマイコプラズマ感染症で点滴した時の検査結果を母が聞きに来ましたが、本人が居なかったので「どうしたの？」尋ねたら「教師に殴られて鼓膜が破れた」そうです。　IgE:4723､杉6(343.0)､HD6(188.0)､ﾀﾞﾆ6(180.0)､ｲﾈ科4(37.1)､ﾋﾉｷ4(36.5)､ｶﾓｶﾞﾔ4(35.6)､ﾊﾙｶﾞﾔ4(33.2)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ3(5.14)､ﾌﾞﾀｸｻ3(3.54)､ｱｷﾉｷﾘﾝｿｳ2(2.03)､ﾖﾓｷﾞ2(1.87)､犬1(0.49)､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　子供を殴るのは教師の大事な責務です(飛騨では)。いつもK君を上手に殴るY先生も、今回ばかりは、過労で手元が狂ったようです。　教師に十分な休養を与え、余裕を持って子供を上手く殴れるような環境を作ることが大切です(飛騨では)。恐い恐い。

  2012年10月26日

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  ☆RSV肺炎を見逃しました？☆

  「すすみません点滴中止してもいいですか？」「？？？」「RSV(+)なので紹介状書きます」　10/8から咳嗽･喘鳴があり10/15,10/23に抗生剤内服と吸入を行った1才6ヵ月の男の子。昨日から食欲がないと受診しました。39.5℃､SpO2:85%。　吸入しても状態に変化がないので、点滴の準備をして、手背に24G針を刺して失敗した途端に我に帰りました。　常々「95%切ったら呼吸困難」「90%切ったら日赤送り」と言ってるのに。85%ですので、日赤送りと言ったらRSウィルスしかありません、検査したらRSV(+)でしたのですぐに紹介状を書きました。鼻汁培養では肺炎球菌(2+)、インフルエンザ桿菌(1+)。　即入院で、お返事は「RSV肺炎」でした。　点滴失敗してすぐに覚醒して良かった。恐い恐い。　今年RSウィルス感染症が急増しているのは、保険が利くようになって　小児科医が検査しまくっているからです(>

  2012年10月25日

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  ☆ポリオとビールは生が好き☆

  「ポリオ大丈夫でしょうか？」「たった1例だからね」「生のほうが安全なんですか？」「麻痺は残っても死なないからね」「生の方がいいんですか？」「簡単で腸管免疫も付くしね」　不活化ポリオで死亡例の発表があったので、外来患者さんが不安がっておりますが「100万人に1人の副反応は7万人の高山には関係ありません」とうそぶいて打っております。イモバックスポリオの効能書きは･･･1.製造の概要　本剤は、3種類の血清型のポリオウィルス(1型:Mahony株､2型:MEF-1株及び3型:Saukett株)を型別にVero細胞(サル腎細胞由来)で培養増殖させ、得られたウィルス浮遊液を濃縮、精製した後に不活化し、各型の不活化単価ワクチン原液を199ハンクス培地と混合し、希釈した3価の不活化ポリオワクチンである。希釈剤としてM-199ハンクス、保存剤としてフェノキシエタノールとホルムアルデヒドを含む。本剤は製造工程で、ウシの血液成分(血清)及び羊の毛由来成分(コレステロール)を含む培地およびブタ膵臓由来成分(トリプシン)を使用している。2.組成：１シリンジ(0.5ml)中の成分・分量　不活化ポリオウィルス１型　　　40DU　不活化ポリオウィルス２型　　　 8DU　不活化ポリオウィルス３型　　　32DU　フェノキシエタノール　　　　 2.5μL　無水エタノール　　　　　　　　2.5μL　ホルマリン　　　　　　　　　　12.5μg　M-199ハンクス　　　　　　　　0.40mL以下　ポリソルベート80　　　　　　　21μg以下　pH調整剤　　　　　　　　　　 適量　ポリオ生ワクチンの副反応は50万人に1人、不活化ポリオの副反応は100万人に1人。7万都市の高山には、大差ありません。そのうえ、生ワクチンはウィルスをばらまき麻痺が残ることはあっても死ぬことはありません。たった2回で腸管免疫がしっかり付きます。　医師の居ない低開発国にぴったりの生ワクチンは、無医村の飛騨にはぴったりなのでした。　毎日、先進国に追いつくべく、無医村の小児科医は、青息吐息で、イモバックス打ちまくってます。恐い恐い。　　　　日脳に次いで話題の不活化ポリオ

  2012年10月24日

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  ☆白色ワセリンvs日光vsマイコプラズマ☆

  「テントの中だけど日に焼けちゃいました」「ハナノド赤いですね」「白色ワセリン塗ったらヒリヒリ」「マイコプラズマ(+)です」　5日前に咽頭痛と口唇ヘルペスで受診した25才の女性。3日前に日に焼けて頬が赤くなって、ネットで調べてワセリンが良いと思って塗ったらよけいにひどくなって、受診しました。　鼻粘膜と咽頭扁桃の軽度腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:82､ﾀﾞﾆ3(17.3)､HD3(17.3)､杉3(7.66)､ｲﾈ科2(1.98)､雑草･犬≦0.34､抗核抗体:160倍　膠原病体質にマイコプラズマ感染をおこし、弱っていたところに日光＋石油ワセリンのダブルパンチだったようです。　白色ワセリンは「黄色ワセリン(原油の汚い油)を漂白剤で白くしたよ」という意味です。白いだけで、不純物(過酸化脂質)は残っておりますので、日光に当たると「石油やけ」をします。　どうしてもワセリンを使いたければ、精製したワセリン(保険薬ならばプロペト、市販品ならばサンホワイト)を使うのが安全です。　白色毒ワセリン。恐い恐い。　白色ワセリンで石油ヤケ

  2012年10月23日

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• ☆クインケ浮腫vsマイコプラズマ☆

  「8日前からタラコ唇なんです」「鼻粘膜真っ赤ですね」「2年7ヵ月前と同じでしょうか？」「マイコプラズマ(+)です」　生後からアトピー＋食物アレルギーがあって、卵とエビのみ除去している9才8ヵ月の女の子。毎春診断書のみ取りに来ておりましたが･･･　6才0ヵ月：IgE:71､卵白3(8.69)､杉3(8.50)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ3(6.10)､卵黄2(2.38)､ﾀﾞﾆ2(1.87)､HD2(1.58)､ﾋﾉｷ2(1.58)､ｲﾈ科2(0.76)､雑草･ｶﾋﾞ≦0.34　7才0ヵ月：IgE:152､杉4(27.3)､HD3(10.8)､ﾀﾞﾆ3(9.74)､卵白3(5.76)､ﾋﾉｷ3(5.73)､卵黄2(2.36)､ｲﾈ科2(1.96)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ1(0.56)､大豆1(0.37)､雑草1(0.35)､ｶﾋﾞ･ｴﾋﾞ≦0.340　7才1ヵ月：口唇腫脹(++)・ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　8日前から咽頭痛・鼻汁・鼻閉・口唇浮腫を認め、久しぶりに受診しました。　鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の軽度発赤を認めましたので、検査したら、今回も、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　9才8ヵ月：IgE:461､杉5(82.4)､ﾀﾞﾆ5(62.7)､HD5(61.3)､ﾋﾉｷ4(21.0)､卵白3(5.15)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ3(4.34)､ｲﾈ科2(2.89)､ﾌﾞﾀｸｻ2(2.67)､卵黄2(2.03)､ﾏﾗｾﾁｱ1(0.54)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　症状はジスロマック+アレグラ内服ですぐに良くなってしまいました。　タラコ唇(クインケ浮腫)で受診する患者さんは、ほぼ全員ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)です(たまに溶連菌)。恐い恐い。

  2012年10月22日

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• ☆他の項目も検査させてください☆

  「なかなか良くならないんです」「他の項目も検査していいですか？」「今度はお願いします」　生後からAD+食物アレルギーで卵・牛乳だけ除去+ステロイド塗布をしていた6才の女の子。　3才11ヵ月(大学病院):271､牛乳28.1､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ27.4､ｶｾﾞｲﾝ24.4､卵白22.9､β-ﾗｸﾄｸﾞﾛﾌﾞﾘﾝ14.8､α-ﾗｸﾄｱﾙﾌﾞﾐﾝ11.4､卵黄5.35､杉3.14､小麦1.95､ﾓﾓ1.49､ﾋﾉｷ1.22､ﾋﾟｰﾅｯﾂ1.12､大豆0.66､HD0.45､ｺﾅﾋｮｳﾋﾀﾞﾆ≦0.34　1年半前に亀クリに「他の項目も検査して欲しい」と受診しました。　5才0ヵ月(亀ｸﾘ):IgE:221､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ4(32.9)､卵白4(22.7)､ﾐﾙｸ4(20.0)､ﾁｰｽﾞ4(18.9)､杉2(2.84)､卵黄3(4.15)､桃2(2.32)､小麦2(1.95)､大豆2(0.95)､HD1(0.44)､ｶﾋﾞ･ﾀﾞﾆ≦0.34　今夏から臀部の発赤ブツブツがひどくなり1年ぶりに受診しましたが、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、マイコの検査をしようとしましたが、逃げられました。　いつもの病院では「血液検査」＋「卵・牛乳のみ除去」　6才4ヵ月(総合病院):IgE:559.4､杉79.62､卵白47.14､ﾐﾙｸ30.27､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ29.69､ｶﾓｶﾞﾔ22.56､卵黄21.0､ﾌﾞﾀｸｻ9.41､HD5.30､ﾀﾞﾆ5.18､猫4.87､犬4.64　改善しないので再診しましたが、今度は強制採血｢他の項目も検査します！｣･･･　6才7ヵ月(亀ｸﾘ):IgE:1314､ｼﾗｶﾝﾊﾞ4(23.8)､胡麻4(20.2)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ3(13.7)､小麦3(13.5)､大豆3(10.8)､ｿﾊﾞ3（10.2）ﾋﾟｰﾅｯﾂ3(8.49)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌2(2.49)､ﾏﾗｾﾁｱ2(2.32)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ2(1.33)､ﾋﾞｰﾙ酵母2(1.01)､ｲｶ1(0.63)､ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ≦0.34、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　遅ればせながら、殺菌消毒＋選択食＋インタール開始としました。　卵・牛乳だけ除去して、そのほかは好き放題食べて、ステロイドを塗りまくるというのは、毒多ぁの好みではありませんので、悪いものは減らして、ステロイドも徐々に減らすという作戦です。恐い恐い。

  2012年10月20日

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• ☆耳鳴vsマイコプラズマ☆

  「知人にマイコプラズマって言われました」「マイコプラズマ(+)です」　9月中旬から咽頭痛､1週間前から頭痛･耳痛･耳鳴･肩痛･眼精疲労･ふわふわ感があり近医で安定剤(ﾒｲﾗｯｸｽ)を内服している50才の女性。ﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ感染症既往の友人から「私と同じ症状だからマイコよ亀クリに行きなさい」と言われて受診しました。　鼓膜発赤と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:148､ﾀﾞﾆ3(13.9)､HD3(13.5)､杉3(4.57)､ﾋﾉｷ2(3.09)､蛾1(0.35)､ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ≦0.34　ジスロマックだけでは改善せず、ミノペン+デカドロン点滴+プラセンタ注で良くなったようです。　耳鳴や突発性難聴はウィルスのほかにマイコプラズマのこともあります。恐い恐い。

  2012年10月19日

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• 

  ☆これは違うメーカーです☆

  「日本脳炎ワクチン大丈夫でしょうか？」「あれは別のメーカーですよ」「良かった！打って下さい！」　昨日、日本脳炎のワクチンで10才の男の子が死亡した報道を聞いて、今日の予約の患者さんが不安がっております。　毒多ぁは詐欺師なので「あれは別のメーカーですよ」とうそぶいて、堂々と打ってしまいました。　日本脳炎ワクチンの効能書きは2社とも同じです。1.製法の概要　本剤は、日本脳炎ウィルス（北京株）をVero細胞（アフリカミドリザル腎細胞由来の株化細胞）で増殖させ、得られたウィルスをホルマリンで不活化後、しょ糖密度勾配遠心及びクロマトグラフィーで精製し、安定剤を加え充填した後、凍結乾燥したものである　なお、本剤は製造工程で、ウシの血液由来成分（血清）、ブタの膵臓由来成分（トリプシン）及びヒツジの毛由来成分(コレステロール)を使用している。2.組成（本剤を注射用水0.7mlで溶解した時、溶剤0.5ml中）　有効成分：不活化日本脳炎ウィルス(北京株)　添加物：塩化ナトリウム:2.73mg、リン酸水素ナトリウム水和物:1.56mg、リン酸二水素ナトリウム:0.10mg、ポリソルベート80:0.025mg、グリシン:1.0mg、乳糖水和物:25mg　中毒はｇ単位の量で、アレルギーはmg単位の微量で、化学物質過敏症(CS)はng,pg単位の極々微量でも反応してしまいます。　猿･ﾎﾙﾏﾘﾝ･牛･豚･羊･･･昔のネズミの脳味噌よりはましかもしれませんが、CSの児は、ちょっとひるみます。恐い恐い。　　運の良かったメーカー

  2012年10月18日

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• ☆稲刈りで皮膚掻痒vsマイコプラズマ☆

  「もう終わったのかな？」「構いませんが小児科ですよ」「痒くてどうしようもないんや」　9月の稲刈りから全身掻痒がひどくて、皮膚科でステロイドを塗っても良くならず、近所の知人にだまされて、水曜日(半日)外来終了後に裏口から入ってきた76才の女性。　全身掻痒がひどくて眠れないので診てほしいとのことでしたが「小児科ですけどいいですか」と言ったら「ここに掛かった大人から聞いて来たんや」とご立腹の様子。　皮膚を診ずに鼻粘膜を診たら「鼻粘膜真っ赤に充血してますね」「皮膚を診てもらいに来たんや」またまたご立腹の様子「中が真っ赤なので外まで痒いだけですよ」少し考えて「どういうことや！？」「マイコプラズマの検査してもいいですか？」させてくださいました。　感染に伴う皮膚掻痒症と考えて、検査をさせていただきましたが、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:31､ﾏﾗｾﾁｱ･ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･犬･蛾･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34、抗核抗体

  2012年10月17日

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• ☆5才でぼちぼち治療開始です☆

  「血液型の検査してください」「アレルギーの検査もしていいですか？」「してください」「1週間で結果出ます」「結果伝票だけでいいです」　2才頃から全身ガサガサ掻痒があり、近医で内服と軟膏(不明)を処方されていた5才の女の子。　今春検査ご希望で受診されました･･･　5才2ヵ月：IgE:553､杉4(34.9)､HD3(8.48)､ﾀﾞﾆ3(6.97)､食物2(2.64)､ﾏﾗｾﾁｱ1(0.65)､穀物1(0.36)､ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　その後あまり来ませんでしたが、入学前に血液型を知りたいと、再受診したので、アレルギー検査も再検査させていただきました。　5才9ヵ月：IgE:836､猫4(44.5)､HD4(17.5)､ﾀﾞﾆ4(12.8)､卵白2(2.28)､犬2(1.57)､胡麻1(0.51)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ1(0.39)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ﾐﾙｸ･小麦･ﾄｳﾓﾛｺｼ･米･ｿﾊﾞ･大豆≦0.34､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　今回も検査結果の数値の説明だけで、指導や治療は希望されませんでした。いずれ「乳児型じゃなくて成人型だよ」「成人型は何もしないとどんどん悪化するよ」の中身を説明する時間を設ける予定です。母はあまり乗り気じゃないけどね。女の子だからね。恐い恐い。

  2012年10月16日

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• ☆体育祭までに治してください☆

  「8日前から具合が悪いんです」「ミミハナノド赤いですね」「体育祭までに治してください」「マイコプラズマ(+)でし」　8日前から咽頭痛・頭痛・鼻汁・咳嗽・倦怠のある17才の男の子。2日前38.0℃、昨日から腹痛と水様下痢があるため受診しました。　鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　4日後の体育祭までに治してほしいとのことでしたので、ミノペン点滴＋ジスロマック内服としました。　IgE:241､HD4(31.8)､ﾀﾞﾆ4(31.3)､杉3(10.4)､ｲﾈ科3(5.12)､ﾋﾉｷ3(4.35)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(1.38)､猫2(1.12)､犬2(0.72)､雑草･ｶﾋﾞ･蛾≦0.34　せっかくアトピーの検査が陽性だったのに、結果を聞きに来てくれません。もちろん体育祭はぼろ負けだったようです。恐い恐い。

  2012年10月15日

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• ☆ニキビ？吹き出物？vsマイコプラズマ☆

  「ニキビの軟膏か内服を」「ミミハナノド赤いですね」「？？？」「若いころニキビありましたか？」「ありませんでした」「早く治したいですか？」「結婚式までに」「点滴します」「？？？」「マイコプラズマ(+)です」　１ヵ月後に結婚式を控えた30才の女性。今夏頃から突然顔にニキビがたくさん出て治らないので、軟膏か内服が欲しいと受診しました。　鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:390､HD5(64.3)､杉4(28.6)､ﾋﾉｷ3(13.8)､ｶﾓｶﾞﾔ3(3.95)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(1.31)､ﾌﾞﾀｸｻ1(0.57)､犬≦0.34　早く治してほしいとのことでしたので、ミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服で良くなりました。　最近(若いころなかった)ニキビが突然たくさん出て受診したオバサン「ニキビじゃなくて吹き出物だろ～！」はすべてｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。恐い恐い。

  2012年10月13日

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  ☆衣替え鼻炎でしょう☆

  「今月初めから鼻汁が」「衣替え鼻炎でしょう」「ダニHDですか？」「母と兄は陽性ですよね」「キナコは大丈夫なのに豆腐でカサカサするんです」「醤油でしょうね」　10月に入ったら鼻汁がひどい生後7ヵ月の女の子。鼻粘膜が真っ赤に充血しておりましたので、検査したら、鼻汁培養で耐性肺炎球菌と黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌を検出しました。　10月になった途端、衣替え鼻炎・喘息・アトピーが続々きます。冬物を出したら・毛布を出したとたんに・コタツを出したら・ファンヒーターのスイッチを入れたとたんに･･･　ダニ・ホコリが舞って、鼻はグジュグジュ、胸はゼーゼー、皮膚はボロボロ、みんなひどいです。　この児の兄(IgE:43､ﾀﾞﾆ4.82､杉3.63)と母(IgE:483､ﾀﾞﾆ68.0､ｶﾓｶﾞﾔ3.17､ﾊﾙｶﾞﾔ2.99､杉2.10､ｳｼ0.85)が持っているからますます怪しいよね。恐い恐い。　そうそう、豆腐で体部がカサカサしたと言っておりますが、キナコは大丈夫とのことですので、大豆じゃなくて醤油だね。醤油は真っ黒なので何が入っているかわからないからね。恐い恐い。　花粉はそろそろ終わり　ダニ・ホコリ・ペット・カビ・の季節です

  2012年10月12日

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• ☆アトピーって言われたことはありません☆

  「総IgE値検査してませんね」「IgEってなんですか？」「アトピーを起こす抗体です」「アトピーって言われたことはありません」「8年前から重症アトピーですよ」「検査してください」　9年前(H15年)から全身発赤ブツブツが出現し、皮膚科で良くならず、8年前になぜかアレルギー科でスクラッチテストを受けた49才の女性。　皮膚テスト(ヨモギ30mm-7mm､ブタクサ25mm-6mm)だけ行った医師はIgE検査は行わず、別の内科で血液検査を受けたら、なぜかヨモギは検査されず、アトピーとも言われなかったそうです。　8年前：IgE:1345､ﾌﾞﾅ0.65､ｽｷﾞ0.62､ﾋﾉｷ0.52､ﾀﾞﾆ0.48､ｼﾗｶﾝﾊﾞ0.47､ｶﾋﾞ･ｲﾇ≦0.34　その5ヵ月後に受診した別の皮膚科では、ヨモギも検査してくれましたが、アトピーとは言われなかったそうです。　8年前：IgE:2704､ﾖﾓｷﾞ≧100､ﾊﾙｶﾞﾔ0.94､ﾔﾌﾞｶ0.20､ﾐﾂﾊﾞﾁ0.08　9年間ステロイドを塗布しても良くならず、総合病院に行ったら、たくさん血液検査(MAST法)をしてくれましたが、説明がなかったそうです。　2ヵ月前：IgE？､MAST：ﾖﾓｷﾞ200(6)、ﾊﾙｶﾞﾔ31.0(3)、ｼﾗｶﾝﾊﾞ16.0､ｵｵｱﾜｶﾞｴﾘ13.3､ｶﾓｶﾞﾔ10.9､ｽｷﾞ10.6､米9.84､ﾗﾃｯｸｽ5.78､ﾊﾝﾉｷ5.55､ﾋﾉｷ4.47(2)、ﾋﾟｰﾅｯﾂ2.74､小麦2.22､ﾌﾞﾀｸｻ混合物1.83､大豆1.44(1)、ｴﾋﾞ1.34､ｿﾊﾞ0.88､ﾍﾟﾆｼﾘｳﾑ0.63､ｺﾅﾋｮｳﾋﾀﾞﾆ0.60､ｶﾝｼﾞﾀﾞ0.43､HD0.43､牛肉0.42､ｱｽﾍﾟﾙｷﾞﾙｽ0.31､ｲﾇ0.30､ｸﾗﾄﾞｽﾎﾟﾘｳﾑ0.21､ｶﾆ0.18､ｱﾙﾃﾙﾅﾘ0.14､ﾈｺ0.05､ﾏｸﾞﾛ0.03､ｻｹ･ﾁｪﾀﾞｰﾁｰｽﾞ･ﾐﾙｸ･鶏肉･卵白0.00(0　知人に「亀クリなら説明してくれるよ」とだまされて受診しましたので、「8年前にIgEが1000超えてるので重症アトピーですよ」「アトピーって言われたことはありません」「IgE:1345 ⇒ 2704の次はもっと上昇していますよ」全身発赤ブツブツイボガエル状態でしたので血液検査をさせていただきましたが、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:3433､ﾖﾓｷ5(83.8)､杉3(6.33)､蛾3(4.38)､ﾊﾙｶﾞﾔ2(2.66)､胡麻2(1.64)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(1.42)､牛肉2(1.29)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌2(0.87)､ﾋﾞｰﾙ酵母1(0.43)､ﾏﾗｾﾁｱ1(0.35)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ≦0.34、TARC：436　アトピー性皮膚炎+皮膚感染症と思われましたので、強酸性水消毒＋ラベンダー軟膏＋駆瘀血剤＋ジスロマック内服、あたりからぼちぼち開始です。　今塗っているステロイド。デルモベート(strongest)とアンテベート(very strong)はいきなり止められないからね。恐い恐い。

  2012年10月11日

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• ☆輪状紅斑vsクインケ浮腫vsマイコプラズマ☆

  「唇と全身に蕁麻疹が･･･」「ハナとノド赤いですね」「感染症でしょうか？」「マイコプラズマ(+)です」　生後1ヵ月半から重症AD+食物ｱﾚﾙｷﾞｰで除去食+ｲﾝﾀｰﾙ内服をしてかなり良くなった14才の男の子。　11才：IgE:1458､杉6(414.0)､ﾋﾉｷ4(31.1)､胡麻3(8.72)､小麦2(2.93)､ﾀﾞﾆ2(2.21)､ｲﾈ科2(1.44)､卵白1(0.39)､ｶﾋﾞ1(0.38)､雑草1(0.36)､犬･ﾐﾙｸ･大豆･ﾁｰｽﾞ≦0.34　昨夜から全身(首から下)に蕁麻疹が出現したので、久しぶりに受診しました。　口唇はタラコ唇(クインケ浮腫)、腹部を中心に全身に直径5~10cmの蕁麻疹と輪状紅斑を多数認めました。まるで金魚か錦鯉。　鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　14才：IgE:720､杉5(99.3)､ﾋﾉｷ4(32.5)､胡麻3(7.11)､ｲﾈ科2(2.98)､ﾌﾞﾀｸｻ2(1.70)､HD2(1.63)､小麦2(1.36)､ﾀﾞﾆ2(1.02)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(0.75)､ｶﾋﾞ･卵白≦0.34　症状はミノペン+デカドロン点滴＋ジスロマック内服で良くなってしまいました。　数値が高くても、IgEが1000を切って、下がり傾向だと、だんだん復活が早くなるね。　 何でも地道にやっていればなんとかなるね。0~9才の血液検査結果をなくしてしまったのは残念だけどね。恐い恐い。

  2012年10月10日

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• ☆ニキビ+タラコ唇+眼瞼お岩さんvsマイコプラズマ☆

  「ニキビが治らないんです」「ミミハナノド赤いですね」「この前は眼瞼と口唇も腫れたんです」「マイコプラズマ(+)です」　1ヵ月前から顔全体に座瘡様発赤ブツブツと頑健浮腫と口唇浮腫を繰り返している14才の男の子(喘息･肺炎で入院既往あり)。　鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:427､ﾀﾞﾆ5(81.4)､HD5(75.2)､杉2(3.27)､ﾋﾉｷ2(2.20)､ﾏﾗｾﾁｱ･ｲﾈ科･雑草･ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　ジスロマック内服とミノペン内服で、症状はやや改善したものの、再び出たブツブツが体にまで広がってきたので、結局、ミノペン+デカドロン点滴で良くなりました。　最近来た、突然の重症ニキビと眼瞼お岩さんとタラコ唇は全員ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　母は、自分の息子がアトピー体質(喘息はアトピー)だったことを知って、びっくりしてました。　マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。

  2012年10月09日

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  ☆今年は順調に入荷してます☆

  「インフルエンザワクチンは」「10/11から開始します」「水銀抜きは？」「今年は順調に入荷してます」　昨年は北里が製造に失敗したため、水銀抜き(チメロサールフリー)の入手が困難でしたが、今年は順調に入荷しております。　ウィルス株はA型株が、昨年とほぼ同様、A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09、A/ビクトリア/361/2011(H3N2)、昨年はずれたと不評だったB型株が、B/ウィスコンシン/1/2010、に変更です。　添加物は、緩衝剤：リン酸水素ナトリウム水和物1.765mg、リン酸二水素ナトリウム0.27mg、等張化剤：塩化ナトリウム4.25mg。だけ。　今月中は、水銀抜き(チメロサールフリー)ですが(あまり痛くない)、来月以降、なくなり次第、普通のワクチン(水銀入りで痛い)になってしまいます。　え？、何で水銀が入っているのかって？。防腐剤です。納入価格が安いので、どこも水銀入りです。水銀抜きは原価が高いので、医療機関の利益が少ないです。恐い恐い。　水銀抜き（チメロサールフリー）順調に入荷

  2012年10月08日

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• ☆牛小屋遠足で喘息発作☆

  「喘息発作ですね」「原因は何でしょうか？」「行事はありませんでしたか？」「2日前園で遠足に行きました？」「どこに？」「牛小屋です」「ミルク(+6)で牛小屋ですか･･･」「牛肉≦0.34でもダメなんですね」「次回の血液検査では牛皮屑もしましょうね」　生後1ヵ月から全身ガサガサアトピー性皮膚炎で除去食＋インタール中の、3才4ヵ月の男の子。　3才0ヵ月：IgE:3212､ﾀﾞﾆ6(547.0)､HD6(488.0)､ﾁｰｽﾞ6(185.0)､ﾐﾙｸ6(156.0)､卵白4(29.9)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ3(7.03)､ｲｶ3(6.84)､ﾔﾏｲﾓ3(4.18)､小麦2(3.30)､ﾆﾝﾆｸ2(1.82)､大豆2(1.24)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ2(0.83)､杉2(0.75)､ﾄｳﾓﾛｺｼ1(0.60)､牛肉≦0.34､TARC：1565､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　昨日から鼻汁･咳嗽･喘鳴があって受診しましたが、鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血、陥没呼吸と呼気時の喘鳴および吸気時にラ音を認めました。37.1℃､SpO2:93%　感染に伴う喘息発作と思われましたので、メプチン吸入をしたら、喘鳴は半減しSpO2:95%に改善しました。土曜日でしたが、20時に再受診していただき再度吸入したら、喘鳴は消失し、SpO2:97%まで改善しました。　よくよく聞いたら、2日前に園の牛小屋遠足があったそうです。ミルク(+6)の児に「牛小屋負荷試験」ですか。飛騨名産。といえば飛騨牛しかないからね。恐い恐い。

  2012年10月06日

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• ☆マイコプラズマ中耳炎vs片頭痛vsストレス☆

  「8月から後頭部痛と熱38~39℃あるんです」「ミミハナノド赤いですね」「異常は無いって言われてます」「点滴してもいいですか？」「何とかしてください」「マイコプラズマ(+)です」　6才から後頭部痛が1･2回/日のある8才の女の子。大学病院で諸検査異常なく、片頭痛と言われていたそうですが、2ヵ月前から後頭部痛と熱38~39℃↑↓続いているそうです。　大学病院では原因不明、総合病院では精神的ストレスとの診断でしたが、夕方から39℃の熱と頭痛が我慢できずに小児夜間救急に来てしまいました。　明らかな鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　症状は、ミノペン点滴で小康しましたが･･･　翌日、亀クリに来てしまいました。来るなって言ったのに。　熱は36.6℃に↓、鼓膜発赤は半減しておりましたが、卵とチーズとピーナッツとチョコレートばかり食べて、野菜はまったく食べないとのことでしたので、昨夜の食事指導(鼻炎も扁桃炎も中耳炎もメタボ)の続きで、アレルギー検査をさせていただきました。　IgE:126､ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･胡麻･ﾋﾟｰﾅｯﾂ･ﾋﾉｷ･蛾≦0.34　ジスロマック+ムコダイン+エンピナース+黄耆建中湯を開始したら、熱も頭痛も、全く出なくなってしまいました。めでたしめでたし。　ついでに来た、1才半から喘息で、熱を出したことのない12才の兄の方が重症でした(鼓膜も鼻粘膜も陰部白癬も赤いのに)。36.7℃､SpO2:96%。アレルギー検査はしたことがないとのことでしたので、検査しました。　IgE:657､ﾀﾞﾆ4(40.3)､HD4(39.5)､杉4(25.4)､ﾋﾉｷ3(12.8)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌3(6.76)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(0.92)､ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ≦0.34、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)　とりあえず、大学病院処方(ｼﾝｸﾞﾚｱ･ｴﾝﾋﾟﾅｰｽ･ｵﾙﾍﾞｽｺ)に追加してジスロマック+ムコダイン+補中益気湯or黄耆建中湯＋抗真菌剤軟膏⇒ミノペン内服で経過観察としました。　今のところ調子が良いようですが、何年間も通院している大学病院でも総合病院でも、鼓膜を診られたことは一度もないそうです。マイコプラズマは中耳炎合併が多いのにね。恐い恐い。

  2012年10月05日

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• ☆結婚式までに治してください☆

  「3日前から顔と腕と手が真っ赤になりました」「ミミハナノド赤いですね」「結婚式までに治してください」「マイコプラズマ(+)です」　友人の結婚式を9日後に控えた35才の女性。結婚式のお手伝いを始めたら、3日前から顔と腕と手背が真っ赤になり、亀クリを受診しました。　顔・首・前腕・手背が真っ赤の熱傷状態で、鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:369､HD3(15.2)､杉3(9.60)､ｲﾈ科2(0.86)､ﾌﾞﾀｸｻ1(0.46)､ｶﾋﾞ1(0.44)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　症状は、ミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服でもあまり改善せず、どんどん悪化するので、結婚式の4日前と2日前と前日にも点滴せざるを得ませんでした。　ところが、結婚式の2日後に再受診したら、すっかりきれいになっておりました。　本人は35才独身女性で、友人の結婚式お手伝いストレスと会社の人間関係ストレスでドロドロだったようですが、女心の詳しい中身はとても聞けませんでした。恐い恐い。

  2012年10月04日

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• ☆今の治療と同じ治療をしてください☆

  「今の治療と同じ治療お願いします」「血液検査をしてもいいですか？」「同じ治療でお願いします」「便秘があると治りにくいですよ」「今と同じ治療でお願いします」　生後から全身のアトピー性皮膚炎があって、皮膚科通院中の33才の女性。皮膚科医が転勤したためか、亀クリを受診しました。　開口一番「今と同じ治療」を希望され「漢方薬は10年前に全身真っ赤ひどい目にあったのでダメ」とのことです。　診るからに全身カビバイ菌だらけで、鼓膜発赤と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　強酸性水(無料)は受け取ってくださいましたが、抗生剤処方は断られました。　IgE:5666､ﾀﾞﾆ5(77.3)､ﾏﾗｾﾁｱ4(45.2)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ3(9.72)､杉3(5.27)､ｶﾋﾞ2(1.18)､ﾄﾘｺﾌｨﾄﾝ2(0.73)､ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34､TARC：1403　毒多ぁは何のポリシーもないので、前方処方どおり、ｾﾚｽﾀﾐﾝ0.5錠+ｲｻﾛﾝ1錠､ｸﾞﾘﾁﾛﾝ4錠､ｾﾁﾘｼﾞﾝ塩酸塩1錠､ｴﾊﾞｽﾁﾝ1錠､ﾘﾝﾃﾞﾛﾝVGﾛｰｼｮﾝ10ml､ﾚｽﾀﾐﾝcr50g+ﾒｻﾃﾞﾙﾑcr50g､ﾀｸﾛﾘﾑｽ軟膏5g、を処方させていただきました。　えっ？。漢方薬で全身真っ赤に悪化することなんてあるのかって？。　あります。被害者の多いのは圧倒的に「消風散」(胡麻と蝉含有)。時々「白虎加人参湯」(米含有)です。　消風散には、石膏･地黄･当帰･蒼朮･防風･木通･知母･甘草･苦参･荊芥･牛蒡子･胡麻･蝉退･を含みます。　消風散で悪化して「胡麻アレルギー」が見つかることはよくあることです。また「セミの抜け殻」などという気持ち悪いものまで入っておりますので、とても耐えられません。恐い恐い。

  2012年10月03日

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• ☆低血圧vsマイコプラズマ☆

  「低血圧の治療をしろって言われました」「ミミハナノド赤いですね」「頭痛がひどいんです」「マイコプラズマ(+)です」　ふだんから頭痛がひどい14才の剣道部の女の子。昨日から頭痛、今朝から倦怠を訴えたら、学校で「低血圧78/58mmHgの治療をしてくるように」言われて、亀クリを受診しました。　鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:267､杉5(67.3)､ﾋﾉｷ4(28.4)､HD2(2.54)､ﾀﾞﾆ2(2.53)､ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･ﾖﾓｷﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･犬･蛾≦0.34　症状はミンペン点滴+ジスロマック+アレグラ+葛根湯内服で良くなってしまいましたが、教師よりも賢い母に「低血圧の薬もあげましょうか」と訊ねたら「要りません」と言われました。　高血圧は数値が高いだけで病気です。症状がなくても数値を下げる必要があります。　低血圧は数値が低くても症状がなければ病気ではありません。数値よりも、原因や症状が治療の対象になります。　今回は低血圧が治療対象ではなく、低血圧以外の症状(咽頭痛･頭痛･倦怠･ｱﾚﾙｷﾞｰ性鼻炎+ﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ中耳炎)が治療対象なのでした。　木を見て森を見ず、数値は見ても人は見ない、医師免許も持たないバカ教師が治療や診断名を口にするのは医師法違反です。恐い恐い。

  2012年10月02日

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• ☆生活管理指導票(EIA) vsマイコプラズマ☆

  「生活管理指導票書いてください」「え？なんで？」「運動誘発性なんとかって言われました」「マイコプラズマ(+)です」　鼻炎で時々受診する15才の卓球部の男の子。いつも部活で走ってもなんでもありませんが、14時に体育の持久走をした後に蕁麻疹が出たので、教師から「運動誘発性のアナフィラキシ(EIA：Exercise induced anaphylaxis)なので」「すぐに生活管理指導票を書いてもらってくるように」と言われて、亀クリを受診しました。　受診時はすでに蕁麻疹は消失し、37.3℃、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:264､杉4(46.3)､蛾3(9.86)､ﾋﾉｷ3(4.40)､ﾀﾞﾆ2(1.43)､HD2(1.43)､ｲﾈ科･ﾌﾗﾝｽｷﾞｸ･ﾀﾝﾎﾟﾎﾟ･ｱｷﾉｷﾘﾝｿｳ･犬≦0.34　マイコプラズマ感染症に伴う蕁麻疹と思われましたので、ジスロマック+アレグラ＋ニポラジンを処方して帰しました。　もちろん、医師免許を持たない書類バカの教師がEIAなどという小洒落た診断名を口にするのは医師法違反ですので、不必要な、生活管理指導票は、書きませんでした。恐い恐い。

  2012年10月01日

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• ☆茶碗虫vsマイコプラズマ☆

  「毎年9月頃に茶碗虫に喰われるんです」「茶碗蒸しですか？」「羽アリみたいなものです」「全身に茶碗虫？」「全身です」「ミミハナ赤いですね」「茶碗虫の検査してください」「マイコプラズマ(+)です」　7･8年前から毎年9月になると全身を「茶碗虫」に喰われて赤くなる59才の女性。今年も顔・首・胸・鼠径部に貨幣状の発赤ブツブツが出来たので「茶碗虫の検査をして欲しい」と受診しました。　鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。　IgE:19､ﾏﾗｾﾁｱ･ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･ﾔﾌﾞｶ･ﾕｽﾘｶ･蛾･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌≦0.34　症状は、ジスロマック内服だけでは治まらず、結局、2週間後にミノペン+デカドロン点滴＋ジスロマック再度内服で良くなりました。　飛騨に来て22年。羽アリ？のことを茶碗虫というのは初めて知りました。恐い恐い。

  2012年09月29日

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