☆獣医学部生vsマイコプラズマ☆
「2月からADが悪化しました」「ミミハナノド赤いですね」「5月から全身痒くてどう仕様もありません」「マイコプラズマ(+)です」「動物からでしょうか?」「乳牛の乳房炎はマイコプラズマが有名ですからね」 生後からアトピー性皮膚炎でステロイド塗布していた24才のA県在住の獣医学部生。今年2月からステロイドが全く効かなくなり、全身発赤ガサガサどうしようもなくなり、亀クリを受診しました。 鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:603、ダニ5(57.6)、HD5(53.6)、犬4(30.6)、ピティロスポリウム2(3.26)、猫2(3.16)、マラセチア2(1.27)、カビ1(0.37)、牛・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:5368 症状はミノペン点滴+ジスロマック内服で小康しましたが、本人は、「犬」と「猫」が陽性だったのがショックのようです。「職業病だね」と言ったら、さらに落ち込んでました。恐い恐い。