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カテゴリ:医者稼業
学会最終日は朝一番から最後まで、興味あるプログラムがぎっしりでした。たっぷり勉強しましたよ。去年の学会で「逍遙散について系統的に学べる文献や発表が非常に少ないから、加味逍遙散に頼りすぎてしまう。」という問題提起をする発言をしたのでしたが、それに応えるような特別企画や一般口演もあり、嬉しかったですね。特設売店では、入手しづらい専門書もいっぱい買えましたよ。
さて、休憩コーナーで専門医の審査をしているProf.S先生と立ち話をしました。昨日の認定医資格の条件がカンタン過ぎないかと言ってみたところ、意外な答えが返ってきました。 ワタシの専門医資格は、内科学会の認定医資格が無くても、他の更新手続きをクリアすれば継続されることになるだろうとのこと。そもそも審査している彼自身も、内科認定医ではなく、新たに取得することは難しいというのです(そりゃ、お互いに指定教育機関に勤務していた20数年前の常識は、今では全く過去の遺物ですもんね。当時担当した症例の報告を今更提出なんてできませんよ。もっとも彼は今でも指定教育機関に勤務しているから、不可能じゃないでしょうけど。ベッドを持っていない部署の管理職が、病棟の担当患者を割り当ててもらうというのもタイヘンでしょうしねえ。)。 とはいうものの、配布されている文書を読む限り、そんなふうなことは書いてないように思えるのですがねえ。確かに総論はわかるのだけど各論(個々の具体的事例)については全然わからないというようなお役人調の文面なんですよねえ。 まあ、学会参加はこれまで通りにし続けて(旅行の口実になりますもんね。)、3年後の更新の際には50例の症例一覧と10例の詳細報告を提出してみましょう。資格はどうなっても自分自身の勉強になることは間違いありませんからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.22 02:08:26
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