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カテゴリ:わんにゃん物語
コテツとチェリーが我が家に来たのは、このブログを始めた頃でした。それまで飼っていたサビ猫のタッタが行方知れずになり、ゴールデンレトリーバーのドッグも子どもたち3人も淋しくてしかたがなかったのでした。長男がネットで譲ってもらえる子猫を探し回り、福光の干し柿農家さんまでうかがいました。
シルバータビーのオスとタキシード猫のメス、どちらも可愛くて片方だけ選ぶなんてできませんでした。長男がオスにコテツ、長女がメスにチェリーと命名しました。次男は先に犬たちに名前をつけていたので、命名権はないということになったようでした。 さて、ドッグが淋しがるからともらった猫たちでしたが、最初は大きな犬に怯えて毛を逆立てていました。けれども、ドッグは辛抱強くつかず離れず友好的な態度を保ち、やがて、すっかり仲良しになりました。 その後、別のオスの黒猫(クロ)がやってきて、コテツはクロと仲良しになり、チェリーはドッグとべったり親密になって、10年以上を過ごしました。チェリーは一度出産しましたが、子猫たちはいなくなったり、先に病死したりして、シマ三毛のまるや白黒ブチのコウスケがやってきたりもしましたが、我が家のネコたちの主導者はコテツだったと思います。やんちゃなコウスケはクロに喧嘩をしかけてケガをさせましたが、はるかに年老いたコテツには逆にケガをさせられたのですから。この一件からはコウスケは檻に隔離される羽目になり、コテツとクロは昔のように2頭仲良く連れ立って暮らしていたのでした。 ところが、梅雨に入った頃からコテツがひどく痩せてきました。ドライのキャットフードをあまり食べないので缶詰をやってみたりしていたのですが、3年前にチェリーの子のコナツが死んだときとよく似た状況です。ついに先週からは、クロを離れてリビングのソファーから殆ど動かなくなりました。リビングはまるのテリトリーで戸は施錠してあったのに、いつの間にか入り込んでいました。まるは遠慮して、階下の母のところに移動しました。そして、コテツは私が家にいるときはヨタヨタと後追いをして、寝るときはそばにきて撫でて欲しいと甘えるようになりました。けれども、昨日の朝からは、ソファーの下に潜り込んで動かなくなっています。名前を呼んで撫でてやると、ほんの少し水を飲みました。 14年と少し、長生きしてくれたけれど、生きていれば必ず訪れるときをコテツは静かに厳かに受け入れようとしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.26 10:14:54
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