華やかで複雑ハイランドパーク25年旧ボトル

2005.10.28

(12)

カテゴリ：ウィスキー

ハイランドパークは、世界最北にあるウィスキー蒸留所。以前紹介したスキャパと同じオークニー諸島のメインランド島にある。非常に評価の高いシングルモルト・ウィスキーを作っている。

今日紹介するのは、このハイランドパーク蒸留所が以前出していた25年のボトル。以前のボトルは、金色のラベルでちょっとずんぐりした形。現行のボトルは、黒色のラベルで、ややスマート。どちらも、今は簡単に買うことができる。両方ともカスクストレングス（樽出しそのままの濃度）。

ハイランドパーク25年旧ボトル	ハイランドパーク25年新ボトル

あるバーでこの二つを飲み比べてみたところ、味の傾向がだいぶん違うのだった。

・旧ボトル
柑橘系のフルーティな香りがあり、とても華やかで複雑。クリーミーな甘さがある。フィニッシュが爽やかで長い。

・新ボトル
シェリーぽいフルーティな香り、結構ピート感がある。ややドライで深みのある味わい。フィニッシュは、こちらも爽やかで長い。

好みによって評価が分かれると思うけれども、個人的には旧ボトルの華やかな香りが、とても魅力的だった。香りも味わいも、自分の好みにぴたりと合っている。無人島に１本だけお酒を持って行くなら、このハイランドパーク25年（旧）に間違いない。

この旧ボトルが、１万円ちょっとでいまだに手に入るというのはとても不思議だ。財布と相談しながら、徐々に買い占めたいと思う^^

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Last updated 2005.10.28 17:46:51
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