TBS「朝ズバッ!」の不二家報道「放送倫理上重大な問題」
TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」で放映された不二家の報道について、NHK、民放で組織する「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の「放送倫理検証委員会」(川端和治委員長)は6日、「重大な放送倫理上の問題があった」との見解を発表した。
同委員会で審理されていたのは、今年1月に放映された「新証言 不二家の“チョコ再利用”疑惑」。元従業員とされる女性の証言をもとに「賞味期限切れのチョコレートを集め、牛乳を混ぜて新しい製品とし再出荷した」などと報道したもので、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議が「報道は捏造(ねつぞう)」と抗議した。
TBSは4月に同番組内で「行きすぎた表現やコメントがあった」と謝罪したものの「捏造ではない」としたため、同会議の議長を務めていた郷原信郎・桐蔭横浜大学法科大学院教授が5月、同委員会に審理を求める申し立てを行っていた。
同委員会は「番組内容に捏造があったとは言えないが、取材や編集の手法、事後の対応などで重大な放送倫理上の問題があった」としている。
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Last updated
2007年08月06日 17時38分01秒
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