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2007年08月25日
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カテゴリ:国内トピックス
中華航空 業界の“裏”評判



 中華航空の評判はガタガタだ。20日那覇空港で起きた爆発・炎上事故。幸い乗客乗員165人は全員無事だったが、脱出直後に爆発したというから、あわや大惨事だった。

 それでなくても、94年4月には同社のエアバス機が名古屋空港で着陸に失敗、乗客乗員271人のうち266人が死亡する事故が発生。02年5月にも台湾海峡上空でボーイング機が空中分解して墜落、225人が死亡・行方不明に……と、大惨事が続いているのだが、実際、中華航空の「事故率」は高い。

 米国の航空安全情報サイト「エアセーフ・ドット・コム」によると、アジアとオーストラリアの航空会社で、フライト100万回当たりの「重大事故率」が最も高いのが中華航空だ。

「サイトのデータはあくまで概算ですが、事故率は全日空(0.22)の約33倍です。突出しているといえるでしょう」(航空ジャーナリスト)

 今年のニューズウィーク誌(2月28日号)による「航空会社『安全度』ランキング」でも、世界の航空会社300社中、211位と低迷を続けている。

 中華航空には何か“問題”でもあるのか。

「『台湾空軍の退役パイロットを操縦士にしているから事故率が高い』なんてまことしやかにささやかれていますが、空軍パイロットの技量はそれなりに高い。むしろ整備が問題で、業界内では『あそこは甘い』ともっぱらです。機内のテーブルが壊れているなど、細かなところにもそれが表れている。中華航空に限りませんが、競争激化でコスト削減に走り、ベテラン整備士をリストラしたせいで、整備の質は格段に落ちています」(航空業界関係者)

 安かろう悪かろうでは利用客はたまらない。









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Last updated  2007年08月25日 09時33分25秒
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