樹(バウム)
「樹」私の今年のテーマの一つに「樹」があります。樹を敬い、樹を愛し、樹は語り、そして樹に聴く。「樹」は私にとっては不得意な分野。亮さんの観察眼、博識には尊敬でしかない。30代の頃、神奈川県自然観察指導員としてボランティアで観察会を手伝っていた。森羅万象の自然界、テーマは無限だった。昆虫類、鳥類、ほ乳類、は虫類・両生類、魚類・貝類、そして植物、さらには岩石・鉱物類。指導員にはそれぞれ得意分野はある。不得意な分野の方が多い。広く浅くオールラウンドの指導員もいる。自分はそうだった。「樹」は詳しくなかったから、いつも詳しい指導員に助けてもらっていた。勤め人だったからボランティア活動はできたのだが、独立しハーブに特化していくにつれて、いつの間にか指導員の活動から離れてしまった。コロナ禍の一年、これまでの暮らしと日常が一変してしまった。そんな中、ようやく時間を持てる今となり、コロナ禍の一年、「そうだ、樹と話をしよう」と。ということで今年のテーマとなりました。