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Ｅｃｃｏｔｙの部屋

[読書] カテゴリの記事

全48件 (48件中 1-48件目)

沖で待つ　絲山秋子著

　沖で待つ　絲山秋子著　第134回芥川賞受賞作　　芥川賞というので少し緊張して・・三度読みました。初めは、パソコンのハードディスクの破損の仕方に興味を持って。次は、女性の総合職の様子を噛み締めて。間を置いて読んだ　三度目。以前とは、まったく違った印象を受けました。同期入社の太っちゃんと私。　同じ福岡に配属。恋愛でも、友情でもない男女の仲。初めも終わりも「太っちゃん」と「私」との会話。「太っちゃん」を不慮の事故で失った「私」の気持ちが、ひしひしと伝わって。悲しいとか、悔しいとか、辛いなど、一行も書いていないのに・・・絲山秋子さんの、今までの作品を読んでみたいと思いました。袋小路の男　2004年（30回）川端康成文学賞受賞作　　海の仙人　　　ニート　* * * * * * * * * * * * * * * 文藝春秋で読む楽しみは、選考委員の方々の選評です。どの方がどなたの作品を推されたか。「沖で待つ」をどのように評価なさったのか・・・蓮4044　

2006/03/14

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「死せる孔明、生ける仲達を走らす」　♪

　吉川英治　著　『三国志』　全　八巻今までは　三国志（一）　三国志（二）　三国志（三）三国志（四）　三国志（五）　三国志（六）　三国志（七）に。今日はいよいよ最後の　三国志（八）です。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」「死諸葛走生仲達」万全の準備を整えた孔明（こうめい）は、十万の軍勢を率いて五丈原（ごじょうげん）に出撃した。対峙した魏（ぎ）の　司馬懿字仲達（しばいあざなちゅうたつ）は、相手のの食料補給不足を見抜き、挑発にのらず、持久戦に持ち込んだ。連戦七年、孔明は病のため陣中で没する。「孔明は死んだ！」仲達は歓喜する。一気に攻める仲達。　が、蜀（しょく）軍の四輪車には　白扇を片手に孔明が。「孔明の策略か！　彼は死んでいなかった！」仲達は馬に鞭打ち、後ろを見せて逃げだした・・・「三国志」では、書きたいことが山盛りでした。天下三分の計　苦肉の計　出師の表　泣いて馬謖（ばしょく）を斬る・・・吉川英治さんは、孔明の死で「三国志」を終えていられます。が、「後蜀三十年」の題で２０ページ書かれて、興味深く読みました。蜀の滅亡後わずか3年後、　魏が曹操以来五世、46年で。呉もまた四世52年で亡び、三国が晋一国になるまでを。第八巻は「あたたかな言葉」の題で、城山三郎さんがお書きになられています。第二巻に登場した　絶世の美女　貂蝉（ちょうせん）　yumi912さんが壁紙でご紹介くださっています。マクロの画像を見せていただける　素晴らしいサイトです。是非　絶世の美女に　会って　マクロの世界楽しんでくださいね。yumi912さん　長い間　有難うございました。　m(__)m　ケーブルTV　や　skyパーフェクTV　契約内容でチャンネルNECO　が見られるようになっていたら、おとながハマル「三国志」　ＴＨＥ　ＡＮＩＭＡＴＩＯＮここで再放送が見れます。声優、渡哲也さんの曹操（そうそう）とても渋かったですよ。　昨夜一挙に見て、最初は？でしたが、どんどん引き込まれ、とても面白かった。いままで、八回お付き合いいただき、有難うございました。蓮4044　

2006/03/05

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「七歩の才」 ♪

　吉川英治　著　『三国志』　全　八巻今までは　三国志（一）　三国志（二）　三国志（三）三国志（四）　三国志（五）　三国志（六）に。今日は　三国志（七）です。この七巻を読むのは　とても辛かった。今まで活躍してきた人たちが、次々と去って逝きます。関羽は孤立無援の麦城（ばくじょう）で悲痛な叫びを残し58歳で。春正月の下旬、曹操（そうそう）は洛陽の城で66年の生涯を閉じ、大酔した張飛（ちょうひ）は眠っているところを寝首をかかれ　55歳で。そして玄徳（げんとく）は客地の永安宮で、孔明（こうめい）に見守られ　63歳で崩じました。この巻で、大好きな「七歩の才」の事が。魏の文帝曹丕（そうひ）は、かつて太子の座を争った弟の曹植（そうしょく）に、「七歩歩く間に詩を作らねば罰する」と命じた。曹植はそれに従い、ただちに詩を作ったが、その内容が兄弟の不和を嘆くものであったため、曹丕は深く恥じたという。「七歩の才」は、以下です。　難しい字は表記されませんでした。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *豆を煮るに　豆のまめがらを焼（た）く豆は釜中（ふちゅう）に在って泣く本是れ同根より生ずるを相煎（に）ること何ぞ太（はなはだ）だ急なる * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *第七巻は「武蔵とピアニスト」の題で、半村　良さんがお書きになられています蓮4044　

2006/03/04

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ケーブルTVで、明日「三国志」アニメが放送に　♪

　吉川英治　著　『三国志』　全　八巻今までは　三国志（一）　三国志（二）　三国志（三）　三国志（四）　三国志（五）に。今日は　三国志（六）です。「赤壁の戦い」で大敗した魏（ぎ）の曹操（そうそう）は没落。玄徳（げんとく）は蜀（しょく）を得て、魏・呉・蜀の戦いは、ますます激しくなります。荊州（けいしゅう）は中国の中央部にあり、群雄割拠の時代には必争の地でした。蜀と呉の間で繰り広げられた争奪戦。呉の孫権（そんけん）の妹、弓腰姫（きゅうようき）は、玄徳と政略結婚。一子　阿斗（あと）を授かり幸せに。ところが孫権が　荊州を巡って、玄徳を攻める事になり、母親の怒りに触れる。「玄徳はわが婿ではないか！」と。ここで策略。母親が危篤ということにして、弓腰姫を連れ戻し、阿斗も人質に。そこで荊州を返せと迫れば・・・ところで「三国志」の三国の位置関係は・・・恥ずかしい事に、しっかり把握していなかった。三角形を思い描いてください。頂点が魏（曹操）。　洛陽、長安です。左の内陸が蜀（玄徳）。今の四川省・湖北省一帯。三角の右が、長江の南　呉（孫権）です。第六巻は「太刀の雪」の題で、北方謙三さんがお書きになられています。北方謙三さんの「三国志」も読みたい！ケーブルTVで見れるアニメ、ここで放送していま～～す。おとながハマル「三国志」　ＴＨＥ　ＡＮＩＭＡＴＩＯＮ明日土曜日　全三部一挙放送！声優は、渡哲也　あおい輝彦　渡瀬恒彦さんたちですよ。蓮4044　

2006/03/03

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いよいよ　「三顧の礼」　　♪

　吉川英治　著　『三国志』　全　八巻今までは　三国志（一）　三国志（二）　三国志（三）に。今日は、読みどころ沢山の　三国志（四）です。曹操（そうそう）がどのように厚遇しても、関羽（かんう）は玄徳（げんとく）を慕って、千里の道をひた走る。「追うな！」これは曹操の男気。劉備玄徳（りゅううびげんとく）は、臥龍先生と呼ばれる　諸葛孔明（しょかつこうめい）の庵（いおり）を自ら訪ねたが、二度までは不在で会えず、三度目にやっと会えた。二人は互いに胸中を語り合い、感激し、ついに　孔明を軍師として迎える事ができた。有名な「三顧（さんこ）の礼」です。そして物語は・・「赤壁（せきへき）の戦い」へ！と～っても面白かった　第四巻でした。この本にはどの巻尾にも、『三国志地図』が載っています。今回は、『赤壁の戦い地図』が加わっていて、劉備軍・呉の孫権（そんけん）軍がどの行程で攻めたか　分かって、とても参考になります。第四巻は「ゆたかさ　あたたかさ」の題で入江相政（いりえすけまさ）さんが、お書きになられていますよ。『見習い天使』の著者　田中せいや　さんがコメントを書いてくださいました。せいやんせいやんさんこんばんは。　私の中では、曹操はアニメ・ガンダムのシャーのイメージがあります。もっと古いところで、遊星仮面のイメージもあります。マニアックな話題ですみません。『見習い天使』を詳しく書きましたので　ここ　を読んでくださいね。蓮4044　

2006/02/28

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傾国の美女　♪

　吉川英治　著　『三国志』　全　8巻三国志（一）は昨日。　今日は三国志（二）漢室の天子をないがしろにする　ときの権力者　董卓（とうたく）。彼の傍には、豪傑　呂布（りょふ）が。　刺客さえ近づけない。王允（おういん）は　珠を磨くように育てた絶世の美女　貂嬋（ちょうせん）に涙ながらに頼む。「二人を割き、二人を争わせ滅亡させるには・・・」。王允（おういん）の策謀で、呂布（りょふ）に与えると欺いて、貂嬋（ちょうせん）を董卓（とうたく）に贈る。嫉妬に身を焦がす　呂布（りょふ）。　　そして遂に・・・第二巻には、松下幸之助さんが「転換期に即応する文学」という題で、お書きになられています。蓮4044　

2006/02/25

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劉備　関羽　張飛　わくわくする読み始め　♪

　吉川英治　著　　三国志　一か月かかって全八巻読みました。日本では卑弥呼の時代。　　中国は後漢。黄巾族が各地にはびこり。そこで劉備が、関羽　張飛と　「桃園の義盟」　を。わくわくする読み初めです。講談社創業８０周年記念出版で、吉川英治　歴史時代　文庫と名を変えて。第一巻は川口松太郎さんが　「足跡抒情」　との題で。この本で思うことですが、注解が気に入っています。例えば362ページの　「陽はすでに三竿」　は、竹ざおを三本つなぎ合わせたほどの高さ　という事から、日が高く上ったさま。午前8時頃。　また、朝寝のたとえ・・・と。「わぁ～劉備　関羽　張飛」と、にこにこしながらの　第一巻でした。蓮4044　

2006/02/24

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流星ワゴン重松清　著

　流星ワゴン　重松清　著重松清さんの本は3冊読みました。『流星ワゴン』、『その日のまえに』　、『ビタミンF 』。　2度読んだのは　『流星ワゴン』。妻と、息子と、父親との関係が・・・「もうどうでもいいかぁ」と死を考えるほど、行き詰った主人公。そこへオデッセイが。　これこそ流星ワゴン。子供に「頑張れ！」　と言っていないだろうか？本当に　その言葉が必要なのか？あの時、他の言葉を掛けたほうが・・・過去は変えることができないが、これからの日々で、軌道修正できるかもしれない・・・読み終わって、じわーーと。観覧車での父親の写真、鼻の奥が　つん　としました。本屋さんで　　この本が高く積んである理由が解って。とても考えさせられる作品でした。蓮4044　

2006/02/10

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『ダ・ヴィンチ・コード』　はらはらドキドキ　♪」

　ダ・ヴィンチ・コード　上下巻　ダン・ブラウン　著　越前敏弥　訳　　　　　翻訳物は久しぶり。登場人物も、約11人覚えればよいので　大助かり。キリスト教全般・聖杯・騎士団など、何も知らないけれど、一気に読んでしまいました。レオナルド・ダ・ヴィンチの〔最後の晩餐〕を巡る秘密。絵をじっくり見て・・・なるほど　と。　トム・ハンクス主演で、2006年映画公開決定！　と、帯に。どんなに　はらはらドキドキする事か！　とても楽しみ。「週刊文春」 2004年ミステリーベスト10　の、海外部門　第1位　とか。お読みになった方、大勢いられるでしょうね。蓮4044　

2006/02/08

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重松清　著　　直木賞受賞作品『ビタミンＦ』　

　ビタミンＦ　重松清　著『ビタミンＦ』　は2001年　直木賞受賞作品。「ゲンコツ」　「はずれくじ」　「パンドラ」　「セッちゃん」「なぎさホテルにて」　「かさぶたまぶた」　の７短編小説。一気に読んでしまいました。成績優秀で、信頼厚く、親にはとてもいい子のセッちゃん。　　でも・・・私は・・・「セッちゃん」が　一番切なかった。蓮4044　

2006/02/06

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『その日のまえに』　　重松　清　　　著

　　その日のまえに　重松　清　著　『その日のまえに』　は　「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の、７編の連作短編集。「その日」は、早いか遅いかの差が有りますが、誰にも平等に訪れる「日」・・・本の帯には「昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった」　　と。「その日のまえに」「その日」と読み続けるうち、まるめたティッシュがゴミ箱にたまり。本を持つ手が小刻みに震え、噛み締めた奥歯が、カチカチと小さく音をたてました。蓮4044　

2006/02/04

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『模倣犯』　　宮部みゆき著　

　　　『模倣犯』　宮部みゆき　著　を読みました。内容は読んでいただくとして　、帯にはこのように。第1巻　「火車」「理由」と並ぶ現代ミステリの金字塔！第2巻　ミステリの枠を遥かに凌駕した衝撃の問題作！第3巻　「現代の闇」を見据えた究極のエンターテインメント！第4巻　人間はどこまで邪悪になれるのか？第5巻　真犯人Ｘはまだ生きている！週間ポスト誌上で3年　加筆に2年。　5年かけて書かれた作品。宮部みゆき　さんは何を伝えたかったのでしょう？犯人が逮捕され、捜査本部が解散。一連の事件が解決されても、被害者は戻る事がない。遺族の悲しみや怒りが消える事は　決してない。私には　この事が切なく胸に迫った。中居正広さんはどのように網川浩一（ピース）役を演じたのでしょう？大沢在昌・宮部みゆき・京極夏彦　お三人の　『大極宮』　のホームページもね。蓮4044　

2006/02/02

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「その日のまえに」　と　「三国志」　♪

　　本が届きました　♪　重松清　著　『流星ワゴン』　を読んで　心打たれ、netで注文した本が　届きました。『その日のまえに』は　是非読みたかった本。『ビタミンF』も読みたくて吉川英治　著　『三国志』　も何度も読みたい本　ありますよね。『三国志』もそう。今手元にないので、頼んでしまいました。2005年9月13日第42刷発行　ですって。前に読んだのより、少し字が大きいので全8冊でした。本屋さんで　新しい本の香りに包まれながらわくわくして手に取る興奮も捨てがたいですが・・・netは便利ね。さあ　読書三昧！蓮4044　

2006/01/22

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「見習い天使」　ブログ仲間のショートショート　♪

　見習い天使　田中せいや　著（本をクリックすると精しい情報が）いざ波日記　代官のひぃ～りんぐ日記　でこの本を知りました。夜中にお腹激痛の　お代官様　どうぞお大事になさってください。作者の田中せいやさん、はせいやんせいやん　の名でブログを。　　ブログを早速読ませていただきました。とても面白く・・これが「見習い天使」を買ったきっかけ。　煩悩の数108話のショートショートストーリー　見習い天使が活躍する　「かわいい孫」｢いとしい娘｣「天子の卒業試験」は　ほのぼの。　「半次郎開眼」「かくれんぼ１」は　しんみり。ちょっぴり寒気がする「おにらみ様」「アルバイトの思いで」挿絵を描いている中西アジュさんも　楽天でブログを。アジュさんの描く小泉首相は　最高！この本を作ったのが　両国の隠居　このかたもblogを。楽天の仲間から　こうして本が発売されて、それをblogで知って、読者が一人増えて。輪がどんどん広まって・・・心が寂しい時、ほっとするかも。心がとげとげしい時、優しくなれるかも。ここに描かれているのは、全部わたしの心。あなたの心。人の心に有る　108の煩悩の話ですから・・チャンスがあったら読んで欲しい。話が逸れますが、楽天の　blog　まもなく50万人とか。記念して　画像オプション　５MG　→15MG　→50MG　に。心配なく画像入れられますね。蓮4044　

2005/12/09

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晏子　第4巻　（全巻表紙の画像）

　最近読んだ本晏子　（第4巻）　宮城谷昌光晏子もいよいよ最終巻となった。崔杼（さいちょー斉の宰相）の新妻を我が物とした荘公。結局、崔杼（さいちょ）に殺される。50Pに書かれている文章が素晴らしい。　荘公が階段の下で仰臥している。　土まみれの衣服であった。　　晏嬰は荘公だけをまっすぐにみて屍体に近寄り、　ふと、まなざしをやわらげ、さらに哀しみ色で染めた。　晏嬰はひざをついた。その膝をじりじり進めながら、　荘公に手をさしのべ、頭をかかえあげると、　自分の股の上においた。　やさしい手つきであった。　やがて泣き、又哭（な）いた。そして、次の文が晏子全4巻の中で、一番好きです。宮殿から逃げるときの言葉。　「ゆっくりやりなさい。　速く走っても、必ずしも生きられるわけではない。　ゆっくり走っても、かならずしも死ぬわけではない。」含蓄のある言葉ですね。新潮文庫：本体590円（税別）【本日の一言本音】　初めて『晏子』を読んだとき、さほど面白くはなかった。　が、今回読んで「こんなに面白かったの！」と。　3度目に読んだら、何がどのように見えてくるでしょうか？？

2005/05/21

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晏子　第3巻　（挿絵の画像）

最近読んだ本　　　　晏子　第3巻　宮城谷昌　全4巻中の第3巻晏嬰が　父晏弱の急逝で、古式の礼に習った　足掛け3年（25ヵ月）の喪に服している間・・　　　　　　太子光を廃嫡して公子牙を太子にした霊公。が、死に瀕したとき太子光の反逆で、光は自ら太子と宣言。霊公の死で太子光は荘公になる。　　　　　　服喪の終わった晏嬰は、荘公にも厳しく諫言する。荘公の激しい怒りを買って、晏嬰は全資産を返還して自国へ。荘公は「臣のものは自分のもの」と臣下の妻を・・そのようなことが許されるはずはない・・「西のぼる」さんの挿絵素晴らしいね。　【本日の本音】　久しぶりの快晴で、6時間近くガーデニング。　楽しい事していると、疲れも心地よい。一寸勝手かな。^-^　

2005/05/20

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晏子　第2巻　（地図）

最近読んだ本　　晏子　第2巻　宮城谷昌光　　この頃、中国の4大国は　斉、晋、秦、楚　であった。　太公望以来の斉の念願、　らい（漢字がエラーになる）を征服して　山東半島の全域を　支配圏におきたかった。（地図で斉の右側です。）　晏嬰の父　晏弱の粉骨砕身の　働きでらいを征服する。　　この頃の斉の君主は頃公から霊公に。　　晏嬰は20歳。　－牛首を門にかけて、馬肉をうるー　と、霊公に諫言。　そのことは「羊頭狗肉」と表現が変わって　人口に膾炙した。　太子光は霊公に疎まれている。　当然険悪な雰囲気に包まれている・・・　そして、晏弱は死んだ・・　　【本日の本音】　　久しぶりにデスクトップで自分の日記を見た。　　ノートで見るのと全然違った・・え～ん　がっかり。

2005/05/19

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晏子　１　（表紙と地図）

　　　　　　　　　　最近読んだ本　晏子　第1巻　　宮城谷昌光第1巻は「晏子」と呼ばれた晏嬰の父嬰弱の物語。　時代は中国春明時代の中期。春明時代はBC770年からBC403年。日本は縄文時代の後期。　うわ！　　所は斉の国。晋の国の郤谷（げきこく）が斉を訪れるところから物語は始まる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんと！斉の国の君主の生母が郤谷の　　　　　　　　　　　　　　容姿を笑いものにしたから、大変。　　　　　　　　　斉と晋は険悪な様態に。　嬰弱の苦悩の日々が始まります・・新潮文庫定価：本体590（税別）　　　　【本日の一言本音】　　画像を入れて、ソースをコピーしていれて・・　　うーーん　　何回も失敗してしまった。　はぁ。　　

2005/05/18

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史記＜列伝＞　（表紙の画像）

　新書漢文大系　14　史記＜列伝＞　　　　水沢利忠・著／佐川繭子・編　次回の中国古典講座では、列伝の話をしてくださるそうで予備知識にと　再読した。この本は　季斬列伝まで記載され、残りは史記＜列伝二＞に。伯夷列伝　管・晏列伝　老・韓列伝等ある中で一番初めの伯夷列伝が心を打つ。将軍李陵が破れ虜になったのを弁護して武帝の怒りに触れ　宮刑（去勢）の罰を受けた司馬遷。彼は　伯夷列伝　を最初に書くことによって武帝に書面で敵を討ったとも言われている。特に好きな場面。武王が紂王を討ったときの話。　　伯夷・叔斉、馬をひかえて諌めていわく　　父死して葬らず、ここに干戈に及ぶは、孝と言うべきか。　　臣を以って君を弑するは、仁というべきか　と。（武王の馬を抑えて諌めた。「父親が死んで、葬儀もせずに戦うのは孝と言えようか。臣でありながら君を殺すのは、仁と言えようか」と。）　明治書院　定価：本体1,000円（税別）　　【本日の一言本音】　BC1100ころの話。日本はまだ縄文時代？？　ひぇー

2005/05/11

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十八史略　　（表紙の画像）

　新書漢文大系　四　十八史略　　林秀一・著／堀江忠道・編　あまり面白くて二日で読んでしまった十八史略は、故事成語と四字熟語の宝庫。尭帝　茆茨（ぼうし）剪らず、土階三等のみ。　・・質素な住まいで、茅で葺いた軒先は　　　切りそろえず　　　土の階段はたった三段しかなかった。舜帝　外に居ること十三年、　　　家門を過ぐれども入らず。　・・（治水のため）十三年も家を空け、　　　家の前を通り過ぎても　　　門の中にも入らなかった。特に好きなのが、韓信が讒言によって捕まったときの言葉。　　狡兎死して走狗烹られ　　　飛鳥尽きて良弓蔵まり　　敵国破れて謀臣亡ぶ明治書院　　定価：本体1,000円（税別）　【本日の一言本音】　十八史略とは、まったく関係ないけれど・・　JRタワー「丹頂」での食事、美味しかったぁ　　　

2005/05/08

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史記＜本紀＞　　（表紙の画像）

新書漢文大系　17　史記＜本紀＞　吉田賢抗・著／瀧康秀・編　中国古典講座が始まるころ購入した本を、久しぶりに再読した。原文の読みどころを書き下し文にし、解説を加えてある。特にページを割いて載せてあるのが「項羽本紀」と、「高祖本紀」。「項羽本紀」は格別よ　!!古来「鴻門の会」と呼ばれる『史記』の中の出色の名文！読んでいて、わくわくしちゃった。中国古典講座や、NHK TVなどで何度も見聞きした場面ですから。とっても読みやすいから、初めはこのような本で『史記』に親しむのも良いかも知れないねっ。　明治書院　定価：本体1,000円（税別）　【本日の一言本音】　四字熟語大好き！で、見つけるたびにポストイット。　この方が楽しかったかもね。

2005/05/06

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理解できた？うーんどうかなぁ（表紙の画像）

　中国の思想　　　荀子　　　　　　杉本達夫［訳］人間の本性は悪である　と、『性善説』を唱えた孟子に対抗して『性悪説』を唱えた荀子。　　「青は藍より取りて、藍より青し。　　　氷は水これをなして、　　　しかも水よりつめたし」　　　「蓬も麻中に生ずれば、　　　たすけずして直し」初めは有名な言葉で「なるほど！」と、納得しながらすらすら読んだよ。が、最後のほうになると有名な思想家をなで切りにしているの。荀子が世に受け入れられなかった訳が解る気がするほどの、痛烈な批判！あーーそれにしても難しい本だったよ。読破するのに半月もかかってしまったぁ。　　　徳間書店　　定価：本体2233円＋税　　

2005/04/29

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地下鉄でにやける　怪しい人　（表紙の画像）

　　　厄除け詩集　　井伏鱒二　漢字仲間が貸してくれた本。帰りの地下鉄で読んでいて、噴出しそうになった。　この杯を受けてくれ　どうぞなみなみつがしておくれ　花に嵐のたとえもあるぞ　さよならだけが人生だと、「勧酒」を訳したのは有名。で、傑作は次の。　（カタカナで書いてありましたが・・）　家を出てみりゃ当て所もないが　正月気分がどこにも見えた　ところが逢いたい人もなく　阿佐ヶ谷あたりで大酒飲んだ原作は次のとおり。　　田家春望　　　　高適　出門何所見　春色満平蕪　可歎無知己　高陽一酒徒　　　　でーす。　　　講談社文芸文庫　定価：本体940円（税別）

2005/04/25

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久しぶりの「宮城谷昌光」　（表紙の画像）

　　「花の歳月」　宮城谷昌光　著　ふと「花の歳月」が読みたくなって再読した。　以前は、風景描写の素晴しさにほれぼれ。が、今回は皇后になった姉と　かどわかされて奴隷になったこともある弟との再会！が、胸に迫るものがあった。別れたのは　姉が10歳弟4歳。別れるとき　姉は汚れた弟の髪の毛を洗ったあげた。お腹いっぱい食べさせてあげた。（とても貧しい暮らしだったので）皇后になった姉を尋ねてきた弟。だが、偽者かもしれない・・衝立の後ろに隠れた姉に聞こえてきたのは、別れたときの洗髪と食事の話。衝立を倒して駆け寄る姉・・・。「姉と弟の感動的な再会を目撃した官人たちはもらい泣きして、たれ一人として顔を上げるものはいなかった。」（184ページに）宮城谷昌光さんの作品はいいね～　　講談社文庫　　定価：本体419円（税別）

2005/04/19

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温故知新　あら～？の解釈　（表紙の画像）

　　「論語」　貝塚茂樹　著　　　　　　現代に生きる中国の知恵中国古典講座で聞いてから読み始めた「諸子百家」。孔子の言葉「温故知新」。故（ふる）きを温（たず）ねて新しきを知ると、思っていたよ。貝塚茂樹さんの解釈は「煮詰めて取っておいたスープをもう一度温めなおして飲むように過去の歴史、伝統をもう一度考え直して、現代に生かす新しい意味を知る」ですって。あら～こんな解釈もあるのね。同じ論語でも何冊も読んでみると面白いね。　　　　　　13　講談社現代新書　定価:本体640円（税別）　

2005/04/18

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なおざり　おざなり？？　（表紙の画像）

　日本語　誤用・慣用　小事典　　　　国広　哲弥面白い本を読んだ。「かつて」　「かって」かつて、その土地に行ったことがある。を、かって、その土地に行ったことがある。と書いて×になったことがあるよ。間違えて覚えている人が結構多い、と書いてあった。「おざなり」　「なおざり」この区別　はっきり答えられない。38Pに詳しく。「おざなり」・・その場の間に合わせ。　　　　　　　　とにかく何かをする。「なおざり」・・真剣に取り組まない様子。　　　　　　　　必要なことをしない。修理を　おざなりにした。　　　（一寸はしてくれた）修理を　なおざりにした。　　　（なーんにもしてくれなかった）なーんか難しくて、こんがらがるね。　　　　　　　　　　　　　　　　講談社現代新書　　定価650円（本体631円）

2005/04/14

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歴史の活力　（表紙の画像）

　　「歴史の活力」　宮城谷昌光　著人相篇　から始まって言葉篇、真偽篇、才能篇あと、教育篇、死生篇、貧富篇などなど全部で15篇に分かれて記述してあるエッセイ集。「易経」からの『明治』『大正』や『昭和』『平成』などの元号の由来。とても興味深かったのが人名についての話。人名について用いていかないのが「春秋左氏伝」に記載されている。「国名」「山川名」「病名」「器物・玉帛名」「六蓄産名」（牛・馬・羊・鶏・犬・豚）日本人は女の子に『美』を付けるが　美　は大きい羊で、注意したいと 96Pに書いてあった。とってもびっくり。　そんなこと知らなかった。宮城谷昌光さんが勉強なさったことを、こんなに簡単に知ってもいいの？と思うほど沢山の知識の詰まった1冊ですよ！！　　文春文庫　　定価（本体448円＋税）

2005/04/07

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中国古典の言行録　　（表紙の画像）

　　中国古典の言行録　　宮城谷昌光　体調を崩していたこの1月の間に宮城谷昌光さんの作品をずいぶん読んだ。長編は・・・で短編かエッセイを。この本も5部に分かれているエッセイ集。自己啓発、日常の心得、人間関係指導者への帝王学と経営戦略。39pの「我慢することと激昂することは、災いと幸福との分かれ道である」とか、102pの「知るということは難しいことではなく知ったことについて、どう処置するかが難しいのである」とか、なるほどーと感心すること頻りの名文が、綺羅星のごとくちりばめてある本。うーーーん、勉強になるよー。　　文春文庫　　定価（本体438円＋税）

2005/04/04

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春秋の色　　（表紙の画像）

　春秋の色　　宮城谷昌光　中国古代　春秋時代の艶かしい物語・・かな？と思って購入した一冊。ぜーんぜん違ったよ。3部に分かれていて中国古代の話、新田次郎賞、直木賞受賞その後、故郷蒲郡の話、立原正秋さんのことなど等、読み応えのあるエッセイ集でした。特に115pの、新田次郎賞受賞「天空の舟」と、「他人がなんと言おうと、僕は君を買っている」立原正秋さんの言葉。司馬遼太郎さんとともに、すばらしい支えがあっての宮城谷昌光さんの作品。そして宮城谷昌光作品を私も読める・・幸せなことですね。このエッセイ集も読んでよかった！と思える1冊ですよ。　　　　講談社文庫　　：本体466円（税別）

2005/04/02

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春秋の名君　　（表紙の画像）

　春秋の名君　　宮城谷昌光　中国古代、春秋時代の名君を描いた　１部。自分自身の　作品についての想いの　２部。生まれ　育ち　越し方を連ねたエッセイの３部に分かれている。このうちの２部に書かれた　司馬遼太郎さんとの思い出を、とても興味深く読んだ。私淑する司馬遼太郎さんとの、初めての会談。その40日後　司馬遼太郎さんの訃報。148Pに「司馬さんが亡くなられたことを知っても、そんなはずはない、と自分が納得しない。いまもそうである。字が涙でくもりそうである。司馬さんが亡くなられたら、自分はどうしたらよいのであろうか。」と、書いてある。悲しみの深さが伝わってくる・・・　　講談社文庫　　定価：本体419円（税別）

2005/03/31

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華栄の丘　　（表紙の画像）

　　華栄の丘　　宮城谷昌光　　　　　　　　司馬遼太郎賞受賞「華栄の丘」を再読。宮城谷昌光さんの作品は甲乙付けがたいが・・・以前は断然「天空の舟」だった。宮城谷昌光さんの作品との出会いが「天空の舟」で、それ以来、すっかり宮城谷昌光さんの虜になった。が、再読してみて、「華栄の丘」いいよー。さすが、司馬遼太郎賞受賞作品だけのことあるよー。宋襄の仁　や『荘子』で有名な、宋の国の宰相『華元』。と言っても、読むまでは知らなかった『華元』。中篇で読みやすく、物語りも本当に面白い！西のぼる　さんの挿絵がまたいいよー。宮城谷昌光さんが私淑する　司馬遼太郎賞を受賞したこの作品。ほーんと面白かった。　　　文春文庫　定価（本体495円＋税）

2005/03/30

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李陵・山月記　　　（表紙の画像）

　　中島敦　「李陵・山月記」　漢字同好会に入会まもなく、大先生から戴いた１冊。「山月記」「名人伝」「弟子」「李陵」の４作品。過去、何度か漢検の文章題に取り上げられたのは知っていた。初めて読んだとき、むむむ難しい・・と。難解な漢字のオンパレード。漢字でつまずいて、内容を把握するなど　とてもとても。が、何度か我慢して読むうち少しずつ・・以来何度読んだことか！どの作品もすばらしいけれど、やはり「李陵」！リズムがいい。何度読んでも新しい発見がある。「李陵」が世の中に出たときは、もうこの世の人ではなかった。妻が実家に行っている間に、妹に行李１杯の原稿を焼かせたとか。それは、風呂がぬるむほどであったとか・・残念なことですね。　新潮文庫　　定価：本体価格362円（税別）

2005/03/29

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この1冊で　大満足！（表紙の画像）

　史記の風景　宮城谷昌光「史記」を知りたいなら是非是非の1冊。　　　宮城谷昌光さんの著書を読む前、読んだ後にも是非是非の1冊。　　どのページを開いても読み応え満点。　　特に心に残ったのが「千人杖」。「仲尼弟子列伝」から。　　富んでいる子貢が貧しい原憲をたずねたときの問答。　　原憲の住まいは湿地にあり　辺りは藜が生えていた。　　あまりの貧しさにみかねた子貢が　　「あなたは　なんと苦しんでおられることか」といった。　　原憲は「財産のないことを貧しいと言い、　　学んだことを実践できないことを苦しむと言います。　　私は貧しくはあるが、苦しんではいない」とぴしゃりと言った。　　子貢は、自らを恥じ、生涯自分の失言を恥ずかしく思った。　　　　　　新潮文庫　　定価：本体438円（税別）　　

2005/03/26

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頭よくなりたいよー　（表紙の画像）

　頭がいい人、悪い人の話し方　　樋口裕一寝てばかりも退屈になってこの本を。ついに100万部突破。”バカ”と呼ばれないための知的実用書　　と、帯に書いてあった。他人の権威を笠に着る。自分のことしか話さない。人の話を聞かない。視野が狭い・・・「あ、いるいる」「そーねー」「私のこと？」と初めは面白くニヤニヤしながら読んでいたが、頭が悪い人のことをこれでもかと、並べ立てられると「もういいよー」と思ってしまった。　　　　　　PHP新書　　定価：本体714円（税別）　　

2005/03/25

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宍道湖　嫁が島

　文藝春秋　3月号　「ワニの棲む海」ー因幡のシロウサギ　　三浦　佑之「古事記を旅する」今回は出雲大社から宍道湖へ。思い出しますね、嫁が島。出雲大社風土記では、蚊島と呼ばれていたとか。なんで？　理由は磯に蚊がいるからですって。　面白ーい。蚊島（かしま）が同じ訓読みの　嫁島（かしま）になったそうよ。ふーん　そうなの？因幡のシロウサギの話もたっぷり。この記事を読むだけでも文藝春秋を読んだ甲斐があったよ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2005/03/20

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グランド・フィナーレ（芥川賞）

　第132回　芥川賞受賞作品「グランド・フィナーレ」　阿部和重友達が貸してくれた文藝春秋三月特別号。目的は　芥川賞受賞作品「グランド・フィナーレ」。別れた妻と暮す娘に逢いたい・・その気持はよく表現されている。が、ロリータコンプレックス・・・何だか不気味で。　本音を言うと高城のぶ子、石原慎太郎、宮本輝、村上龍・・諸氏の選評がとっても面白かった。「そーかー。そういう捉え方があるのね」と。「はーなるほど。表現したかったことは・・」と。でも、何だかよく解らなかったのが、正直なところです。

2005/03/18

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玉人ー宮城谷昌光　（表紙の画像）

　古書店で「玉人」が何冊も並んでいた。「本屋さんで売れ残ったのかな？」と思って購入したよ。宮城谷さんの本は随分読んでいるけれど・・あれ？と思った。「夏姫春秋」よりも艶っぽく宮城谷昌光さんの作品には珍しい！このような本も書くのねぇ。なんとこの作品の解説が、大好きな宮部みゆきさん。なんかとっても得した気分。　一日で読んでしまったよ　　　^-^　新潮文庫　定価　本体438円（税別）

2005/03/16

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東京下町殺人暮色ー宮部みゆき（表紙の画像）

　宮部みゆき著作「東京下町殺人暮色」得意の時代人情ものと勘違いして買った古書。水面に、浮いては消える川鵜を数えていた幼い子供と若い母親。好天の日曜、散歩するには最高の日和だった。が・・・急流に白いビニール袋がひとつ。中からマネキンのような手が・・もうひとつ流れてきたビニール袋。見えていたのは・・・あまり面白くて2日で読んでしまった推理小説。ただ、残念だったのは前の持ち主がたばこ好きの方だったらしい。たばこの臭いが本にしみこんでいた。　　　講談社文庫　　定価（本体514円＋税）

2005/03/14

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パラレルワールド・ラブストーリー（表紙の画像）

　「東野圭吾」作「パラレルワールド・ラブストーリー」を読む。『線路は違うが　2つの電車が同じ方向に走る場合がある。』で、始まるこの物語。向こうの電車に乗っている女性・・・親友が紹介してくれた女性がこともあろうに・・3人の　パラレルワールド・ラブストーリー。失恋の痛手から、研究課題であった【記憶の改編】をすることに。将来このようなことが実際に起こりうるかもしれない。が、記憶があるから人は失敗を学習するのではないでしょうか？講談社文庫　本体743円

2005/03/12

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人質カノン（宮部みゆき）　表紙の画像

　「人質カノン」他7編を収録した短編集。「人質カノン」は、夜のコンビニでピストル強盗に遭遇してしまう・・「十年計画」は、裏切った男を10年かかって交通事故に見せかけて殺そうとする私。「過去のない手帳」は、大学に足を向けることができない青年が1冊の手帳を拾ったことから・・・など等7編。が、1番面白かったのは「八月の雪」。いじめに遭っていた子が自殺してしまう。いじめグループに逆らったばかりに　殺されそうになって逃げる途中、交通事故に遭って右足を失う少年。生きる意味を失って部屋に閉じこもってしまう充が、死んだ祖父のセピア色になった『遺書』を見つけたところから物語は・・・とても考えさせられる珠玉の短編集でした。文春文庫。476円

2005/03/10

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埴輪の目？？？

　　　　「博士の愛した数式」小川洋子　著　この本は全国書店員が選んだいちばん！読んで欲しい本です。と、帯に書いてあった。第一回本屋大賞受賞！　　読売文学賞受賞。2003年ブック・オブ・ザ・イヤー第一位。まだまだいろんな賞を受賞している本。　10歳の男の子を家政婦をしながら育てている「私」と派出先の　交通事故で頭に損傷を受け、80分しか記憶がないので忘れていけないことを書き付けた紙を洋服のあちこちにクリップで留めておく老数学博士との物語。読み始めて3分の2くらい進んで突然、鼻の奥がつんとした。と、突然涙が止めどなく溢れて・・悲しいことなど何も書いていないのに。ティッシュがどんどん傍にたまり・・・読み終えたときの私の目は、まるで埴輪の目。　帯の後ろに、松田哲夫さん選　泣ける本ベスト3の第一位。だって・・・なるほどね。本を読んでこんなに涙を流したのは、何時の事だったかな。いい本を読んだよ！

2005/02/26

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「問題な日本語」を読んだよ！表紙の画像

　30万部突破したという「問題な日本語」を読みました。どこがおかしい？何がおかしい？との表紙のphraseに引かれて・・目次には「っていうか」「みたいな」「全然いい」「これってどうよ」・・・と面白そう！コーヒーでも飲みながらと、軽い気持ちで読み始めたらあらー学術書を読んでいるみたい。う！と思わず正座してしまった。本文は2，3回読まないと理解できないねっ。下方3分の1のスペースを割いて小さな字で書いてある「使うのはどっち？」が興味深かったけれど、3，4ページ書いてある本文を読んで又戻って下方を読むのは、面倒で鬱陶しいよ。本文が終わった後に書いてあるほうが、読みやすいなと思ったのは、私だけかな？お堅い本ねと思ったら　なるほど「大修館書店」でした・・でもね、時々書いてある4駒漫画が実にいい。ほっとして“にやり”と、思わず笑ってしまう。間をおいてもう一度読もう！　　　大修館書店　　定価840円

2005/02/23

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「ぼんくら」　宮部みゆき

　「火車」で山本周五郎賞、「理由」で直木賞受賞の宮部みゆき作品「ぼんくら」を読んだ。初めは「あ、時代物の読みきり短編集なのね」と。が、読み進むうちに　なんとなんとミステリーだったよ。どんどん引き込まれて上下を2日で読んでしまった。それほど面白い。　!!!宮部みゆきフアンでなくても、是非！と勧めたい一冊。主要な登場人物も同じ「ぼんくら」の続き「日暮らし」がハードカバーですでに出ている。うーーー読みたいよ～。でも、文庫本出るまで待とう！

2005/02/22

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宮城谷昌光さんの本を・・

宮城谷昌光さんの「子産」（吉川英治文学賞受賞作品）と「沙中の回廊」を一気に再読。歴史順に読んでいるつもりが一寸逆だった。　　失敗　！初めて「子産」を読んだときは、「子産」って誰？状態だったから、何だか解らず夢中で読んでしまったけれど・・鄭の宰相　子産の死を知った孔子は、涙を流し―古人の遺風を伝える愛し方をする人であったと悼惜した。と、あとがきに書いてあった。「沙中の回廊」は、晋の国　文公となった重耳に見出された士会の話。ちらりと夏姫が登場したり・・それぞれ面白かったよ～ただ、2冊ともあとがきに宮城谷昌光さんが罹病したことが記述してあった。平成12年と13年。病のなかでの一行一句　もっと熟読玩味すべきであったかも・・・と。

2005/02/18

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司馬遼太郎賞受賞の「華栄の丘」を読む

　宮城谷昌光さんの「華栄の丘」を読んだ。春秋時代　宋の国の名宰相、華元。鄭の国の物語「夏姫春秋」は同じ時代の話。この物語で特に面白い場面。前の晩、羊の肉を食べさせてもらえなかったことを恨みに思った仕官が、馬車を暴走させて元帥の華元を　敵の本陣に届けてしまい、圧倒的に有利だった戦いに負けてしまう・・流石、司馬遼太郎賞受賞作品だけのことはあるね～。面白いの何の！いろんな場面が目に浮かぶよっ。

2005/01/19

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宮城谷昌光さんの「管中」を

暮れに購入した、宮城谷昌光さんの「管中」（上・下）！！まるで掌中の珠をいとおしむように表紙を眺めていた。が、ついに読みました。　^-^気がついたら日付けが変わっていたこともあったけれど、4日間で！「管鮑の交わり」（深い友情）の管子。『十八史略』の中の『管子』ではとってもいい言葉がある。「我を生むものは父母、我を知る者は鮑子なり」・・・と。「衣食足りて礼節を知る」・・と。もう一度最初から読みたい！1度目とは、また別な管中に会えるかもしてないねっ。宮城谷昌光さんの本は、何度でも読みたい本ばかりですね。

2005/01/11

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「夏姫春秋」を再読

宮城谷昌光さんの「夏姫春秋」（上下）を読んだ。以前は手当たり次第に夢中で読んだが、今は歴史順に読んでいる。古代中国で絶世の美女と言われた　夏時代の妹嬉（ばっき）は肉山脯林の四字熟語に代表される桀王（けつおう）に、殷（商）時代の妲己（だっき）は炮烙の刑の紂王に、西周時代の笑うことを好まなかった褒じ（漢字表記されない）は幽王に愛された。東周の驪姫（りき）は重耳を１９年も亡命生活に追い込みそれぞれ国を滅ぼした悪女と伝えられているが・・・夏姫は自分を愛した男が次々と死ぬ中、最後に地位も名誉も捨てた巫臣に愛される物語。流石　直木賞受賞作品。面白くて一気に読んでしまった。

2005/01/05

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ついに　「宮城谷昌光」　の本を

おめでとうございます。外はしんしんと雪が・・　昨日念願の宮城谷昌光の「管中」（上下）と「三国志」（一・二・三）をGET！嬉しいよー　^-^文庫本待ちきれなかった・・わーい　お正月は　DVD　と　読書三昧だよー

2005/01/01

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傾国の美女 ♪

劉備 関羽 張飛 わくわくする読み始め ♪

流星ワゴン 重松清 著

『ダ・ヴィンチ・コード』 はらはらドキドキ ♪」

重松清 著 直木賞受賞作品 『 ビタミンＦ 』

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『模倣犯』 宮部みゆき 著

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晏子 第3巻 （挿絵の画像）

晏子 第2巻 （地図）

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