ウソが続くIPCC
日本ではNHKをはじめとしたマスコミが、オリンピック報道だけをしているので「IPCC温暖化のウソ」に触れていないが、2010年2月20日現在、欧米のマスメディアが報じた「IPCCのウソ」は次の通り。(中部大学 武田邦彦教授)(以下、IPCCのウソ事件名、報道機関、簡単な内容の順)1) ClimateGate (多数の報道) 歴史的気温のねつ造事件2) FOIGate (イギリス政府) データ提出拒否事件3) ChinaGate (Gaudian newspaper) 中国の気温の偽造事件4) HimalayaGate (多数の報道) ヒマラヤの氷河が溶けるウソ事件5) PachauriGate (IPCC議長のヒマラヤウソ隠し事件)6) PachauriGateII (London Times) コペンハーゲン虚偽発言事件7) SternGate (U.K.Telegram) IPCCが採用した委員会報告の虚偽事件8) SternGateII (Rovert Muir-Wood) Sternレポート虚偽事件9) AmazonGate (The London Times) 非学術論文使用事件10) PeerReviewGate (The U.K.Sunday Telegraphy) 非査読論文偽装事件11) RussianGate (内部告発) ロシアの気温の作為的変更12) RussianGateII (the Geologidcal S.A.) 気温のねつ造事件13) U.S.Gate (研究者告発) 1990年に測定点変更で1℃上昇事件14) IceGate (研究者告発) アンデス山脈の氷の偽装事件15) ResearchGate (Penn State U.他) IPCCグラフの元データ疑惑16) Africa,Dutch,Alaska,NewzielandGate 各国の気温データのねつ造・・・・・・・・・いやはや・・・なんと言ったら良いか判らないほどデータの偽造、細工、誤報のオンパレードで、まだまだ各国データもおかしいと言われている。そして、これらの直接的な犯罪以外に、間違ったデータを提供したり、指導した団体や人たちの名前も挙がっている。分類すると、1) IPCCの中心にいる人 議長やイーストアングリア大学の教授2) アメリカ政府など ゴア氏、ロビー3) 国際的環境団体 WWF、グリーン団体4) 各国の温暖化脅威論者 などだから、次第に「誰が仕掛けたか」も判ってくるだろう。日本では、上記の人たちが発言したことや書籍を紹介した人、IPCCの論拠はシッカリした論文だけと主張した人、IPCCの矛盾したデータを専門家でありながら、長く支持してきた国立環境研究所、そしてIPCCのデータすら伝えず、さらに過激な間違いを続けていたNHKや環境省など「知らなかった」ではすまないだろう。専門家には責任がある。仮にもテレビなどで何かを発言し、書籍に書いたりするには、IPCCのこのような腐敗した中身を知っていて、その中で自分で判断して大丈夫と思う物だけを言っているはずだ。その点では「IPCCの報告はキチンとした査読論文によっている」とわたしに言った人はどのように感じているだろうか?人間は誠実で正直でなければならず、それが試されるときは自分が間違っていたときだ。正直に話して日本だけは混乱をしないようにしたい。すでに国際的にはIPCCの事務の大物が嫌気をさして辞任している。こんな「ウソ団体」から去ろうとする人が増えてくると思われる。いったい、「25%削減」などを国際的に約束した鳩山首相やそれを支持した議員や団体、大学などは今後、どうするのだろうか?(平成22年2月21日 中部大学 武田邦彦教授執筆)なお、ここに示したのは、”The end of the IPCC: One mistake too many!, By S. Fred Singer, Hindustan Times, “Continuing Climate Meltdown”, Wall Street Journal, Feb 16, 2010, “What to say to a global warming advocate”, Mark Landsbaum などによった。