政治も長~い目で見て下さい
民主党の新代表=次期首相が菅さんの続投に落ち着きました。これで、1年間に3人も一国の首相が変わる…という「異常事態」は、何とか回避されたかっこうです。「世の中を変える」べく国民の期待を背負って鳩山首相が就任したのは昨年の今ごろでした。年が明けて、基地移設問題で大きく躓き、その責任を取るかたちで辞任。後任に菅さんが選ばれたものの、参議院選挙での「消費税上げ」発言がタタって評価はガタ落ちになりました。ですが今回は、政治犯罪の疑惑があり、なおかつ強硬的な小沢氏と代表選挙を競って「首相の首」が何とかつながったようなもの。これから、どのようにして国民の信頼と理解を取り戻して世の中を変えてゆくかに注目が集まります。さて。この一連の出来事を知るにつけ、有権者は政治や首相に対し「速効性」を求め過ぎてはいないか…と考えてしまいます。疲弊し、腐敗し、行き詰った国政を一刻も早く立て直して「豊かな生活」を取り戻したい…という気持ちは理解できます。ですが、世の中を変えていくには、利害関係の調整や事実の洗い出し、そして世論の理解の形成や醸成などで、長きにわたる時間や期間を要します。しかし、日本人は、長きにわたり好景気の恩恵を享受できたせいか「夢よもう一度」と言わんばかりに政治家に多くを求め過ぎているような気がします。そのせいで政治家の頭脳と思考回路がパンクし、政権を維持できなくなっちゃうのではないか…?そういう捉えかたもできるでしょう。小松政夫さんのギャグに「長~い目で見て下さい」というのがあります。政治についても言えることです。早く結果を追い求めるのではなく、長期的視野で物事を見る姿勢を持つことが、重要なのです。小松さんは30年以上も前から、「長期的視野で物事を見る姿勢を持つ」ことの重要性と必要性を、このギャグを使って訴えてきているのだと僕は思います。菅直人の原点を探る税込み1,260円小沢一郎の功罪税込み1,575円↑お求めは楽天ブックスへ【23%OFF!】『楽屋の王様』~小松政夫・ギャグこそマイウェイ!~(DVD)税込み3,799円↑お求めは楽天市場へ