途半ばの「西武版ジョイナス」
西武ライオンズファン歴の長い枝郎はこれまで何度となく、「西武版ジョイナス」を提言してきました。これは、2012~13年に中日ドラゴンズが行ったチーム再建・再生策に倣ったものです。しかしこの、「西武版ジョイナス」は、何となく思っているものと外れてきたようにも感じます。 埼玉西武ライオンズ黄金投手陣の軌跡 永久保存版価格:1,234円(税込、送料別)楽天市場そもそも、本家の「ジョイナス」は、落合前々監督による疲弊の反省からこの3つを骨子としました。【1】監督に熟練者である高木守道氏を再任用【2】ユニフォームデザインを落合以前の意匠に戻す(実際はそれに近いものである)【3】楽天から山崎武司,米国から川上憲伸各選手を復帰 中日ドラゴンズ/2012 中日ドラゴンズ激闘!竜戦士たちの記録〜新生 守道Dra価格:3,240円(税込、送料別)楽天市場これを西武に当てはめると、このようになります。【1】田辺徳雄監督を「代行監督」から「正監督」に昇格(最初は伊原春樹氏だったが高木守道氏よりも劣悪だった)【2】「レオマーク」「トリコロール」を使った旧々ユニフォームの復活【3】ロッテからGG佐藤,米国から中島裕之各選手を復帰ですが実際は、現時点でこうなりました。【1】田辺徳雄監督を「代行監督」から「正監督」に昇格【2】ユニフォームは既存のものの手直し【3】GG佐藤,中島裕之各選手とも再獲得失敗【1】については、本家の「ジョイナス」が失敗した一番の要因は高齢の監督を再任用したことであり、森・東尾両氏の薫陶を受けた若い田辺監督により柔軟性の高いチーム造りをと考えました。【2】は、旧来への回帰で再建・再生を狙ったものです。「今度こそは昔に戻る」と個人的に期待していました。【3】ですが、中島選手については明らかな「古巣に対する裏切り」「恩知らず」(個人的意見)です。彼の存在なくては、若手中心のライオンズを引っ張ることはできないはずなのに。当てはまっているのは現状では【1】だけです。ともかくは田辺監督の手腕に期待するだけです。その結果を基に、チーム再建・再生が深度化するのを期待します。「新しいジョイナス」は、始まったばかりです。