枝郎の「郵政再国営化論」
寒い日が続きます。自分の趣味の話ばかりですが、たまには時事ネタを…鳩山首相が率いる民主党政権に代わってから、「郵政民営化」の見直しが論議されていますね。骨子としては、「郵便事業」「窓口」「貯金」「簡保」の4つに分かれていた会社のうち「郵便事業」と「窓口」の会社を合併させ「郵便」「貯金」「簡保」の3社体制にし、「貯金」「簡保」を財務省の所管から総務省の所管に移す…というもの。見た目には国営時代のスタイルに復するかたちです。否、僕としての個人的意見は、この骨子をもとに再度国営化すべきだと考えます。そもそも、郵政事業は国民生活の根幹をなす重要で必要不可欠な公共サービスです。「公共サービス」であるのなら、利益や利潤を追求する必要などありません。都市部でも農村漁村や僻地でも「低廉で充実した公共サービス」を平等に提供するのならば、郵便の赤字は貯金や簡保の利益で穴埋めできるはず。(国営・公営時代はそのような仕組みが出来ていたが、民営化で崩壊した。それが過疎地の郵便局の閉鎖やサービス低下にもつながっている)国営化で一本化すれば、落ちたサービスレベルを元に戻すことができます。それでも難しいというのなら、税金の投入をしてもなんら問題はありません。我々が払う税金は、このような国民生活の向上に役立てるのが本来の役割なのですから。鳩山政権は「郵政民営化」の失敗を速やかに認め、「見直し」ではなく「国営化準備」の委員会なり分科会なりを設置して真剣に再検討をしてほしいと思います。郵政民営化問題に関するご本は楽天ブックスヘ↓間違いだらけの郵政民営化に宣戦布告!税込み1,050円どこが問題!郵政民営化税込み525円