敢えて自分は反対する
僕は、プロ野球選手の五輪(対外試合)参加に、断固反対しています。これを言うのはタブーかも知れないのでためらっていましたが、意を決してこの場を借りて、語りたいと思います。元来、五輪は基本的にアマチュアのもの。プロの選手が入るのはモッテのホカだからです。サッカーは広く全世界でプロリーグが行われているのでプロ選手の参加は仕方がありませんが、野球が盛んなのは北中米と東アジアだけ。プロリーグが成立している国の数は微々たるものです。環境や競技人口を考えれば、五輪から外されるのも当然とも言えます。五輪以外にも、世界に野球を広める方法はいくらでもあるのだから。また、アマ選手が五輪で活躍すれば、プロ野球界へのリクルートにも有利になります。プロ野球界へ優れた人材を輩出するためにも、プロ野球選手を五輪に出すのは適切ではありません。しかも、ペナントレースの最中に一部の主力選手が抜けてしまうのだから、チームによっては損失も大きい。とくに上位争いをしているチームなら殊更…もしそれで五輪期間中に順位が落ちたら、五輪へ行った選手のせいにしちゃいそうで、恐ろしくなります。プロ野球選手は、所属チームに尽くし、チーム記録と個人記録のためだけに頑張っていればよいのです。五輪にプロ野球選手なんて、要りません。