富士山新ルールと連休のお知らせ
7月に入り週間天気予報を見て、いつ梅雨明け宣言が出るのか登山をする人なら気になる今日この頃です。と言うのも、7月1日に富士山が山開きとなりやっと山梨県側だけですが登山規制が始まりました。(画像は全て2021年の富士山登山より)私も兼ねてから富士山の登山規制を望んでいた一人です。今後、山梨吉田ルートからの富士山登山には事前予約の上、入山料2000円に任意の協力金1000円を納めて入山。更に1日の入山者が4000人になったところで入山受付終了となります。この入山料は主に環境保全や安全確保にあてられるそうですが、個人的にはもっと高くても良いし静岡県側も同様の措置が必要と考えてます。なぜなら日本の山小屋で宿泊拒否をするのは富士山の山小屋だけだからです。基本的に山小屋は命を守る場所である事が大前提でありどんなに満員でも拒否する山小屋はありません。それでも拒否する富士山の山小屋にはそれでも受け入れられない状況まで来ているからです。そもそも、世界的に有名な富士山の入山料が2000円と言うのも安すぎます。エベレストのネパール側入山料1万ドル(約160万円、中国側からでも100万円ほど)から見れば破格の安さです。個人的には入山料1万円にして山小屋の宿泊者数を半分にしてその分を補填してあげたら良い。コロナ禍以降、いくら山小屋でも隣に寝てる人の顔が目の前にあるなんて状況で寝るのはゾッとします。どうしてそこまで山小屋を守らなければならないのか?登山をしない人からすれば自由競争で淘汰されるのが資本社会だと言われるかもしれませんが、富士山はともかく多くの日本全国の山小屋はその山域を守る要となっていて登山道の補修や登山者の安全確保・救護までやってくれています。そんなのは自治体の仕事だろうと思いますよね?大体の自治体にはそんな予算はないんです。まして登山をしない人からすればそんなところに税金を使うなと言いたくなるでしょう。道楽で登っているのだから登山者が払えば良い…となる。(厳密には登山もその地域では重要な観光資源となっているはずなんですが)つまり自治体も山小屋頼み…その山小屋を助けられるのは他ならぬ登山者だけとなります。ところが日本人ならこれで話は通りますが外国人登山者はそうは行きません。富士山でトラブルに見舞われる登山者の多くは外国人でそこにはマインドの違いもあり、登る前に注意喚起や日本流登山のレクチャーをするなど、そう言った費用も入山料に含んだ方が良いと思います。ただ、外国人の軽装については一概に言えず、特に北欧の人は日本人が思っている以上に寒さに強いので軽装でも大丈夫な人もいますから富士山登山をするなら必ず常備しなければならない必須アイテムをリストアップして着装を義務付けるとかしたら良いのでは。あとは今後、静岡県側も足並み揃えた対応をしてくれれば抜け道なしの正確な入山制限が出来て確かな環境保全に繋がるはず。多くの人に楽しく安全な登山をしてもらいたいです。話が長くなりましたが、そんな訳で私も来週の8日(月)から10日(水)の3日間を三連休させて頂き登山に行って参ります。富士山ではありませんが今回は私の含めて全員3年前に富士山登山にも参加した経験豊富なメンバー4名、白馬大雪渓を登って白馬岳から五竜岳までの2泊3日の北アルプス縦走です。大雪渓の他に不帰ノ劍(かえらずのけん)と言う難所もあるので充分注意して行って来ます。余程の悪天候にならない限りは現在決行予定です。ご迷惑をお掛けします。(群馬 桐生・江戸っ子寿司)