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江戸風流 春蝶亭雑記

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2008年12月21日
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カテゴリ:歌舞伎
◆通し狂言『遠山桜天保日記』(国立劇場)
いわゆる「遠山の金さん」を、例年国立劇場新年の顔として活躍してきた菊五郎さんが、年末の顔となって演じる舞台。題材的に古いものではないだろうと思っていたら、やっぱり明治期のものでした。
尾花屋小三郎(容姿端麗、ほのかな色気の菊之助さん)という若者の心中(相手は時蔵さん演じる清元延わか)未遂と盗賊への転落、坊主崩れの悪党(声が大きく目鼻立ちがはっきり、巻き舌がはまる江戸っ子松緑さん)や単筒強盗角太夫(菊五郎さん二役)との出会い、佐渡金山からの御用金強奪を描き、最後は御白州での裁き、という構成。菊五郎さん監修の芝居らしく、いろいろな笑いが。
・「ぐ~!」「なんもいえねえ」などの流行語
・按摩のマッサージがタイ式マッサージ
・盗賊が忍び込む時のBGMが「ピンクパンサーのテーマ」
ほかにも、明治期の上演では無かった、御白州で金さんの桜吹雪披露などがあって、肩がこらずに楽しめる歌舞伎でした。

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最終更新日  2008年12月22日 13時51分36秒
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