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カテゴリ:歌舞伎
いわゆる「遠山の金さん」を、例年国立劇場新年の顔として活躍してきた菊五郎さんが、年末の顔となって演じる舞台。題材的に古いものではないだろうと思っていたら、やっぱり明治期のものでした。 尾花屋小三郎(容姿端麗、ほのかな色気の菊之助さん)という若者の心中(相手は時蔵さん演じる清元延わか)未遂と盗賊への転落、坊主崩れの悪党(声が大きく目鼻立ちがはっきり、巻き舌がはまる江戸っ子松緑さん)や単筒強盗角太夫(菊五郎さん二役)との出会い、佐渡金山からの御用金強奪を描き、最後は御白州での裁き、という構成。菊五郎さん監修の芝居らしく、いろいろな笑いが。 ・「ぐ~!」「なんもいえねえ」などの流行語 ・按摩のマッサージがタイ式マッサージ ・盗賊が忍び込む時のBGMが「ピンクパンサーのテーマ」 ほかにも、明治期の上演では無かった、御白州で金さんの桜吹雪披露などがあって、肩がこらずに楽しめる歌舞伎でした。 読んでいただいてありがとうございます。楽しんでいただけましたか? 人気ブログランキング 良かったら、バナーをクリックして投票して下さいね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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