インフルエンザ
私は玄関の前でおもむろにマスクをつける。只今、時刻は8:00。会社から帰宅し、家に入るところだ。数時間ほど遡ったお昼過ぎ頃、ふいにケータイに嫁からのメールが入った。『熱が37度9分あるの。インフルエンザみたい・・・。ごめんやけど晩御飯はなんか買って帰ってきてね』帰宅途中コンビニエンスストアに寄り、ポカリスエット、ウイダーインゼリー、熱さまシート、冷凍うどん、レトルトおかゆ、そしてマスクを買い込んだ。ウイルスにやられないようにマスクをかけて家に入った。寝室に入ると、嫁がしんどそうに寝ていた。握った手が異様に熱い。今回のインフルエンザは(Dとかなんとか言っていたっけ?)高熱が続き、一日ほどで落ち着くらしい。そばにいて看病してあげたいのはやまやまである。ただ、嫁には申し訳ないが、4月は一年でも一番忙しい時期であり、転職したばかりの私が穴を空けるわけにはいかない。買ってきたものを嫁に渡し、寝室を出た。今晩は別々の部屋で寝ることにした。今朝のテレビでみのもんたが話していた。部屋の中で濡れたタオルをブンブン振り回すとウィルスがくっついて、部屋の中にウィルスが残らないんのだという。ある病院では看護士さんが廊下を濡れタオルを持ってグルングルン回しながら歩いてるらしいのだ。ふと思い出し、濡れタオルを用意した。ここで注意しなければならないのは、しっかりと絞ることだ。濡れ濡れタオルをグルングルン振り回したら後悔することになる。今、私は後悔しているところである・・・。