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カテゴリ:お勧めBOOK
生きてるだけで、愛。本谷有希子 2006.07
◇内容◇ ねえ、あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ?過眠、メンヘル、二十五歳。人と人とがつながりにくい現代を生きるひとりの女の子の物語。 ******************************** 著者は、公開中の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 』の原作者、本谷有希子。 彼女、まだ若いのに自分の劇団まで作って今、のりの乗ってる作家の一人 『腑抜けども~』は、今後読む予定ですが、本谷さんの本とりあえず1冊目。読んでみました。 自分で“欝”と言ってる女。同棲している彼氏ともなんとなく3年過ぎて毎日彼にイライラ。 仕事もせず。こんなことじゃだめだなんて思いながら家でごろごろしてる時、彼の元彼が「あんた働けば!」って引き出され、無理やり喫茶店で働くことに。。。 みんないい人で、協力的で、やさしくって。うまく行きかけたとき。ウォシュレットの恐怖をわかってくれなかったというだけで、自分が全否定されたと思った彼女は逃げ出した。。。 と、こんな感じです。 いらいらするのは、主人公の女性が欝からくる生活態度だけではく、暴言・口の汚さからもうけます。 「あっ、まだ最後まで読んでなかったんだ」っていうくらいの価値の低さ。。。存在感の薄さ。。。 内容は”欝の女の子”なので、いたし方ないのでしょうね。 心理状態や表現がうまいなって感じは受けました。 ******************************** <総評>★★・・・ 文の表現方法や、現代の若者が理解できない人とか参考になるかもしれないです。 装丁の「葛飾北斎」は、うまい具合に絡んでます。案外そこが一つのテーマかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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