『〈永遠の戦士 エルリック〉』3巻4巻 マイケル・ムアコック/著
〈永遠の戦士 エルリック〉シリーズ暁の女王マイシェラ ストームブリンガー暁の女王マイシェラ【目次】暁の女王マイシェラ/薔薇の復讐 ストームブリンガー【目次】魂の盗人/闇の三王/忘れられた夢の隊商/ストームブリンガー ***********************************前作、『(1)メルニボネの皇子』、『(2)この世の彼方の海』のレビューです。20年も前に発刊されてたシリーズの文庫化。ファンにとっては待望の文庫化だろう。この4巻で終了なのだが、なんともスケールの大きいヒロイック・ファンタジーなのだろう。この世は【混沌】と【法】によって作られていて、それぞれ混沌の支配者と法の神々がいる。最終話の「ストームブリンガー」で、この壮大な物語の、この世の決着がつくわけだが・・殺した相手の魂を吸い取るストームブリンガー。この剣から流れ入る魂によってエルリックは生かされている。もはや、この剣なしでは、まともに立っていられなくなるのだ。そして誰もいなくなった。。。という感じの終わりも読み続けていくと理解できる。エルリックと共に戦った3人の勇者たち、最愛の妻、そしてエルリックの最後は!?混沌と神々の戦いはどうなるのか?3巻は省いてもいいような感じだが、エルリックを読み始めた方には4巻は是非とも読んで頂きたい。お勧め 『暁の女王マイシェラ』★★・・・ 『ストームブリンガー』★★★★★