韓国　愛の劇場

一泊二日の合宿に出かけた。

韓国では合宿をＭＴ（メンバーシップ・トレーニング）という。

場所は、カピョンという自然が豊かで、合宿用の施設が多いところだった。

かの有名な冬ソナの舞台・ナミソンも近くにあるという。

学生たちはバスを２台借りていたようだ。

１年生から４年生まで、日本語学科の学生なら、誰でも参加できる。１年生が４０人くらいで、全体で１００人以上いただろう。

日本人の教員は学科長の車に便乗して、大学から約３時間かけて到着。

学生たちに挨拶して、食事をとった。

夜の行事がメインで、まずは学年別に出し物をする。

今年は各学年ごとに、ダンスをしていた。

それから、バンドのサークルの演奏、

そして、メインイベントのミス日文とほぼ例年のように続いた。

ミス日文は、新一年生の男に女装させて、「ミス日文」を選ぶ、というもので、恒例の行事ながら、毎年盛り上がる。

その後、酒盛りがはじまる。

私はしばらく学科長とＴ先生と教授の控え室でバーベキューをつまみに、ウィスキーを飲み、深夜に学生の中に入っていった。

花火をしたり、いろんなゲームをして、罰ゲームで焼酎のレモン割りを何度も飲まされたりした。

教授の部屋から、スコッチウィスキーを持ち出して、学生たちに飲ませたが、一人の女学生は「先生、私は今日意識を失うまで飲みたいんです」と一気飲みでぐいぐい飲んで、レロレロになって姿を消した。

気がつくと、翌朝の４時を過ぎていた。

私もレロレロの状態で、少し寝て、７時過ぎに合宿所を後にした。

明日２５日には、外国語学部の学部長の長女の結婚式があるので、家についてシャワーを浴びたら、再びソウルの式場に向かうことになる。