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カテゴリ:韓国で暮らす
毎週火曜日はアパート団地の前に市場が来る日だ。ノミの市みたいに、露店が並び、午前中から主婦たちでごったがえす。野菜、果物、植木、衣類、家具、貴金属、アクセサリー、本、DVDなど、何でもありである。スンデという豚の腸に春雨のようなものを詰めたものやトッポギというもちの鉄板甘辛ソースあえを売る屋台や、ホットケーキやまんじゅうみたいなものを焼いてる人もいて、ちょっとしたお祭り気分になれる。
ベランダの植物が大きく葉を伸ばして、植木鉢が小さくなっていたので、妻に引っ張られて市場に出た。白磁というと大げさだが、七千ウォンの白い鉢を2つと、2千ウォンの小さな植木を買った。「木を植えることは生命を植えることである」と言われる。また「未来を育てること」だとも。 学校を行き来する道や、大学のキャンパスの中で、うす紫の清楚な花が、甘い香りをただよわせている。なんという花だろう。自転車置き場の前にも、タンポポや名も知らない小さな花が小さくても力強く咲いている。 「人が見ていようが見ていまいが、「野の花」は、根を下ろしたその場所で、茎を伸ばし、葉を広げ、自分らしく可憐な花をつける」とは、恩師の言葉。 自然の姿から学ぶことは、もっと多いだろう。日々の忙しさの中で、自然と対話する時間をつくることも、大切だなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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