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カテゴリ:韓国で日本語を教える
午前中はソウルの大学病院で、血液の検査を受ける。
先学期に受けた健康診断で、何かひっかかったみたいなので、精密検査ということだったが、ただ血液を2回採られただけで済んだ。 待ち時間に大学の図書館に行こうとすると、今日は卒業式だった。 この時期の卒業式はコスモス卒業と言う。(コスモスには少し早いんだけどね) 大学のガウンを父や母に着せ、写真を撮る卒業生、、、 「お母さんのおかげで、卒業できたよ」「お父さんのおかげで、何とかここまでこれたよ」という卒業まで育ててもらったことに対する感謝のメッセージ、、、 そばで見ていて、目頭が熱くなるような美しい姿だ。 午後は、某学会のシンポジウム。 お題は「白樺派と韓国」というテーマで。 日本からかなり研究者が来ていた。 有島武男の研究者で、有名な江種満子先生がいらっしゃっていた。 私のすぐ前に座っていらっしゃった。 この先生の山田詠美論からは、学ぶところが多かったが、今日は平塚らいてうとナ・ヘスクという韓国の作家の比較で、やはり手堅く論じられた。 先生は40代になってから、フェミニズム批評の視点を得て、そこから本当にやりたいことが見えてきたとおっしゃっていて、印象に残った。 武者小路実篤・柳宗悦・志賀直哉・有島武男・在日文学者などについて、多彩な発表を楽しむことが出来た。 白樺派の中で、韓国と最も縁の深かった柳宗悦についてもっと知りたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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