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カテゴリ:韓国で暮らす
韓国に来て、7年半が過ぎた。
ときには、帰化するのか、と訊ねられたりする。 確かに、外国人として生活するのは、不便な面がある。 一方で、外国人として、しかも、「日本人」として、韓国で生きるのも、「韓日」「日韓」友好のために、意味があるのではないか、と考えたりする。 また、帰化した場合、これまで、払ってきた日本の国民年金はどうなるんだろう、とぼんやり思ったりもする。 外国で生活するようになったら、そこに「骨を埋める」覚悟でやっていくように、と恩師がおっしゃっていた、とどこかで聞いたこともある。 最近、韓国でロッカー式の墓地ができたという広告を見て、その夫婦用に入るのも悪くないなと思い始めている。 もちろん、恩師が「骨を埋める」覚悟で、とおっしゃったのは、その地で、歯を食いしばって死に物狂いで、がんばれ!簡単に、逃げるな!ということだと拝察できる。すなわち、単純に「骨を埋める」ことを勧められたわけではないだろう。 その上で、妻は中国人、私は日本人であるから、韓国は中間でちょうどいいような気もするのだ。 帰化については、まだ考えが及ばないが、「骨を埋める」ことを考えるようになった今日この頃である。 昨年韓国人と結婚した同僚(女性)は、親が生きている間は、帰化はしないんじゃないか、と言っていた。 韓国人と結婚し、子どもを生んだ友人(女性)は、就職に有利であれば、帰化を考えたいといっていた。でも、子どもは日本籍にして、老後、日本で面倒を見てもらいたい、と冗談交じりに言っていた。 以下は、韓国の帰化名について、『朝鮮日報』日本語サイトより転載 ************************************** 帰化した外国人が好む韓国式の姓とは 韓国に帰化した外国人たちが韓国式の姓名に改称する際、「金(キム)」「李(イ)」「朴(パク)」「崔(チェ)」の4大姓が最も好まれるということが分かった。 昨年10月から年末までにソウル家庭裁判所が許可した帰化者の創姓(新たに姓を作る)事例について、大法院(最高裁判所)が分析を行った結果、計110人の帰化者が11の姓を作ったことが分かった。 韓国に帰化した外国出身者らが最も多く選んだ姓は「金」姓で、調査対象者の圧倒的多数を占める51人が「金」姓を名乗った。以下「李」姓を名乗った人が15人、「朴」姓は14人、「崔」姓は11人だった。これは韓国の4大姓の多さの順位と見事に一致するものだ。2000年の統計庁の分析結果によると、韓国人の姓は「金」姓が992万6000人で全体の21.6%を占め、以下「李」姓が14.8%、「朴」姓が8.5%、「崔」姓が4.7%という順になった。 4大姓を選んだ91人を除いた、残る19人の調査対象者は、「文(ムン)」姓(5人)、「張(チャン)」姓(4人)、「許(ホ)」姓(3人)、「黄(ファン)」姓(2人)、「白(ペク)」姓(2人)、「安(アン)」姓(2人)、「尹(ユン)」姓(1人)をそれぞれ選んだ。韓国人の姓の5位から10位は「鄭(チョン)」姓が4.4%、「姜(カン)」姓、「趙(チョ)」姓、「尹」姓がそれぞれ2.1%、「張」姓が2.0%、「林(イム)」姓が1.7%という順になっている。 韓国人の姓名を名乗れば、本貫(ポングァン/始祖の発祥地名)も選ばなければならないが、調査対象者110人のうち96人は「漢陽」(現ソウル)を本貫とし、以下、「錦山」「清州」「密陽」「原州」「海州」という順になった。本貫は創姓の申請をした家庭裁判所の所在地にするのが一般的だ。調査対象者110人のうち、中国の朝鮮族が77人で最も多かった。 李吉星(イ・ギルソン)記者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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