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カテゴリ:詩心の復興
現在、テレビの歴史ドラマで朝鮮王朝第4代・世宗大王(1397~1450)が取り上げられている。
その世宗大王の命によって編まれたという『龍飛御天歌』(1447)の長編歌に次のような句がある。 根の深き木は 風に動かず 花かぐはしく実たわわなり 源の深き水は ひでりに乾かず 川をなし海にいたるなり 小倉紀蔵『韓国、愛と思想の旅』(2004.12、大修館書店)によれば、朝鮮建国の正統性・正当性を謳った歌であったという。 小倉氏はこの歌を二度も引用し、その「事大主義」を指摘しているが、韓国の無限の可能性を謳った歌であることは間違いないだろう。 もちろん、自民族中心主義に陥って、他者を排除する方向に進めば、危ういことだけれど、 大陸的スケールというか、韓国ロマンティシズムの原型を見る思いがする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.09 11:09:44
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