合宿と結婚式
先週末は金曜土曜と学科のMT(Membership Trainingの略、日本で言えば合宿)に行ってきました。金曜は12時までに授業を切り上げ、食事して、待ち合わせ時間の1時20分に清涼里(チョンリャンリ)駅まで、ちょっと危ないかなと思って、タクシーに乗ったんですが、少し混んでぎりぎりに到着しました。タクシーもクレジットカードで払えるようになって、ほんと、便利になりました。8000ウォンくらいかかりましたが、先輩の先生から、タクシーで来ちゃだめ、地下鉄を使わなきゃ、とのこと。学生、先生あわせて5,60人くらいでしょうか、急行電車ムグンファ号に乗って1時間、デソンリというMTのメッカみたいな自然の豊かなところに行きました。今回はムグンファ号が今後デソンリに止まらなくなるとのことで、電車旅行にしたそうです。そこで、学生たちがグループに分かれて、運動やゲーム、食事を作ったりして、メンバーシップを養っていました。先生たちとは日ごろでできない話をし、学生たちの作った食事をご馳走になり、夜になると、学生たちと酒とカラオケを楽しみました。学生たちは夜中の3時過ぎまで連続でダンス系の曲を歌い続け、やっぱ、元気ですね。私は「世界中の誰よりきっと」を早々と歌い、飲みつかれてダウンしてしまいました。翌朝、チョックという韓国では軍隊で男たちがする足バレーを延々とし、私もだんだんうまくなってきました。今回のMTは職場が移った最初の機会でしたが、60名くらい学生が参加したのに、一部の学生としか話ができなかったのが少し残念でした。でも、焦らずに学生たちに声をかけていこうと思います。MTから帰った翌日は、以前のこのプログでご紹介したソンさんの結婚式に行ってきました。光州の式場までKTXという日本で言えば新幹線に乗って、4時間かけて、到着すると、私が一人なので、親戚に頼んで私が不自由しないように、細かく気を使ってくれました。ご両親を亡くされたソンさんはお姉さんが5人くらいいて、末っ子の一男ですから、お姉さんは皆ほっとされたご様子で、式の時には泣いていらっしゃる方もいました。お相手は10歳年下のすてきな女性(ソンさんは40代前半)で、お母さんは年の差があるからと、反対されていたようですが、無事結婚に至ったようです。式の途中で、ソンさんが子どもをつくる能力があることを証明しましょう、と司会者が言って、腕立て伏せもさせられていました。(笑)ちなみに、韓国の結婚式のお祝い金の相場はふつう5万ウォン(5千円前後)で、高級な場所でやる場合は、10万ウォン(1万円前後)くらい出す方がいい場合もあります。一般の式場ではバイキング形式の食事を出されますが、高級な場所ではコース料理がでるので、食費を考えてのお祝い金となります。帰りはソンさんの職場の先輩の車で、ソウルまで送っていただきました。ソンさんの職場は前にプログでご紹介しましたが、「刑務所」なのですが、公務員で安定した仕事でもあります。韓国では「刑務所」を「矯導所」といって、そこで働く職員を「矯導官」といったりもするそうです。私は体格のいい矯導官3人に囲まれて、約7時間、渋滞の道を共にしましたが、みなとてもいい人で、晩ご飯のウゴジ汁まで、ご馳走になり、申し訳なくも、ありがたい思いでした。昨日はキムジャンといって、キムチをつける時期になっていて、地方から白菜などキムチの材料を取りに行った人たちで、道路が混んだとのことでした。そういえば、隣の車のバックシートには、白菜がギュウギュウ詰めになって、窮屈そうに顔を出していましたっけ。ソンさん、新婚旅行はオーストラリアのゴールドコーストとのこと、楽しく遊んできてくださいね。