『まごころが世界を変える』
こんな歌詞、英五さんにあったけ?今回は、英五さんの話ではありません。 1月28日から上演される高倉健主演で中国人監督チャン・イーモウ作の映画「単騎、千里を走る」の話です。製作ドキュメントをテレビで見ました。チャン・イーモウ曰く、「中国において、いま経済発展が著しいが、お金やビジネスへの価値観が偏重される一方、人間と人間の結びつきや親子の絆がどんどん薄まりつつある。とても哀しいことだ。中国は近代化して、まごころとか思いやりとかがなくなった」「日本もそんな気がするなあ~」と私は思った。チャン・イーモウ曰く、「なぜ、人間同士は穏やかな関係を結べないのか、お互い傷つけあうのか。人間は実は人との結びつきを求めているはずなのに。情感、人生に対する想い、思いやり、反省、愛…人間関係にまつわる様々な魂の触れ合いを描きたい」。「この世の中、もっとよくならないかな~」って思いながらも、その方法が解らない日々が続いています。チャン・イーモウが、「まごころ」って言った時には、私の辞書にはそんな言葉がなかったと思うぐらい私にも日本人にも日本でも、使われなくなった言葉と思った。チャン・イーモウ曰く、「まごころが世界を変える」「うん、そうやなあ~、今年は「まごころが世界を変える」と言い続けよう」と思った。ところで、「まごころ」って、何??どうすれば、広がるの?「単騎、千里を走る」のHPhttp://www.tanki-senri.com/しかし、こんないい映画が正月映画とゴールデンウィーク映画の谷間、いわゆるオフに上演されるのか?これがビジネス(お金やビジネスへの価値観が偏重される)ですね。この映画会社、チャン・イーモウが言っていることわかっているの?