文字通り、大鉄道博覧会であった。
列車もとい汽車そのものの展示もあって、見所でもあった。
もしかしたら、自分は鉄道オタクになっていたかも知れない。
ジオラマ(ディオラマ)も好きだったし、何よりもあのレールの無機質な感じを再現しているのもいい。
箱庭にするっていうのが好ましい感覚である。
やっぱり、テレビゲームに流れてしまったから、鉄道には無関心になっていったのだろう。
それに部屋にディオラマを敷設するような場所も無いし。
当時は外国の技術だったのが、いつの間にか我が国の見せどころとなっていたのが、我が国の持ち味だろう。
飛行、航空技術だって元々外国なのだ。
それを戦前までは世界最高峰の技術にまで昇華させていったのだ。
戦後はそれが封じられて鉄道や自動車に回されたが、それも世界基準を超えてしまった。
そういえば、鉄道には満鉄なんてのもあったなあ。
当時の滿洲で絶大な力を揮っていた会社だった。
日露戦争で滿洲の経営権を手に入れてそこで興した鉄道会社が後に滿洲国建設に至る訳である。
暇を作って見に行ったが、十分な位だった。