創立者祭と学園祭を二つに分けたアクロバティックな展開には驚いた。
てか、祭を年二回行う進学校なんてあるのか?
そもそもキャラクターが(春原)陽平のようなピエロ以外でマトモな奴っているのか?
みんな回路が外れている頭の病んだ娘ばかりじゃないのかと。
「あんぱん」「カツサンド」と叫んだり、図書室の本を切ろうとしたり、部屋を喫茶店代わりにしたり、教室の片隅でずっとヒトデを彫っているのはどう見ても尋常じゃない。
辞書投げたりいきなり占いを始めたり、喧嘩強いのはおいといて…。
クラナドはややもすれば『すごいよ!!マサルさん』のワールドに共通するところがある。
『ワンピース』もそうか。
おかしな連中が集ってチンドン屋始めるのはハーメルンの笛吹き以来の伝統か。
分量が多い分、同時進行でストーリーを繋ぎ合わせねばならないからなあ。
肝腎の演劇部再興もどっか行っちゃった…。
観る限りではほぼ不可能になってるようだが。
気になったのは、(伊吹)風子がヒトデを配るのって、マサルさんがヒゲ部創設の時に配ったワカメと同じような…。
トートバッグ一杯詰めた木彫のヒトデとヒトデに触発されてヒトデアレンジメントのパンを陳列する場面が印象強くて心に残ったかな。
『マサルさん』と『クラナド』が似ているのは、恋愛と言うよりも、町の風景と仲間との交流が伸び伸びと描かれているところだろうか。
そう言えば、ここ最近のアニメって、町の風景と小さなコミュニティを取り上げたものが少なくないな。
使い古された学園ものが甦っているっていうのか。
まあ、世の中は引き籠りニートが百万人以上も居るようだし、求めているのはニートにとっては味のある仲間との絆とか、もてないオタクには純愛なんだろう。