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カテゴリ:CLANNADを観て聴いて感じて思う事。
絵柄がなんか拙い感じもしたが、特に動きを表現するのは余り得意では無いように思える。 動きと言っても表情のことではない。 表情はピカイチである。 ここでいう動きとはフォームやアクションに関する動作一般である。 智代に野球をやらせている場面があるが、ヘボい…。 この作者(絵を描いてる人、みさき樹里のこと)って野球をしたことも見たことも無いんだろう。 欲を言えば、高校球児をもっと色黒にして剽悍な顔付きでガタイもイカツくゴツくして貰いたかったなあ。 あれじゃあ丸で茶坊主。 ってそんなことは別にいいか。 リアクションに関してはこれがまたいい味を出している。 特に春原陽平がいい。 この漫画が世に出たのは2005年である。 2004年に原作ゲームがリリースされているから一年の期間を経て登場している訳だ。 詰まり、劇場版よりもアニメよりも先にこちらが発表されていることになる。 若しかして…京都アニメーションのは、この漫画の方に準拠してない? 漫画の方は二年掛けて漸くアフターに漕ぎ付けている。 尤も、アフターの方が重要なんだが。 なんか読んでいく内に、倉本總の『北の国から』を思い返してしまいそうだ…。 朋也が恰かも純にくりそつで…。 その純だって若い内に上京してぼろアパートに住みながらゴミ拾い屋に勤めて…女と同棲するが…。 その純も相当なヘタレキャラで…、時代は既に平成なのに寅さんみたく古めかしい作風だったよなあ。 CLANNADって、作品の世界観は劇場版の監督である出崎統も言ってるように、古臭いものだ。 Keyの作品は恋愛もそうだが、それよりもそっちをスケープゴートにした家族の絆を浮彫りにするゲームだと言える。 家族、町、友人、恋人…現代では稀薄となってしまった繋がりを何も無い彼等が繋ぎ合わせていくという作業を受け手(プレイヤー、読者、視聴者)と共に作り、築き上げていくことこそが重要なんだと思えてならない。 そう言えば…北の国からも純朴なドラマシリーズだったよなあ…。 まあ、終わり頃はグダグダの失敗作になってしまったが。 却って若い人には新鮮に映るのかも知れん。 純愛なんかよりも、周りのみんなと、町と家族との絆が大切なんだ。 周り憚ることなく今や『エセ国産純愛もの』の雨霰だもんな。 セカチューはその典型でもあった。 今流行りの恋空ってなんだろか? 見たい気もするが、見るのよそう。 もしかして…クラナドってこのままいけばドラマ化も期待出来そうか? まあ可能性としては一桁か? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.17 02:28:31
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