最終日だから、満員だった。
何時もの如く、入場時間ギリギリで入ってったけど、チケットを捌いてくれたのでそこは良かった。
若いのが随分いるなあ。
此れ迄何度かこう言うのを書いて来たが、もうこの若い連中の恰好を見るのが一つの醍醐味となって仕舞った。
一つの醍醐味は表現としては可笑しいので、醍醐味なんだな。
この日は暑かった。
半袖でも行けた。
何だか、周りもそんな感じだった。
若い連中の恰好に目移りをしてしまう。
それではいけない。
絵に集中せねばならぬ。
未だ未だ修行が足らない証拠だ。
初めの並びは然程ではないのだが、中へ突き進むと、隠し玉てのかやっぱり絵に関して、目を瞠る物が並べられていた。
一見訳分からん絵をしてるのだが、深い。
原色っぽい色を使っているが、グラデを使っており、其の深みは増すばかり。
引き込まれる。
展示が凡庸だったら図録を買い控える所だったが、やっぱり買ってしまった。
以前ちびまる子ちゃんで花輪君ちに飾られてたシャガールの絵を見てまる子は、其の絵の素晴らしさが未だ理解出来ずに、モナリザとかないのとかぶっちゃけてたのを憶えているな。
まる子は庶民なのである。
テレビに映らなければ矢張り無名も良いとこ。
当時の時代背景なら、モナリザの展示で騒がれてたな。
まあそんなことだから池上の番組が流行るんだな。