起きた時が、午後四時だった。
之は焦った。
住んでる所が亀戸ということもあり、江戸東京博物館まで30分、そう考えていたので焦らず行く事にした。
しかし雨が降っていた。
久し振りの雨。
外は涼しい。
漸く暑い夏から解放される。
そんなこんなで博物館に着いたのが、5分前だった。
雨ということもあって、客はそんなに混んでいなかった。
最終日なのにこの前のマウリッツハイスとは違うなあ。
二条城展はマニアックな部類か。
金の屏風は絢爛豪華で美しいと形容出来るんだが、CG再現も素晴らしかった。
昔中学の修学旅行で二条城に行ったことがある。
と言うよりも立ち寄ったような感じだった。
家康由来の城だが、家康も自分が訳の分からん武士の生まれだから貴族になりたかったんだろうなあ。
そんで贋物の天皇になろうとした。
ざっと見て、過ぎた時間を計ったら15分しか経っていなかった。
書物も置いてあって、候文だが比較的読めた。
宣伝不足のイメージしかないなあ。
チケットもそのまんまの値段だったし。