近くで見るとぼやけているような絵だが、遠くから見れば恰も頭の記憶から引き摺り出されるような印象の絵ばかりである。
モネ(だけではないが)の作品はこういうのが多い。
これが印象派なのだろうと思った。
写実的であれば、もうそんなものは写真で十分なのだ。
この頃から写真の技術が確立されていたろう。
ただ、モノクロだが。
写実的に描いてきても、やっぱり写真の技術には敵わないってヨーロッパの人は判ってたのかね?
そこで我が国で二束三文でやって来た浮世絵観て衝撃を受けて、自分が好きな様に、感性の赴くままに描いてもいいのだと思ったのだろうね?
脳味噌の中の映像は写実的ではない。
光が強いがぼやけた印象だと感じたのだろう。
その印象的な絵画技法からピカソのようなキュビズム、後は訳の判らん抽象派のような描かれた絵に無理矢理意味を見出すような絵へと変化してくのだろうか。
まどか☆マギカの背景とか、アレだよね、抽象画とか印象派とか、近代絵画技術ぽいよね。
日本のアニメは浮世絵の名残だけど、その浮世絵自体はもう死んでいるよね。