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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2007.01.17
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カテゴリ:帰国子女
日本語学校の抽選会に行ってから少なからずバイリンガルについてまた考え始めている。

私自身、父の仕事の都合で小学校の3年間をフランスで過ごした帰国子女であるが、ずいぶんと長い間、「フランス語を生かした仕事につかなければ」という呪縛にとらわれていた。それは、自分自身もそう思っていたのだが、周りからのそれとないプレッシャーも大きかったように思う。

実際、大学はフランス語学を専攻したし、一時期、フランス語の通訳の仕事にも就いていた。

で、今何をしているかというと、フランス語とは全く関係のない仕事に就いている。英語は翻訳の仕事で使っているが、それもたまたまアメリカという英語を使う国に住むことになったからで、その点ではラッキーだったに過ぎない。これで、フランス語も英語も使わない国に住んでいたら、いくらインターネットが発達して仕事をする場所がそれほど重要でなくなったとはいえ、どちらの言語も使わなくなった可能性は大きい。

でも、言葉(外国語)にこだわっていた私が現在、花の仕事という言葉を介さない仕事を追求しようとしているのは、他人には分かりにくいかもしれないが、自分の中ではなるべくしてなったことだ。通訳や翻訳といった仕事を通じて「ある言語から言語に訳す」ことの限界を感じ、言葉を超えたところで通じ合えることを仕事にしたいと思ったのだ。

だから、ルナに対しても、バイリンガルになるための環境や機会はできるだけ与えてやりたいと思っているが、その結果はどうなってもいい。ルナが一番幸せだと思う生き方を選んでくれればいい。私としては、周りから「せっかくフランス語が話せるようになったんだから何らかの形で生かさなきゃもったいない」というプレッシャーを受け、それにとらわれていた長い時間こそもったいなかったと思うからである。





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最終更新日  2007.01.18 10:07:01



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