790310 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

フリーページ

カレンダー

2009.03.17
XML
都内の歴史ある厳かな神社の神殿で
結婚式を挙げた

三三九度のお神酒が
何ともいえず美味しかった
朝早くから仕度をしてもらったので
喉が渇いていたせいもあるかと思うが
それにしても美味しくて
思わず
うまいっ
と叫びそうになってしまったほどである
その衝動を抑えたのは
白無垢に綿帽子という己の姿と
後々まで親戚の語り種になってはたまらんという恐れのみである

その後いよいよ夫婦の誓いを述べる時を迎えた
この神社のしきたりによれば
夫が誓いの詞を述べることになる
その誓いの詞も神社によって決められていたのだが
まるで君が代の詞のような言い回しで
日本語を母国語としている私にとっても
途中でトチってしまいそうな難しいものだった

その誓いの詞を
夫は毎日練習していたのである
できるだけ私も練習に付き合った
「夫婦の契り」という箇所で
どうしても「ふうふ」が「ふっふ」になってしまって
式の本番で笑いそうになったらどうしようと心配だった

式の前のリハーサルでも
夫は誓いの詞を読んだ
その時は控室で和気あいあいのうちに進み
誓いの詞を読み終えると
拍手が沸き起こったりして
お笑いモードに近かった

そして本番である
夫が読み始めた
最初はトチらないかどうか心配だったが
そのうち夫が真剣に練習していた姿を思い出して
何だか涙が出て来てしまった
「ふうふ」は相変わらず「ふっふ」だったかもしれないけれど
そんなことはもうどうでも良かった

最後に夫が名前を言い
そこに自分の名前を言い添えた時
この瞬間を
この人と迎えられて良かったと
心の底から思った





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.03.18 03:40:25
[生活_スイートテン企画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X