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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2010.12.24
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小学校1年生になって、ルナの勉強も本格化して来た。
宿題も英語(国語)算数ともに毎日あって、そのほかに本を1冊読まなければならないので、
それを消化するのがなかなか大変。

特に算数。
今の日本の小学校のカリキュラムもそうなのかもしれないが、ルナの学校でやっている算数は、ひたすら文章題。しかも、答えを導く過程を必ず書かせる。たとえば、
「ローザは石を10個持っています。マークに4個あげました。何個残っているでしょう。SHOW YOUR WORK(答えを出す方法を示しなさい)。」といった質問が2問ぐらい、多いときは4問ぐらい出る。
そして、これを10-4=6という式とともに、絵を描いて答えを出すまでの方法を示さなければならないのである。

これが結構大変。

まず、ローザという女の子の絵を描き、その傍らに10個の石を描く。そして、マークという男の子の絵を描き、そちらに4つの石が渡された様子を描く。

石ならまだ良い。
ある時は「アヒルが20匹」という問題で、ルナはアヒルを1匹ずつ丁寧に描き始めたのだが、スペースがなくて途中から描ききれなくなってパニックになっていた(爆)。私が「アヒルの頭だけ描けばいいじゃん」と言っても、先生にはアヒルの絵を描きなさいと言われたとか言って頑として聞かない。しばしの攻防戦の後に○に点と三角でアヒルの頭だけを描くということに落ち着いたのだが、いやー、この調子でやってたらいつまで経っても終わらないよ。子供って、優先順位をつけるとかどうでもいいことは適当にはしょるとかいうことがまだ出来ないから困る。

もう少し大きなお子さんをお持ちの方から聞いた話でも、やはり算数・数学はひたすら答えを導く過程を書かせるらしい。10-4だけなら答えは計算機でも出せる。なぜ10-4なのかを考えるのが人間なのだ。というのがアメリカの教育が大事にしている考え方なのかもしれない。
アメリカの大人は暗算は苦手な人が多いが、論理的に話を進められる人は多い。きっと、これは算数にも見られるアメリカの教育の結果なのではないかと思う。






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最終更新日  2010.12.24 07:34:05



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