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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2012.03.20
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カテゴリ:帰国子女
日本からボストンにいらして、まだ間もない方に聞かれたことがある。
「いつごろから海外を目指されていたのですか?」

帰国子女であることや、それがきっと主な理由で海外に暮らすことはあまり抵抗がない、というようなことを既に話していたから、そういう質問になったのだろうが、これは大きな誤解であり、私としては、海外を目指したことは一度もない。私には海外の扉はすでに開かれていたのである。開かれていたどころか、無理やり扉の向こうに連れて行かれちゃったわけである。少なくとも最初は。

海外だけでなく、国内の都市にもいくつか住んだわけだし、その過程でいろいろ考えたことを共有できる人が周りにいないことを嘆かわしく思ったりもするのだが、考えてみれば、そんな人が周りにうじゃうじゃいることを期待する方が間違っているのである。

私からすれば、ずっと同じ町で生まれ育って、まだその町に実家があって、自分の子供を、自分が子供の時に通った幼稚園や小学校に通わせる、なんて言うのは、たまらなくうらやましく、来世はぜひそのような人生を送ってみたいのだが(笑)、そういう人たちにしてみれば、私のように、あちこちを転々として、いろんな体験ができることがうらやましいのかもしれない。

自分のアイデンティティの問題をはじめ、かなり自分にとって核となるような問題を共有できるのは、同じような経験をした、遠く離れた各地に点在する友達だけだったりする。

でも、それでも良いのかな、と思う。私としては、どこに住むかとか、どこに属すかということより、どこにいても、そういった人達と何かしらつながっていて、分かり合えるのだという確信を時々持てれば、それで良いのかな、と思う。





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最終更新日  2014.10.15 11:55:37
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