メルハバ！トルコの思い出と韓国滞在記♪

今日も午後２時から、日本でいう所のデイサービスに行ってきました。

農場に。

今日はなんと、帰り際、川から飛び立つ白い大きな鳥を見ました。
風貌は鶴に似ているんですが。。鶴かなあ。

鶴だったらいいな。

すぐそばを通っていきましたよ。


昨日は、おばあさんが午前中週間保護センターに行ってこられて、数か月ぶりだったので、すごくうれしかったそうです。

痴呆症なので、すぐ忘れるんですが。

そして、農場に帰って来てからも、午前中のそのスタンスをずっと維持しておられて、一人で色塗りを集中しておられました。

まだ週間保護センターにおられると思っておられたみたいで、ずっと色塗りをされましたね。

そして、寒くなったのでビニールハウスのお花の周りにある机から移動して、ベッドのお部屋に行ったのですが、そこでもまだお絵描きをされていました。

私にも塗りなさいと。（笑）

でも、ずっと無理して勉強してたので疲れたのでしょう。ちょっと横になりました。

帽子もかぶったまま。

姿勢を直してあげたり、足を上げてあげたりしたんですが、布団には入らないと。

ちゃんと寝てしまってはだめだと。気を張っておられるんですね。


そして、軽くうつらうつらされました。


今日行ってみると、お休みでした。

それで、起こさないように外のテーブルで本を読んだり、洗い物をしたりしていました。

しかし、いつ見ても寝ておられました。

トイレに起きられたので、入ってみました。

ニコニコ、笑っておられました。

またすぐ横になって、「夜なのに来たのかい？夜勤なの？」と聞かれるので、

「ええ、ええ、そうですよ」と答えておきました。

認知症なので、あまり否定すると怒り出すんですね。


「そうか、そうか。お金のために夜勤するんだね」と言われていました。


それで、マテ茶と言って、山芋のお茶をお持ちして、一緒に飲みましょうと言ったんですが、
「私はいいから」とまた横になって寝られました。すやすやすやすや。


だから、またまた読書タイムに。落ち着いたいい日でしたね。

おばあさんが大好きな「おいしい奴達」といういろんな食事をたくさん食べる４人の太った男女の番組を毎日３時半にしてるんですが、それを流して。


でも、今日はほぼ起きられませんでした。

ときどーーき目を開けて、何か話されて、また寝て。

こんなに寝たのは、初めてです。

とても落ち着いておられましたね。

いつもは、ふと起きると、「家に帰らないといけないんだ、だれが連れて行ってくれるんだ」

「家にはいつ帰るんだ」「一緒に帰らないとダメだよ、声をかけておくれよ」って、目が覚めるたびに行ったり、班長を呼んで来いとか、怒り出すこともあるんです。

今日は、すごーーく落ち着いておられましたね。

保護者さんは、今日は息子さんと大事な用があって、出かけてたので、こういう落ち着いた状態で良かったです。

保護者さんが帰ってきて、畑に幕を張ったり（寒いから霜が降りないように）、後片付けをされて、気づいたら私も帰る時間でした。

それでも、おばあさんはニコニコ横になっています。

お嫁さんが「帰るよ～」と言っても、「私は帰らないよ」って。

今日は初めて「帰らない」と言われましたよ！！

そういうこともあるそうです。


でも、あまりにスヤスヤ眠られるので、旅立つ日が近づいているのか、弱ってきているのかって
ちょっと心配になりました。


実際、そう習ったんですが。。


こうして情がいくお婆さんが旅立たれると、その後、私は結構悲しいだろうなとか、思っちゃいました。

大丈夫かな。

静かに見守れるメンタルを養わなくちゃ。