おじいちゃんと猫
今日受け持ったおじいちゃんは1人暮らしで、第1の連絡人(?)が近所の人になっていました。最近、ものを食べるとつっかかる感じがするというおじいちゃん。今日は、1泊病院に泊まり、明日、胃カメラをすることになりました。おじいちゃん「だれか、なんとかしてくれないかのー?家に猫がいるんだ。ご飯あげなきゃ。水もかえてやらないと、、、、」私「じゃあ、この近所の人に電話して、たのんでみましょうか?」おじいちゃん「その人たち今、ホリデーに行っちゃっていないんだ。」私「なにー?ほかに誰か頼める人はいないかしらー?」おじいちゃん「ほかの近所の人かな?でも、電話番号もわからないんだ!」医療秘書の人たちが、近所の人たちの住所と苗字を元に電話帳で調べたけどわかりません。秘書さん「CHIi?あたしたちにはどうしようもないと思うわ。前も同じようなことがあって警察に頼んで断られたのよ。」うーん。どうすれば、、、、、さっぱり?????「警察がだめなら、動物愛護協会とか?(だれだよ)この人のGPに電話するとか?いやだめか?????」シスターに向かって「I have a question!!! 猫ちゃんが家で一人で困っている患者がいるの。家族はいないし、近所の人はホリデーに行っちゃって誰も頼める人がいないのよー Any suggestion????」シスターは「emergency social worker に電話してみれば?」と言います。なんだそりゃ?だれだそりゃ???病院の交換台に電話して、つなげてもらいました。私「あなたはEmergency social workerさんですか???」そして、自分が誰だか名乗り、事情を説明しました。そして、、、「So,,,,,Can you help cat and us(半泣き)?」もう、助けてもらいたいのは猫とおじいちゃんだけでなく、私も助けてくれと言う意味です。相手は、爆笑した後、、、「いいわ、ケアマネージャーに電話して、何とかするわ。」ケアマネージャーってそういう仕事もするのか??本人にこういう状況よと説明すると、「ありがとう。」ととてもうれしそうである。しばらくするとどこから聞いてきたのか、はんたい隣のおじいちゃんのご近所さんが電話してきました。その人が、猫ちゃんの面倒を見てくれることになり、問題解決。おじいちゃん、電話で「うん。鍵は植木鉢の下にあるから、それで家のかぎ空けて、、、、、」30分後、ケアマネージャーから電話が来ました。家に行けるよということらしい。シスターが「ごめんありがとう、問題は解決したわ。いやほんとうごめんなさい」と話してくれました。さらに15分後、近所の人から電話。「鍵は植木鉢の下にはなかったけど、猫は外にいた。だから抱っこして、つれてきた。ご飯と水飲んでるよ。退院するまで私が、面倒見るよ。」と言う内容でした。その電話の内容をおじいちゃんに伝えると、おじいちゃんは、「えーーーーん。」と泣き出しました。つられる私たち、、、イヤー良かったねおじいちゃん。「猫ちゃんが餓死しちゃうよ。俺のたった一人の家族なのに、、、」ときっとすごく心配だったんだろうなー。