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テーマ:TVで観た映画(3913)
カテゴリ:映画
フランス・香港合作映画なのに舞台はNYやラスベガス、俳優たちの話す言葉は英語。そして映画監督は「恋する惑星」で有名な香港出身のウォン・カーウァイ監督。 だからNYやラスベガスが、なんだか別の世界、別の国のような雰囲気に見えてしまう。
ヒロインを演じるのはこれが映画初主演のチャーミングな歌姫、ノラ・ジョーンズ。 彼女の相手役はイケメンさんのジュード・ロウ。ただし、いつもは身ぎれいでスノッブな美青年役が多いけれどこのお話では、ブロンクスのうらぶれた地域の小さなカフェのオーナーで、髪はボサボサ、無精ひげ。行方不明になった女の子が気になってモンモンとするさまは決してカッコ良くないのですが、キュートです。
以下ネタバレありますのでご注意を
NY。 そのカフェは「カフェ・クルーチ(鍵)」という名前で、なぜかいろんなお客がいわくありげな鍵をジェレミーに預けていく。 ある夜、エリザベスはNYの街を後にした。 ウェイトレスの仕事をしながら遠い街からエリザベスはジェレミーに手紙を書く。 リジーと名乗って働いていた街で出会ったアル中の警官と、別れた妻。愛し合いすぎて悲劇的な結末をたどってしまった二人の運命の瞬間に居合わせてしまったエリザベス。 それから、カジノで出会った美しい女ギャンブラー。なぜか一緒に旅をすることになった彼女と、彼女の父との意地っ張りな関係と、悲しい別れ。
エリザベスが旅立った先、それは、帰る場所。
スタイリッシュな映像でオシャレな雰囲気。 エリザベスは最初と最後の自分の恋物語以外の場面では狂言回し的役柄。 夫から逃れようとする妻役のレイチェル・ワイズが美しくて迫力があって、女の私でも惚れそうでした そして女ギャンブラー役のナタリー・ポートマンも綺麗でカッコよくて素敵
彼女たち二人が大輪の薔薇のようにあでやかなのに比較して、ノラ・ジョーンズは素朴で寝顔が子供のようです。ぽてっと開いた赤ちゃんみたいな唇には、そりゃー惚れた男ならキスしたくなるでしょう(笑)。
この映画、二度キスの場面が出てきますが、象徴的でスタイリッシュなカメラワークで、「やられたー!」という粋な演出になっています
評価は、☆☆☆です 「道を渡るのはそう難しくない
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Last updated
2010年05月15日 00時48分00秒
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