参議院議員 鈴木寛さんの講演
参議院議員 鈴木寛さんの講演を聞いた。とりあえずメモったものを。◆国を動かすのは大きな仕組み(法律とか)だと思っていたけど、 実家の神戸で阪神大震災があって、そのときに国は全然ワーク しなかった。 それ以来、国を動かすのは「エッジの利いた、小さくても濃く 熱い人たちの集まりだ」と確信した。◆松下村塾に20回通ったが、8畳2間ほどしかなくて、 弟子も20人だし、やってた期間も2年間しかないのに、 明治維新であれだけの影響力のある人を育てた。 教育ってすごい。◆インターネットは哲学。◆情報社会創造は、大仕事。◆歴史は繰り返す。自分は15年周期説を取っている。 歴史の見方は、都合のよいところだけを取り出して、 自分を鼓舞するのに使う。◆「物・経済」から「情報・文化」へ。 「技術革命」から「社会文化革命」へ。◆情報革命を考える際に、イスラムがヒントになりそう。 情報とは「見えない価値を信じること」だと考えると、 メッカ巡礼とか石を拝むとかいう文化ってすごい。◆松下幸之助のPHP(Peace & Happiness through Prosperity)は 産業社会のパラダイム。 情報社会のパラダイムは、PHC(Peace & Happiness through Communication, Collaboration, Creation, Culture)◆これからは“Collaborative Creative Artwork”の時代。 →Cooperation(作業を共同でやる)から Collaboration(異才・異能が集まる)へ。 →Artworkとは、この世に一つしかない仕事。 →競争・勝負のパラダイムから共生・交流・協働・共鳴・友愛へ →1を100にする過程での「歩留まり」が大事だった時代から 0を1にする力が求められる時代へ。◆「工場・市場・議場」から「智場(スクールとメディア)」へ。◆規模から濃度へ。 変化を起こす部分を「超部分」と呼んでいる。◆論理言語から感性言語へ。 →日本は今まで科学万能主義だったので、真偽の判断はできるが 真善美の「善と美」の判断が弱い。 →言語は世界観を表す。◆価値を再考する必要がある。 →何がしあわせ? 生命・絆・交響楽◆日本のアニメが世界に通用するのは、日本語の特性と関係がある。 日本語は表意文字と表音文字のハイブリッド。 →中国は表意文字だけ。これだと新しい概念を表現しにくい。 たとえば「マクドナルド」とか。 →アルファベットは表音文字だけ。◆誰かが始めなければ、何も起こらない。◆10年、20年と続ければ、何かが変わる。