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木造千手観音座像、里帰り 重要文化財に指定
今朝は寒かったです。 気温1度、朝7時最低気温、日中もあまり気温は上がらないようです。 すっかり冬模様。朝、近所の橋の上では、のろのろ運転で渋滞でした。 昨日は車両、冬タイヤに急きょ交換してもらいました。
先日、文化庁による文化財の修復から戻ってきた、重要文化財にあってきました。 写真は撮影禁止
この9月重要文化財に指定された地元田尻、小松に祀られている「木造千手観音座像」及び毘沙門天立像、不動明王立像にあってきました。 田尻では安置する場所が今はないので、大崎市松山にあずかってもらっています。 大事にしてもらっています。 平泉文化、平安時代、奥州に花開いた藤原文化、平泉文化の結晶、その一つと認められ始めたのがこの千手観音です。 東日本大震災の被害になって、文化庁に依頼、修復作業が終わって地元に里帰り。 修復の過程で、この仏像のただならない価値に気付き、等々重要文化財の指定を受けての凱旋なんですよ。昨年までは県の指定文化財。 少し前までは田尻のちょっとした文化財程度の物だった。
この写真は修復前の写真。 東北歴史博物館で展示された時の物。 今回の修復作業は千手をあるべきところに戻しています。 表面には薄い金が見えるのです。 かつては金の観音座像だったのですね。 美しいのです。 繊細なのですね。 かつてここに最高の文化があったのです。 観音座像の両側に2つの立像 毘沙門天立像、 不動明王像がつかえている。 他にも12神将もいますが、製作時代がもっと新しくなるようです。
平泉、藤原時代に造られたこれらの仏像 関東以北にはほとんどないほどの貴重な仏像です。 今、里帰りのこれら仏像、どのようにして田尻に安置できるのか検討されています。 個人的には、仏像の前で手を合わせることが望ましいのですが。 新しく作る田尻総合支所の敷地内に安置する、という案はきいています。 さてどうなのかな。 可能なら、900年間守ってきた小松寺近くの場所がいいのですが、難しいようです。 観音様の中でも百済観音、弥勒菩薩(京都、嵐山近くの寺)が特に気に入っています。 気品が感じられる。 わが田尻のこちらの観音座像、これはすごい。こちらも気品が溢れるすばらしいものと思うのです。奇跡の仏像です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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