こうのとりと蕪栗沼
蕪栗沼とコウノトリ2週間前程の地元新聞に、蕪栗沼へコウノトリが飛来したという記事載りました。コウノトリは京都の向こう、豊岡からはるばる1,000kmも離れた田尻、蕪栗に飛んできたのです。何故飛んできたのか?偶然と必然がここにあります。豊岡と蕪栗、実はご縁があったのですね。コウノトリにとっては大変重要な自然環境がこの2つの地域では以前より連携があったのでした。コウノトリはそれを知るわけはないのですが、蕪栗沼は日本で数少なく残された湿地帯、冬には北からの渡り鳥、春から秋にかけても様々な鳥達が飛来する棲みかとなっています。鳥達が食べる餌は周囲の田んぼにある落穂でもあります(色々論争あるのですが)。湿地帯があっただけでは足りないのですね。餌があってこそ長期間棲める環境といえます。豊岡ではこの蕪栗沼の人々、田尻の人々が取り組んでいました冬水田んぼと渡り鳥にとって棲みよい環境づくりという事業を遠くからこの土地にやってきて研究していたのですね。コウノトリがすみやすい環境づくりを学んでいたのでした。豊岡と環境と蕪栗沼の環境は良く似ていたのです。コウノトリもどこに降りるのか迷ったら、今まで棲んでいた環境に似た場所を選んだのでした。コウノトリの飛来、まさかでしたが、田尻の人も豊岡の人も予想はしていなかったことでしたね。 田尻大沢地区は大貫、蕪栗沼の南隣地区。ここにも毎年多くの雁が田んぼに飛来します。田尻は冬にはどこの地域にも白鳥、雁、鴨が飛んできます。