11月7日に続いて、キノコ栽培報告第4弾。今回登場するのはヒラタケ。今年の3月に、職場の敷地内に生えているのカエデの木を切り、4月に種駒を植菌して林の中で育ててきたもの。原木に種駒を打ち込む方法では、アラゲキクラゲなどを除けば、通常は本格的に発生するのは二夏を経過してからである。が、その年の秋に少量だけ発生することがあり、それをハシリキノコと呼ぶ。
で、これが今回発生したヒラタケのハシリキノコである。かつて、オガクズ栽培されたものが「シメジ」の偽名で流通したものだが、原木栽培のヒラタケを見たのは初めて。美しい灰色をしている。さっそくお鍋にして食べたところ、癖がなくて食感も良く、美味しく頂いた・・・と言いたいところだが、量が少なすぎて(笑)そのお味を楽しむまでには至らなかった。来年の秋の本格発生に期待したい。
ところで、今年に入ってから立て続けに原木栽培のキノコを紹介しているが、実はまだあと4種類ある。私は凝り性なので、調子に乗って(笑)様々なキノコに手を出し、まだブログに紹介していないものでは、シイタケ、ムキタケ、ナメコ、タモギタケがある。シイタケとナメコは昨年の春に植菌したもので、シイタケは本格発生が始まっているので間もなくブログに紹介できそうだ。ただ、ナメコは、本来は今年の秋から本格発生するはずが、置き場所が乾燥気味だったせいか、あまり上手く発生していない。来年の春になったら湿度の高い場所へ移動したいと思う。ムキタケはすでにハシリキノコがわずかに発生しているが、ブログにお披露目できるほどではない。タモギタケは梅雨時に発生するので、来年の初夏あたりに紹介できそうだ。ともかく、キノコ栽培は非常に面白い。