Paph. Amanda 'Begonia' AM/AJOS 開花
パフィオの赤花の名花、Paph. Amanda 'Begonia' AM/AJOS (Paph. アマンダ ’ベゴニア’)が貸温室の中で開花。1965年登録の比較的古い品種だ。3,4年ほど前に、ほとんど廃業状態で温室のヒーターも入れていなかったという洋蘭園で、すでに衰弱していた株を購入し、養生してきたもの。 アマンダと言えば、往年の赤花の名花の一つで、交配親としても多くの実績を残しているのだが、この個体は購入してからの初花ということで、色も形もまずますと言ったところか。肥料控えめ(・・・というか、忘れてた^^;)の栽培だったためか、色がややうすめ、本来はもう少し濃くなるはずだ。今年はちゃんと忘れずに肥料をあげなければ。。。 ちなみに、パフィオのロアーセパルは通常は1枚だが、この個体は2つに分かれる性質があるらしい。ネット上にある画像でも、やはり2つに分かれている。現在では忘れ去られてしまったこの個体、作出された当時は趣味家の間でどれほど持てはやされたのか、想像するだけで何だかワクワクする。カトレアもパフィオも、私がその年代の品種に憧れる理由の一つがそれである。この個体も、いつか立派に咲かせて表舞台に返り咲きさせてあげたい。