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2005.06.28
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カテゴリ:セミナー道

「30年かかってようやくここまで来ました。」

アップルコンピュータジャパン在職中に、Macintoshの日本語OS
「漢字Talk (KanjiTalk)」という名称を発案したゴッドファーザー
大座畑重光さんは、Squeakを感慨深げにご紹介されました。



さっそく私も持参したダイナブック!にダウンロードして、
クルマをお絵かき....すると、その絵がオブジェクトになって、
くるくる動き出すではないですか!!

先日、アランケイさんの講演会の話を縁メールに書いた時に、
スクイークについて予習していたのですが.....

 ▼世界ミーム博でブラックモアさんアランケイさんに会う~森島さん
 http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/RASHINBAN/20050524/106013/

やはり、読むと使うとでは大違い....。

きっと、クルマが動くだけの子供だまし....
と思った方もいらっしゃるでしょうが、

アラン・ケイ氏が構想した夢のマシン「ダイナブック」のごとき
ノートパソコンを皆で持参して、

プログラムを書いたことがない人たちが、
いきなり勝手に遊べてしまうのは、なかなか壮観です。

 

これは、日経広告研究所 主席研究員の岡崎 昌史さんが
世話人をされている「インターネット肴会」での非日常風景。

今回のご案内には、こんなメッセージがあったので
かけつけたのです。


>>6月は当会の世話人でもあります大座畑さんに、「SQUEAK」と呼ばれる
>>新しいパソコン教育ソフトについて話をしてもらいます。
>>
>>同時に、ソフトの入ったパソコンを用意して、
>>皆さんで実際に画像を作ったり、動かしたりします。
>>
>>このソフトはパソコンの父とも言われるアラン・ケイ
>>カリフォルニア大学教授が開発した優れたソフトです。
>>
>>出来合いのお絵書きソフトやゲームソフトではありません。
>>
>>実際に自分でプログラムを組み、コンピューター理解に
>>欠かせない論理思考が自然に身につくように設計されています。
>>
>>童心に帰り、道具として使っているパソコンをもう一度見直してみませんか



さっそく、その日以来、わが家のパソコンの中では、
ヘタウマのムシキングたちが暗躍しているのでした。

ご関心がある方は、大座畑さんの素敵な肖像写真と
以下のプロフィールなどをご覧になってから、
さっそくダウンロードして遊んでみてください。

かなり楽しめるはずです。

とっても重いソフトですけれど....





※テーマ:「いたるところDynabookマシン:Squeakで遊ぼう」

 Squeak(スクイーク)が日本語化され、日本の教育界でも導入が相次いでいます。
このソフトの概要の解説とデモを行います。Squeakは無料ソフトですので、iPodに
コピーされたMac OS X版とWindows版のCD-ROMを持参します。これらに対応する
ノートパソコン(FireWireポートを持つiBookなど、あるいはCD-ROMドライブをもつ
Windows機など)を持参いただければ、会場でコピーしていただき、実際にご自身が操
作しながら楽しむことが可能です。何台か事前に準備します。

※ゲスト:大座畑 重光さん(マッキンテリジェンス代表取締役)

※ 大座畑さんの略歴:(おおざはた しげみつ)1949年茨城県水戸市生まれ。筑波大学
大学院修士課程理工学研究科修了(人工知能研究室)。 84年アップルコンピュータジャ
パン入社、87年7月 マッキンテリジェンス株式会社創立。またマッカーズ(Mackers:
マッキントッシュ・プログラマーズ・グループ)の会長を務める。学生時代に書いた論文
「未来の人工知能自動車と交通流システムの一考察」(71年)が第3回オート・スカラシ
ップ(サンケイ新聞社主催)に入選、この頃から人工知能分野に興味を持つ。
  未来のパーソナルコミュニケ-タのモデル「航行めがね(NaviGlasses)」プロジェクト
や「メタパートナー(MetaPartner)」概念構築、また、コンピュータをより使いやすくす
るために人工知能研究の成果を取り込んだり、統合したりするための技術に興味を持ち
模索している。アップル在職中、Macintoshの日本語OS「漢字Talk (KanjiTalk)」という
名称を発案した。
 著書に「清水謙多郎監修:OSハンドブック」(漢字Talk7の章の分担執筆,ソフト・リサ
ーチ・センター)。 訳書にアリス・バークス,アーサー・バークス共著、大座畑重光監訳、マ
ッカーズ共訳:「誰がコンピュータを発明したか」,工業調査会(1998.7)。C.ケーラー著
(大座畑訳):「HyperCard-その偉大なパワー-」,アジソンウエスレイ・トッパン情報科学シ
リーズ,トッパン(1989.10)がある。
http://homepage.mac.com/ohzahata/

◆Squeakの説明:Dynabook(Personal Dynamic Media)とは1970年代初期に、当時
Xerox PARCの研究者だったアラン・ケイ博士が描いた理想的なパーソナルコンピュ
ータの概念の名称であり、そのソフトウェアシステムとしてSmalltalkというオブジェ
クト指向プログラミング環境が創出されました。
 SqueakはそのSmalltalkをさらに進化させ、子どもの創造性を刺激し引き出すために
も利用されることを視野に入れ、よりグラフィックスを強化したシステムです。
Smalltalkを進化させたグラフィックス・オブジェクトMorph(モーフ)概念を重点的に
解説・デモを行ないます。
 自分で描いた絵を自分で制御することで動かしたり、スクリプトを実行させることで
動かしたりすることが容易にできる。スクリプト実行中にそれ自身を修正してもそれが
実行に即反映(グラフィックスの動きにも反映)され、頻繁な試行錯誤に耐えられるシ
ステムです。これは画期的なことで、学校教育において、これを「本物の数学」や「本
物の科学」を教えるために利用しつつあります。

<参考になるWebページ>
http://homepage.mac.com/ohzahata/kyotoprize2004/index.html
・昨年11月にSqueakについて私がスピーチしたものが以下にあります。
http://www.apple.com/jp/usergroups/augm/tokyo200411/index3.html
・大座畑重光:アラン・ケイの講演,bit,Vol.22,No.2,pp.40- 43,共立出版(1990.2).
http://homepage.mac.com/ohzahata/bit-alankay/alankaylecture.html



久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp
http://t-galaxy.com/news/
http://jentle.co.jp/
http://t-galaxy.com/





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Last updated  2005.06.28 11:21:16


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