前回に続いて、東京モーターショー2005の「私的な見どころ」です。

モーターショーに行くと....クルマ好きは.....
大の大人であっても少年の心を取り戻せるのです。

先日、尊敬するアドバネクスの加藤社長とお会いした時も、
モーターショーの話で大いに盛り上がりました。

ご自身がデジカメで撮ったお気に入りグルマの数々を
パソコンのスライドショーで見せてくださった
加藤社長の目は、少年そのものなのでした。

というわけで、見どころを.....


■４　日本人女性デザイナーの名を取ったAKINO

　
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古きよきクラウンが好きな私は
いつかは観音開きのクルマに乗りたいと思っているのですが、

数ある観音開き系コンセプトカーの中で惹かれたのが、
沼地に生きる小動物のごときクライスラーのAKINO

実は、「あきの」とは、このクルマをデザインした、
同社の日本人女性デザイナーの名前だそうです。

昨今、クルマの中が、だんだんデザイナーホテルのごとき
良質インテリア空間に近づきつつあり、

ホンダステップワゴンもフローリングを奢ったりしていますが、
このクルマの涼しげな足元やシートにぜひ注目してください。

実は、２年以上も前になりますが、
トヨタのマーケター桑原さんのご仲介で、
わが愛車エスティマハイブリッドの松橋主査に、
リクエストしたことがあるのです。

オプションでいいから、檜や杉の香りがする
無垢板フローリングにして欲しいと．．．。

できれば、床下やドアに、備長炭や竹炭を敷きつめられる
ようにして欲しいとも．．．。

今回のエスティマハイブリッドは、
３列目が電動収納できるようになって便利なのでしたが、
「チルチンびと」を読むような人が喜びそうな
エコ内装になっていないのがちょっと残念なのでした。

シックハウスならぬシックカーが多い中、
乗るだけで、すがすがしい気持ちになれるインテリアの
クルマが発売されるのはいつでしょう？！


■５　コンパニオンよりホスト。女性重視のアウディブース

　
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お口が大きくなったアウディのクルマよりも、
ただならぬブースの雰囲気に感心しました。

モーターショーの華？女性コンパニオンがいません。
全部、若手の男性ばかり（社員か？プロのホストか？）

ということは、クルマは一切撮らない主義の
おびただしいカメラ小僧というかオジサマ群が
寄り付かないわけで、とても快適です。

アウディを支持して欲しいのは、実のところ
有名私立幼稚園、小学校に送り迎えする
ストーリー世代のお母様がたでしょうから、

これできっといいのです。

なるほど。


■６　車庫入れ簡単、クルリとピボ

　
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日産ブースは、ド迫力の日産ＧＴーＲプロトが
永遠の少年たちを魅了していたのですが、

私の好みはピボ

スバルのＲ２、Ｒ１に惹かれる小さなクルマ好きの私は、
斬新なコンセプトの三菱自動車「ｉ」に期待をしているわけですが、
ピボの前では、それも色あせてしまいました。

何しろ、キャビンが回るのです。

駐車場に頭から突っ込んでも、クルっと回って
再び頭からラクラク出発可能。

そのデザインは、クルッと回る必然性から生まれたものですが、
およそはじめて見る斬新さで、このまま発売されたら
（されないでしょうが）欲しいのでした。

それから、この手のメカニカルな動きが大好きな
サンダーバードファンの人に
ぜひ見ていただきたいのは、
オペルのアストラツイントップです。

今年流行の電動開閉ルールものの中では一番地味に見えますが、
その屋根の開き方閉まり方のマニアックさは他の追随を許しません。

３分に１回自動開閉しますから、あわせて注目を！


■７　一番欲しいのはコレ！　ダイハツＨＶＳ

　
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モーターショー出品のクルマで一台だけくれると言われたら、
私が選ぶのはダイハツのハイブリッドスポーツです。

なにせ４輪駆動のスポーツカーなのに　35km/リッターも走るのです。
フツーのスポーツカーの数倍、大型ＳＵＶの10倍は好燃費

プリウスと同じ燃費と言われればそれまでですが、
おそらく高速を走った時とエアコンを効かせた時に
大きな違いがでるでしょう。

ハイブリッド軽自動車UFE－III（Ultra Fuel Economy）は、
なんと軽自動車サイズで世界一の72km／リッターなので
こちらも惹かれますが

やはり、ちょっとレトロなシルエットに、最先端の技術....
というのが素敵なのです。

これは欲しくなりました。


ただ、何と言っても残念だったのは.....

フランクフルトショーには出品されていた
Ｃスポーツラウンジに出会えなかったこと。

このデザインで、
中身がエスティマ・ハイブリッドで、
内装をエコリフォームして、
iPod対応のフルAVカーにしてくれたら、
いまこの場で「買い物カゴ」に入れてしまうのに.....


　▼All About「東京モーターショー2005公式Ｔシャツの粋」
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　▼東京モーターショー公式サイト
　　http://www.tokyo-motorshow.com/


久米 信行＠縁尋奇妙
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