テーマ:社交ダンス(8679)
カテゴリ:映画のはなし
素晴らしい歌声で世界中を魅了してきたセリーヌ・ディオン。
ラスベガスのステージで今も活躍していると思っていたんですが、難病と闘っていたんですね。 彼女の闘病生活とこれまでの音楽人生を綴ったドキュメンターリー映画を見ました。 セリーヌはカナダの東に位置するフランス語圏ケベック州で、14人兄妹の末っ子として生まれました。 あの歌声の遺伝子を持つ人が14人もいるなんてね。 金髪かと思ってましたが元々は黒髪で、彼女の息子たちが黒髪な訳が分かりました。 子供の頃から歌の才能が突出していたようで、後に夫となるルネ・アンジェリルがマネージャーとなって世界に打って出るんですね。 最初はフランス語しか話せなかったので、英語を猛勉強したんですって。 大ヒットとなった映画タイタニックのテーマ『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』をはじめ、数々のヒット曲を持つ世界的歌手になりました。 癌を患っていた夫との時間を大切にしたいと芸能活動を何度か休止しますが、基本的にはラスベガスのステージに立ち続け、その間に徐々に病気は進行して行ったようです。 最初は原因不明の声が出しにくくなる症状だったのが、次第に痛みを伴う筋肉の硬直や痙攣となって、進行性の自己免疫系神経疾患『スティッフパーソン症候群(SMS)』と診断されたことを2022年に発表。 ツアーやコンサートを全てキャンセルして闘病生活に入りました。 大きな音や人との接触で誘発され悪化する100万人に一人の難病だそうです。 1968年生まれ、現在56歳。 『走れないなら歩く、歩けないなら這ってでも前進あるのみよ。』 歌への情熱は衰えていないようで、声帯が硬直して掠れ気味の声でレコーディングに挑んでいました。 自分はりんごの木だと言っていましたね。 ファンたちは美味しい果実を求めて並び、美しいりんごに手にして満足して帰り、また同じものを求めて並ぶ。 りんごの木には実が少なくなり、やがて枯れるけれど、それでもファンたちはりんごを求めて並ぶのだと。 涙を流しながら全身の硬直と顔面の痙攣に耐えている彼女は本当に辛そうでした。 もう頑張らなくていいのにと思ってしまいましたが、2024年グラミー賞のプレゼンターにサプライズ出演されたそうです。 このドキュメンタリー映画に合わせて、サントラ兼ベスト盤が発売されました。 『アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との戦いの中で~』(原題:I Am: Celine Dion)は、2024年製作のカナダ映画です。 監督はアイリーン・テイラー。 華やかなステージシーンや若い頃の映像も交えた感動的なドキュメンタリーでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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