テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:木管五重奏
(Fl: K.I 記)
本日は、弦楽6重奏のメンバーと同じ練習会場・時間帯でした。せっかくですので、互いの曲を聴きあいました。 こんな感想を頂きました。
ルネ王の暖炉は、他の演奏項目ブラームスやドヴォルザークのようなロマン派とは異なり、現代チックなので耳なじみがよくないのではと思われがち。(演奏しがち?) でも、私が初めてCDでルネ王の暖炉を聴いた時、はたして、理解しがたいと感じたでしょうか? いえいえ、とてもムードある美しい曲と思いました。考えてみれば、ミヨーは、バレエや歌劇の曲を数多く作曲している人です。ちゃんと演奏すれば、素敵な情景が目に浮かぶ音楽になるはずでしょうネ。 耳をひきつけるメリハリはどうしたら出せるのか? ロマン派のような感情的なメリハリではなく、情景のメリハリ。場面が次々に切り替わるような、そんな演奏をしたいのですが。 その課題の1つとして、p(ピアノ)、pp(ピアニッシモ)が重要となってくると思いました。 さて、管楽器の場合、そのp、ppというのが、意外とやっかいなのです。いくら音量を落としても"p"に聴こえない、と思った人、もしくは言われた人もいるかと思います。 弦楽器の場合、弓にかかる腕の重さや弦に接する面積で調節すると思いますが(たぶん)、管楽器の場合は、アパチュア(上唇と下唇の隙間)で息の出る量を調節します。その時、息のスピードが落ちると音程が下がります。また、唇に力が入ってしまうと、耳障りの悪いキリキリした音になります。これでは、音量を落としてもちっとも"p"に聴こえません。 ※参考までに「図1」をご覧下さい。 これがうまくできれば、まるで遠くから何気なく聞こえてくる“p”が出せるわけです。 ちなみに、“p”が美しければ、“f(フォルテ)”も芯のある美しい音が出せます。ファゴット、オーボエ、クラリネットは、さらに「リード」を振動させなくてはなりませんネ。 性質の違う5本の楽器が、美しい“p”を出せたとき、きっと表現の幅が広がるのだと思います。次回の練習で、いろいろ試してみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 28, 2007 03:54:11 AM
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