2回目の先生練習です。
前回それほど丁寧にやっていなかったので、2楽章からやりました。
Grave ed apassionato
- 冒頭を弾き出すと、すぐに「響きが違う」と言われてしまいました。
音程と音量バランスの問題のようです。チェロ以外は少し音量を落とし目にしました。 - 2楽章は全体に渡って音程が難しいのですが、チェロ以外の楽器は要所要所のフィンガリングを先生にアドバイスいただきました。
それにしたがうと、今までなんでこんなに苦労していたのだろうと感じるぐらいに楽になる箇所がいくつも...。
フィンガリングはとても重要だと改めて感じました。
Allegretto vivace
- 最初のpizz.の伴奏を8分の6拍子らしくした方がいいとのことでした。
そうすると見違えるように音楽が生き生きとしてきます。
そして、バイオリンの付点のリズムのメロディーは、16分音符をきつめにとった方がいいようでした。 - 全体的にppやpの音楽だけれども、大きすぎると指摘されました。差をつけるためにpを大きめに弾いていたのですが、やはり小さく弾いた方がいいようです。
TempoI(80小節目~)
- 90小節目に到達するまでの数小節が崩壊しやすいので、ちゃんと構造を理解しないとだめ、とのことです。
いまだに不安感があるので、要練習です。 - 95小節目~のagitatoはしっかりやり、98小節目でもとに戻るといいとのことでした。
- 110小節目~は一小節ごとにメロディーが第1バイオリン→第2バイオリン→チェロ→第1バイオリン→チェロと移り変わっていくので、メロディー以外は控えめにした方がいいようです。
Presto
- 143小節目の第2バイオリンの動きを出した方がいいとのことでした。
TempoI(164小節目~)
- 184小節目~の第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラに出てくる7連音符(4連音符+3連音符)で歌おうとして遅くなってしまっていたようですが、そうすると、楽章の終りに向けてどんどんゆったりしていってしまい、最後から9小節前にあるritard. moltoが効かなくなってしまうとのことです。
7連音符はむしろ先に行くぐらいのつもりで弾いた方が歌えるし、音楽が停滞しなくていいようです。
次いで、3楽章をやりました。
- 自分たちのテンポで弾き出したところ、それでは遅いとのこと。
Allegro energicoなのですが、energicoの感じが出ないようです。
先生の提示されたテンポでひととおり最後まで弾いたところ、細かい動きなど今は不慣れなせいもあり崩れてしまいましたが、雰囲気ががらっと変わり、確かにエネルギッシュさが出ました。
また、中間部の3連音符のメロディーラインもとても歌いやすくなりました。
ただ、このテンポで弾くには、もっと個々人の練習と慣れが必要です。
今は、これまでの遅めのテンポに慣れていて、速いパッセージで弓をたくさん使っているので、コンパクトに動くことを気をつければ、この速さにも対応できそうな気がします。
最後に1楽章です。
- 前回よりもよくなっているとのことでした。
- 練習番号1~、練習番号7~はちょっと崩れてしまうことがありました。
ここについては、今回も音程確認を行いました。 - 練習番号8~の第1ビオラのメロディーを、185小節目~第1バイオリンが弾きますが、歌い方が足りないとの指摘をうけました。
第1ビオラは男性、第1バイオリンは女性なのですが、先生のお話によると、男性の方がロマンチストで、色気のある演奏ができるそうです。
世界的に大変有名な某女性バイオリニストは、誰もが彼女のことを大変セクシーだと認めると思いますが、「色っぽい演奏は男性にかなわない」と言っていたそうです。 - 201小節目~は遅くした方がいいようです。
私たちはその前の209小節目でrit.しようとしていたのですが。前半も同じです。 - 1楽章の最大の課題はPiu moderatoでした。
やはり和音の音程が問題のようで、特に内声、第2バイオリンやビオラの音程が重要のようです。
また、217小節目~の第1バイオリンと第2バイオリンのメロディーの受け渡しをもっとスムーズにした方がよさそうです。
218小節目~は第2バイオリンがメロディーとのことです。
今回も、全体的に、音程をもっとちゃんとやりなさい、とご指摘受けました。
調性の中の、鍵となる音(ドミソの和音の音など)の音程が外れると、どうしても汚く聴こえるようです。
逆にいえば、そうした音の音程を確実にすれば、他の音が多少ずれてもそう気にならないというわけです。
各自、自分の譜面の中の、そうした鍵となる音を把握し、そこを確実に音程とる練習をする必要があります。
次回は4/29で、またもや第2バイオリンを除く4人の練習です。その次は5/10に第1ビオラを除く4人での練習です。
なかなか5人揃う日がありませんが、ともかく、次回は4人で、音程や先生の指摘されたテンポ変化や弾き方を固めていかないといけません。
(Vn:K.N.記)