テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:ベートーベン七重奏
今日はチェロの松本ゆり子先生にみていただきました。が、残念ながらファゴットはお仕事の都合で欠席でした。
通すだけで1時間近くかかる曲ですが、ポイントをおさえた練習で、また、時間の配分も絶妙で、非常に効率よくみていただきました。 主に以下のようなご指摘を受けました。 ・1楽章の冒頭や6楽章の冒頭は、最初の長い音は和音の提示ととらえ、次のフレーズと分けて感じた方がいい、また、停滞しないように細かい拍(16分音符や32分音符)を常にカウントした方がいいとのことでした。1楽章は1小節目のfのロングトーンと、2小節目のバイオリンのみのpは雰囲気を違えたほうがいいとのことでした。 ・1楽章全体を通じて、フレーズの変わり目(序奏からAllegroへの入り、53小節目のフレーズの切り替えなど)がうまくいかないとご相談したところ、入りをどうこうするより、前のフレーズの終わりの音の切りがしっかり決めることが重要とのことでした。確かに、例えば53小節目では、前のフレーズの終わりをしっかりみんなで決めると、次がとても入りやすくなりました。また、次のフレーズはやわかい雰囲気にしたかったのですが、そのためにはアウフタクトのブレスを細かくとるのではなく、2分音符で長くとった方がいいとのとでした。やってみると確かにそのとおりで、だいぶ前よりよくなったように思います。 ・このことは、4楽章のバリエーションでもまさに同じでした。次のバリエーションの入りがしっくりきていない箇所がありましたが、前のフレーズの終わりをしっかり作ることにより、次のフレーズの入りが自然に決まり、やりやすくなりました。 ・4楽章のVar.2のバイオリンは非常にあせっている感じなので、もっと余裕をもった雰囲気になるといいとアドバイスされました。具体的には、バイオリンはソリスティックに動いているので、テンポを多少動かして、音が跳躍する箇所など早めに入って時間をかけて弾いたりするといいとのことでした。なかなかすぐに、自然にやるのは難しかったですが、これから練習したいと思います。 他にも全楽章に渡り、フレーズをどう作るかということを中心にアドバイスをいただきました。全体的に曲想にめりはりがつき、以前よりもとてもしまった演奏になったと思います。 松本先生、どうもありがとうございました! (Vn:K.N.記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 16, 2009 02:41:23 AM
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